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エシカルの固定概念を変える、Z世代によるエシカルの祭典『エシカルエキスポ2024 TOKYO』レポート【Steenz Breaking News】

エシカルの固定概念を変える、Z世代によるエシカルの祭典『エシカルエキスポ2024 TOKYO』レポート【Steenz Breaking News】

世の中にあふれる情報から、10代が知っておくべき話題をお届けする「Steenz Breaking News」。今日は、Z世代が中心となってつくりあげる日本最大級のエシカルの祭典「エシカルエキスポ」についてご紹介します。

エシカルを盛り上げる若者が東京・渋谷に集結!エシカルエキスポとは

2023年に大阪で初開催され、2万人が来場した、日本最大級のエシカルの祭典「エシカルエキスポ」。“エシカルがカッコいい世界を当たり前にする”をミッションに掲げ、Z世代を中心に、企画・運営されているイベントです。

2年目の開催となる今年は、初めて東京で開催されました。5月25日と26日の2日間、渋谷ストリームにて開催された「エシカルエキスポ2024 TOKYO」には、3,000人が会場に足を運び、12,000人がオンラインで参加しました。

今回は、筆者が実際に会場に足を運んだ様子をレポートします。

学生団体も出展!Find Your Ethical エリア

「Find Your Ethical エリア」は、エシカルをテーマに、20もの企業や自治体、学生団体のブースが展示されたエリアです。Z世代のクリエイターや学生団体も数多く出展していて、最新トレンドを反映したアートやプロダクトが展示されていました。従来の展示会ではなかなか見れないような、フォトジェニックなブースも。

東京都西多摩郡檜原村のヒノキを使用したドリップコーヒーなどの販売やワークショップを行っていたのは、中央大学商学部の学生たち。木材製品を加工する中で発生するおがくずを再利用してつくられたクッキーは、来場客の注目を集めていました。

エシカルエキスポの目玉のひとつともいえるのが、企業×学生団体のコラボ展示。上智大学の環境活動サークル「GreenSophia」と衣料品ブランド「GUNZE」がタッグを組み、GUNZEが取り組むペットボトルの資源循環の取り組みや、プラスチック問題を考える体験型コンテンツが展開されていました。

会場に再現された、プラスチックがなかった時代の生活

エシカルにまつわるさまざまなトークを展開!Update My Ethicalエリア

「Update My Ethicalエリア」では、2日間で13もの登壇セッションが開催されました。サステナブルな社会の実現にアクションを起こしている企業と、エシカルな価値観を持つ若者の接点をつくるべく、Z世代の先輩世代の起業家や専門家を中心としたトークセッションが実施。

『社会課題をエンタメにするには』と題し、ショートムービーで社会課題の発信をおこなっている「RICE MEDIA」代表のトムさんと、「エシカルエキスポ2024 TOKYO」の実行委員長である西村海都さんによるトークショーも。思わず見たくなるニュースをつくることや、社会課題をエンターテインメント化する重要性などが語られ、Z世代の参考になることはもちろん、大人世代も大満足の内容でした。

同フロアには、多様なバックグラウンドをもった人たちによる「マイノリティーアート」の普及活動をおこなう「NPO法人CORUNUM」による、気に入ったアート作品の作者にメッセージを送ることができるブースも。

楽しく学ぼう!Enjoy Our Ethicalエリア

「Enjoy Our Ethicalエリア」には、思わず写真を撮りたくなるフォトジェニックなステージが登場! お笑い、アーティストライブ、ファッションショーなど、エシカルのイメージをくつがえすようなエンタメ性あふれるコンテンツが展開されていました。

有名インフルエンサー・ウンパルンパさんなどによるエシカルクイズ大会のコーナーでは、会場の参加者とインフルエンサーが一緒に、エシカルをテーマとしたクイズに挑戦!

また、応募者数100名の中から選出されたファイナリスト6名による「ETHICAL PLAYER CONTEST」では、高校生を含む参加者が、社会課題解決に向けた熱い想いを届けました。

気候危機、ジェンダー平等、難民問題など、山積する社会課題。まだまだ堅苦しい存在と捉える人や、何から始めていいかわからないという人も多い中、エシカルエキスポは、「ひとりの100歩より、100人の1歩」の大切さが体感できるイベントでした。

自身の理解をもっと深めたい人も、友だちを巻き込みたい人も、こうした参加しやすいイベントと訪れることから始めてみるのもいいかもしれませんね。

この週末はエシカルエキスポ2024大阪へ!

今回が初の東京開催となったエシカルエキスポ。「エシカルエキスポ2024 TOKYO」実行委員長の西村海都さん(右)は、「SNSで『#エシカルエキスポ』と投稿してくれる来場者や、数字には残らないたくさんの人とのつながりも得られるなど、とても手ごたえのあるものでした!」と2日間を振り返りました。

また、総合プロデューサーの飯田貴将さん(左)は、来る大阪開催に向け、「昨年の経験から改善を重ね、良いものを届けるぞという気持ちで準備を進めてきました。大阪会場は、ワンフロアにさまざまなコンテンツが詰め込まれ、イノベーションが期待できる大阪らしい仕掛けをしています。みなさんの参加をお待ちしています!」と意気込みを語ってくれました。

大きな盛り上がりを生んだ東京での開催に続き、6/15(土)・16(日)の2日間、グランフロント大阪で開催される「エシカルエキスポ2024 OSAKA」にも注目ですね。

Photo&Textkagar

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Kagari

ライター/エシカル・コンシェルジュ

フリーのライター/エシカル・コンシェルジュ。学生時代、100本以上のドキュメンタリー映画を通して、世界各国の社会問題を知る。事務職を経て独立後、ソーシャルグッドに関連する記事を執筆。都会暮らしからはじめるエシカルな暮らしを実践中。 Twitter:@ka_ga_r_i Instagram:@kagari_ethicallifejapan

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