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ディズニーランドのマジックショーが原体験。渋谷で活動するテーブルホッピングマジシャン【MoG・19歳】

ディズニーランドのマジックショーが原体験。渋谷で活動するテーブルホッピングマジシャン【MoG・19歳】

「気になる10代名鑑」の828人目は、MoGさん(19)。マジック事務所に所属し、現在は渋谷の『MIYASHITA PARK』を中心に、飲食店を回ってマジックを披露しています。小学校のときの感動体験がマジックを始めるきっかけになったと語るMoGさんに、活動をするうえで大切にしていることや将来の展望について、根ほり葉ほり聞いてみました。

MoGを知る5つの質問

Q1. いま、力を注いでいることは何ですか?

マジシャンとして活動してます。『illus』というマジシャンの教育や派遣をしている事務所に所属していて、主に渋谷の『MIYASHITA PARK』の『渋谷横丁』という飲食店に出向いて、マジックを披露しています。お客さまに声をかけながらテーブルを回って、目の前でマジックを披露するんです。近い距離で見てもらうので、驚いたり、楽しんだりしてくれている様子を直に感じられるのが楽しいんです。これからは、渋谷以外の飲食店へも出向いていければと思っています。

他にも、慶應義塾大学のマジックサークル『慶應義塾大学奇術愛好会(KMS)』にも所属して。そこでは、言葉を使わずに広い会場で披露するステージマジックも練習しています」

Q2. 活動を始めたきっかけは?

小学生のころに、ディズニーランドでマジックショーを観たことがきっかけです。すごく感動しちゃって、自然と笑顔があふれていました。そこから、自分でもあんなふうにマジックで誰かを笑顔にしたいと思うようになったんです。

その後、親がマジック付きの雑誌を買ってくれて、練習を始めました。始めてみると、数学とマジックに共通点があることに気がついて。もともと数学が好きだったこともあって、それでますますマジックを好きになりました。

当時は、家族に見せる程度だったんですけど、やっぱり笑顔なってもらえるのがすごく嬉しくて。大学入学後に事務所とサークルに入って、本格的にマジシャンとして活動するようになりました」

Q3. 活動をするうえで大切にしていることは?

自己満足で終わらせず、あくまでお客さまの感動を大切にする、ということです。

普段から、自分がおもしろいと思えるマジックや、『不思議だなぁ』と感じるような新しいマジックを研究しているんですけど、それって自己満足な気もしていて……。自分がおもしろいと思っても、お客さんの反応が鈍いこともあるんです。なので、こうしたらもっと喜んでもらえるかなっていう工夫をしたり、常に改善点を見つけながら、ブラッシュアップしたりしています。

自分にとっては鉄板ネタとして披露しているマジックも、お客さまにとっては初めて観るものなので、いつも初演の気持ちで挑むようにしています。お客さまと一緒に、マジックで感動する体験を共有していきたいです」

Q4. 活動するうえでの悩みは?

飲食店では、テーブルを回って自分から声をかけるので、やっぱり断られることも多くて。実際、6回連続で断られてしまったこともあって、そのときは『向いてないのかな』って感じました。先輩に相談するなどして、どうやったら『見てみたい』って思ってもらえるか、研究を続けています。

断られたくらいで引きずっても仕方ないことなので、自分なりのメンタルケアも習得しながら、日々がんばっています」

Q5. 今後の展望は?

小学校のころに行ったディズニーランドのように、子どもたちが笑顔で輝ける楽しい空間をつくれる、おもちゃ業界に携わりたいです。

いまは大学に通っていて、そろそろ就職活動が始まります。マジシャンとしての活動は続けつつ、エンターテイメントの力で、もっとたくさんの人を笑顔にできるパワーの持ち主でありたいと思っています」

MoGのプロフィール

年齢:19歳
出身地:群馬県沼田市
所属:illus、慶應義塾大学、慶應義塾大学奇術愛好会(KMS)
趣味:コーヒー、旅行、バスケットボール観戦
特技:マジック
大切にしている言葉:辞は達するのみ

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Photo:Nanako Araie
Text:Serina Hirano

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Serina Hirano

エディター/ライター

東京と静岡の二拠点生活。現代を懸命に生きている若者を応援するため、フパラレルワーカーとして活躍中。インタビュー記事を基点とし、学生やスターアップ企業、まちづくりまで幅広く活動しています。ライター兼ディレクターとして、2024年からsteenzに携わる。

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