「気になる10代名鑑」の679人目は左近航介さん(18)。神奈川県横浜市を拠点として活動する4人組バンド『おもかげ』で、ドラムを担当しています。自身の強みを真面目だと語り、それをスキルアップにつなげたいという意思をもつ航介さんに、活動をするうえで大切にしていることや将来の展望について、お聞きしました。
左近航介を知る5つの質問
Q1. プロフィールを教えてください。
「『おもかげ』というバンドでドラムを叩いています。映画『ボヘミアン・ラプソディ』を観て、クイーンのかっこよさに憧れたのをきかっけに、音楽を始めました。本格的にバンド活動を始めたのは、高校の軽音部に入ってから。本当に楽しくて、自然と、将来も音楽に関わる仕事がしたいと思うようになりました。
『おもかげ』に入る前、神奈川の軽音部のバンドが集まる『神奈川県高等学校総合文化祭系音楽コンクール』という大会があって、軽音部のバンドで決勝大会までいくことができたんです。その審査待ちの時間で、いまのメンバーである(日隈)貫太が話しかけてきて。『いま高校で組んでいるバンドが落ち着いたら、一緒に組まない?』と誘ってくれたんです。
やっぱりバンドを仕事にできたら最高だなって気持ちがあったので、即答でOKしました」
Q2. 活動するうえで大切にしていることは?
「『何事にも目標を決めること』がモットーです。ライブに出演するときは、いつも自分なりの目標を立てているんです。次のライブでは、シンバルの音色を叩き分けるのが目標。ライブの後には、達成度を評価するために録音を聞き返したりして、次に活かせるところはないか、振り返っています。このルーティーンが技術力の向上に役立っている実感があります。
最近では、自分の演奏を研究することも大切にしています。自分の演奏を撮影した動画を見返して、フォームやフレーズで改善できる場所がないか考えたり、自分が尊敬しているドラマーの動きと比べて、自分と違う場所を探したりするんです。
こういうふうに、とにかく愚直に努力できることが自分の強みだと思うので、これからも続けて、スキルアップにつなげたいです」
Q3. メンバーそれぞれに対しての思いを教えてください
「ゆうせい(写真左端・ベース)は、最初、あんまり喋らなさそうだな、内気なのかなって印象だったんですけど……(笑)。ちょっと変わっていて、面白い人間です。グループの大事な局面では、ちゃんと意見を言ってくれるから、いざというときにはすごく頼りになります。
(日隈)貫太(写真右から二人目・ギターボーカル)は、第一印象からいままでずっと、本当にちゃんとしている人だなって思ってます。グループを引っ張ってくれるだけあって、貫太についていけば大丈夫だって思える。未来のビジョンもしっかりあるし、それに近づくにはどうしたらいいかを常に考えていて、頼れる存在です。
えいと(写真右端・ギター)はとにかくコミュニケーション能力が高い! 僕はけっこう内気なんですけど、えいとはすごく話しやすいし、バンドに欠かせないキャラクターをもっています」
Q4. 活動する中で、不安に感じることはありますか?
「やっぱり同世代のバンドのドラムがすごくうまいと、ちょっと焦ってしまうことがあります。自分の技術で、本当にプロの世界についていけるかなとか、同じレベルで戦っていけるかな、と考えてしまうことも……。でも、とにかく練習して上達するしかないし、何事もポジティブに捉えて、将来の糧にしようと切り替えています。
あとは、大学の勉強とバンド活動の両立が難しいことですね。スケジュール管理が大変です。勉強も音楽も、もっと計画性をもって取り組めるようになりたいです」
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Q5. 将来の夢について教えてください
「たくさんの人に『おもかげ』の音楽を届けるのが夢です。具体的な目標は、東京ドームでライブをすること! ちょうど1年くらい前、ONE OK ROCKの東京ドーム公演を観に行ったとき、真ん中に立つアーティストのかっこよさや、大勢の観客の熱量に、改めて衝撃を受けて。あれくらい大きい会場で、自分たちの音楽と言葉を響かせたいと思うようになりました。
僕たちは音楽をつくることしかできないけど、その音楽が誰かの心の拠り所になってほしいし、たくさんの人の生活の一部になってほしい。そんな音楽を届けられるバンドになりたいです」
左近航介のプロフィール
年齢:18歳
出身地:神奈川県横浜市
所属:おもかげ
趣味:サッカー
特技:たくさん寝ること
大切にしている言葉:一番ダメなのは自分なんてだめだと思い込むこと(ドラえもん)
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皆んなで歌うとこ好き
少しでも誰かに元気を与えられれば幸 https://t.co/QXcYWrygoq
— こーすけ (@kosuke__dr) April 5, 2024
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Photo:Eri Miura
Text:Kanon Yoshizumi