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環境月間がスタート!いつもより少しだけ地球環境について考えてアクションをする1か月に【Steenz Breaking News】

環境月間がスタート!いつもより少しだけ地球環境について考えてアクションをする1か月に【Steenz Breaking News】

世の中にあふれる情報から、10代が知っておくべき話題をお届けする「Steenz Breaking News」。今日は、環境月間についてご紹介します。

6月に入り環境月間がスタート

6月に入り、今年も環境月間がスタートしました。環境月間とは、環境保全について関心をもって理解を深めると同時に、積極的にアクションを起こすことが提唱されている1か月間で、環境省を中心に、平成3年度からスタートしました。ちなみに6月5日は、世界では「世界環境デー」、日本では「環境の日」となっています。

例年、この時期には、環境省をはじめ、さまざまな機関や企業、団体が、環境にまつわるイベントを開催したり、キャンペーンをおこなったりしています。例えば、「グリーンダンスチャレンジ」と題した、脱炭素をテーマにしたダンスチャレンジ企画を展開したり、環境省とTOKYO FMのラジオ番組「SCHOOL OF LOCK!」とがコラボして「“食の環境”クイズ王決定戦」を開催したりなど、といった取り組みがなされました。

企業や団体もさまざまなキャンペーンを実施!いくつかをご紹介

そして今年もさまざまなキャンペーンが実施されています。

例えば、認定NPO法人「世界の子どもにワクチンを 日本委員会」(以下:JCV)の取り組み。2023年から、6月の環境月間を「ペットボトルキャップ回収月間」とし、「キャップアクション」キャンペーンを実施しています。

ペットボトルキャップの写真に「#キャップアクション」とつけて投稿すると、1回の投稿につき、ひとり分のワクチンを途上国の子どもに寄付できます。昨年はInstagramのみの開催でしたが、8,671件もの投稿がありました。今年はX(旧Twitter)への投稿も可能なため、昨年以上の投稿数が期待できそうですね。

フランス生まれのトータル・ビューティーブランド、「ロクシタン」では、世界環境デーにちなんで定められた「L’Occitane Sustainability Month」というキャンペーンを実施。未来を考えるさまざまなアクションをおこなっています。

アクションのひとつ、「We Act投票」では、ロクシタンが社会貢献を目的に行っている6つの活動の中から、応援したいものに投票すると、ひとつの投票につき100円を寄付できるというもの。6つの活動の内容は、「植物の多様性を保護」「生産者をサポート」「地球の自然にやさしく」「女性の自立を支援」「視覚障がいへの取り組み」「伝統的芸術の継承」。昨年は「生産者へのサポート」の投票数が最も多かったそうです。昨年の寄付額は合計で5,696,800円にものぼり、各支援団体に寄付されました。

オンラインで投票可能なため、わざわざ店舗に足を運ぶ必要もありません。何かアクションを起こしたいけれど、特別なことをする時間がないという人にとっても、参加しやすいアクションですよね。

環境月間をきっかけに、環境問題に目を向けてみない?

さまざまな企業や団体が取り組みをおこなう環境月間。「何かしたいけれど、何をすればいいのかわからない」という人にとっては、一歩を踏み出すのにいいきっかけになるはず。一方で、普段から環境問題に関心をもっていたり、活動に取り組んでいるという人は、どのような活動をおこなっているのか、このタイミングでぜひ発信してみましょう。きっと、普段よりも注目されて、同じように興味をもってくれる人も増えるかもしれません。

とはいえ、ただ「環境月間だから」と受動的にキャンペーンに参加するのではなく、なぜこういう取り組みが実施されているのか、その背景にある環境問題そのものにも注目して、自分なりにできることがないか、考えるきっかけにしたいですね。

Text:Yuki Tsuruda

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Yuki Tsuruda

ライター

鹿児島県在住のフリーライター。販売職や事務職を経験後、2020年5月からフリーランスのライターへ。執筆ジャンルは、ものづくりやSDGsなど。

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