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創作を通してデジタル社会の自由と責任を考える。「10代のデジタルエチケット CREATIVE AWARD 2024」【Steenz Breaking News】

創作を通してデジタル社会の自由と責任を考える。「10代のデジタルエチケット CREATIVE AWARD 2024」【Steenz Breaking News】

世の中にあふれる情報から、10代が知っておくべき話題をお届けする「Steenz Breaking News」。今日は、デジタル上でのソーシャルエチケット意識を高めていくためのコンテスト、「10代のデジタルエチケット CREATIVE AWARD 2024」をご紹介します。

「#デジタル社会は自由だ」がテーマ

デジタル上でのソーシャルエチケットの意識を高めていくためのクリエイティブ作品を募集するコンテスト「10代のデジタルエチケット CREATIVE AWARD 2024」が、一般社団法人コンテンツ海外流通促進機構(CODA)によって開催されます。

もはや、生活の隅々までデジタルが入り込み、切り離すことはできない毎日を送っている10代。自由に、正しく楽しむデジタル世界を守るために、自分自身がどう行動するか、行動していきたいかを、クリエイティブ作品で表現するという企画です。

主催する一般社団法人コンテンツ海外流通促進機構は、日本制コンテンツの海外展開の促進と海賊版対策を目的に設立された団体です。

デジタルコンテンツというのは、流通させやすく、簡単にコピーができるのが利点である一方、権利者の権利が侵害されやすいという問題があります。インターネット空間における匿名性の高さが悪用されやすく、さらには利用者が権利侵害をしているという意識がないまま、加担していることもあるのです。

今回のコンテストは、それを解消するために実施されます。

「わたしたちにとってクリエイターの権利がなぜ重要なのか」「コンテンツ産業がどのように生活に関わっているのか」「コンテンツを取り巻く諸課題についてどのように解決すればよいのか」の3点を、「10代のデジタルエチケット」と定義。

10代がこうした問題を「自分ごと化」して考えるためのきっかけにすることを目的にしています。

応募の条件は2025年3月末時点で13歳~2024年4月1日現在で19歳であることと、「10代のデジタルエチケット2024年版」をすべて視聴していることの2点だけです(ただし未成年は学校や保護者の同意が必要)。

クリエイティブ作品は、JPG、JPEG 、PDF、MP4、MOV形式で、応募フォームからデータがアップロードできるものならなんでもOK。例えば、言葉で表現するなら、小説から講演、詩や俳句まで、あらゆる形態が想定されます。

同様に、映画やゲームといった動画コンテンツもOKですし、音楽や美術、写真、舞踊など、幅広い表現での応募が可能です。自分がいちばん得意な形式で表現することができそう。

審査員長には、画家や脚本家などとしてマルチに活躍するクリエイティブディレクターの大宮エリーさんが就任。審査員には社会起業家の大空幸星さん、弁護士の前田哲男さん、大分県立芸術文化短期大学准教授の野田佳邦さんが就任。さまざまな視点から、デジタルエチケットをテーマにしたクリエイティブ作品を審査します。

「テーマ」「ターゲット」「ストーリー」「ライツ」「オリジナリティ&クリエイティビティ」という5つの観点からおこなわれ、グランプリの他に、ベストエモーティブ賞、デザイン賞、グローバル特別賞、特別賞が設定されています。

ちなみに2023年度はキャッチコピーの募集がおこなわれ、 新潟県立高田高等学校の井口穂香さんの作品が最優秀賞となりました。

どんなものができるか、考えてみよう

応募締め切りは2024年10月31日(木)ということで、まだまだ時間はたっぷりあります。もしもクリエイティブな感性を試してみたいと思っている10代なら、チャレンジしてみてもよさそう。

TextItsuki Tanaka

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Itsuki Tanaka

ライター

フリーランスのライター。食、農、環境領域 /博物館好き/コーヒー、アイス、チョコも好き。

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