Teenage Realities

10代はどんなサブスクサービスを使っているの?これから欲しいサービスも聞いてみた【10代リアルVOICE】

10代はどんなサブスクサービスを使っているの?これから欲しいサービスも聞いてみた【10代リアルVOICE】

タイムリーな話題から、カルチャー、さらには社会問題まで、さまざまなテーマについて、リアルな10代の声を聞くシリーズ10代リアルVOICE

今回のテーマは「サブスクサービス」について。音楽や動画配信などではすっかり一般化したサブスクリプション型サービスですが、それ以外にも、スマホの充電器、自転車、ファッション、ホテルなど、どんどん広がっています。ではリアルな10代は、どんなサブスクサービスを使っているのでしょうか。4名のティーンに、現在使っているサブスクや気になっているサービスを根ほり葉ほり聞いてみました。

1. 瀬川悟さん「サブスクに登録するいちばんの理由は広告を見なくて済むこと」

18歳。「生まれ育った地域に恩返しがしたい」という思いで、地元・愛媛県西条市にて開催しているマルシェの実行委員長として活動中。

「YouTube Premiumに登録しているのと、Amazon PrimeやNetflixに加入しています。あとは、iCloudのクラウドストレージやAdobeのデザインツールのなど、いくつかのサービスに登録しています。音楽や映像系のサブスクリプションは、広告がないことがいちばんのメリットだと感じています。

これからあってほしいと思うサブスクリプションは、カメラなど、機材やデバイスのレンタルサービスです。使ってみたいデバイスはたくさんあるけど、ひとつひとつが高価なことから、なかなか手が出しにくくて……。ただピンポイントで使ってみたいと感じることもあるので、カメラなどを定額でレンタルすることができるサービスがあれば、使ってみたいと思っています」

笑顔と活気があふれるマルシェを開催!地域の魅力を再発見するイベントプランナー【瀬川悟・18歳】
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2. スティーン・カレンさん「化粧品のサブスクがあればうれししいです!」

17歳。中学生のときにアフリカの現状を知ったことがきっかけでアフリカの支援活動を志し、タンザニアのストリートチルドレンを支援するためのNGOを立ち上げて活動中。

「音楽や動画のサブスクを使っています。CDやDVDを作品ごとに買ったりレンタルしたりするのは、やっぱりお金も時間もかかってしまうので。サブスクリプションのおかげで、気軽に音楽を聴くことができたり、映画を視聴できたりすることができて、うれしいですね。

あったらいいなと思うサブスクは、化粧品やパックとかをいろいろ試せたり、使えたりするサービスです。化粧品は、使ってみないとわからないからこそ、少量でいろんな種類が使えるサービスがあれば、自分に合うものを見つけやすいんじゃないかなと思っています」

タンザニアでストリートチルドレンへの支援をする17歳。国際的な途上国支援団体を立ち上げるのが夢【スティーン・カレン・17歳】
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3. 髙橋由衣さん「洋服のサブスクがもっと高校生に浸透してほしいと思っています」

16歳。公民館を活用して、子ども食堂や学びの場といった、コミュニケーションが生まれる場所をつくれるよう活動中。

「サブスクのサービスって、とても便利だとは思うのですが、わたし自身は実際に使ったり、登録したりしたことはありません。

両親がサブスクに対して消極的なところがあって。それに、わたし自身も仕組みや内容自体をよく知らないこともあって。いろんなサービスがあるし、それぞれどんな契約なのかよくわからないと、手が出しにくいと感じています。

ただ、洋服のサブスクは気になっています。高校生にも、もっと浸透していってほしいと思っています」

公民館で子ども食堂や学び合いのイベントを開催。地域のつながりを生む場所づくりに奔走する高校生【高橋由衣・16歳】
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4. 金谷来音さん「作っている人たちに還元できない気がしていて、使っていません」

17歳。人間の生死や儚さを表現することをテーマに、歌や絵、短歌、朗読など、幅広い創作に取り組んでいる。

「未成年なので、わたし自身が自分のお金を自由に管理できないことから、サブスクリプションのサービスは使っていません。

あとは、音楽とか動画配信のサブスクリプションのサービスって、モノを作ってくださっている人たちに、あまり還元できていないイメージがあるんです。感謝の気持ちを忘れてしまう気がしていて、サブスクリプションのサービスを多用することは避けたいと思っています」

音楽や絵画、短歌、朗読まで、手法にこだわらず表現。人間の生死や儚さをテーマに創作するクリエイター【来音・17歳】
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10代ということもあるのか、たくさんお金かけているわけではないけれど、必要なサブスクリプションのサービスをしっかり見極めて、活用していることがわかりました。これからも多くのサービスが増え、ますます便利な世の中になっていくと思います。賢い活用方法や自分なりの楽しみ方を考えて、サービスを選んでいきたいですね。

Photo:Eri MiuraNanako Araie
Text:Serina Hirano

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Serina Hirano

エディター/ライター

東京と静岡の二拠点生活。現代を懸命に生きている若者を応援するため、フパラレルワーカーとして活躍中。インタビュー記事を基点とし、学生やスターアップ企業、まちづくりまで幅広く活動しています。ライター兼ディレクターとして、2024年からsteenzに携わる。

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