![大学を中退してファッションの名門学校へ。世界で通用するファッションビジネスの専門知識を獲得中【吉岡優豪・19歳】](https://steenz.jp/wp-content/uploads/2024/05/007-16-scaled.jpg)
「気になる10代名鑑」の688人目は、吉岡優豪さん(19)。在学していた大学を中退し、4月から文化服装学院に入学。服づくりやファッション業界のビジネスについて、横断的に学んでいます。吉岡さんの創作活動への思いや今後の展望に迫ります。
吉岡優豪を知る5つの質問
Q1. いま、力を入れて取り組んでいることを教えてください。
「今年の4月に、文化服装学院のファッション流通高度専門士科に入学しました。ここでは、国際的な感覚を身につけながら、新たなファッションビジネスを展開していくための勉強ができるんです。
座学だけでなく、原宿などのファッションが生まれる街でのフィールドワークを通して、多角的な視点からファッションビジネスについて学んでいます。自分たちの代は、新1年生が18人という少数精鋭のクラスで、しかもその半分が海外からの留学生ということもあって、さまざまなカルチャーから見たファッションについて、学んでいこうと思っています」
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Q2. 活動を始めたきっかけは?
「もともとファッションはずっと好きで。でも、趣味程度でいいかなと思っていたんです。だから、高校を卒業して、早稲田大学の国際教養学部に進学しました。早稲田にいたときから文化服装学院のことは知っていましたが、来世だったから入るかなという感じでした。ただ、大学に入っていろんな授業を受けたり、いろんな人と話したりしていくうちに、やっぱりファッションに関わりたいという気持ちが芽生えて。
振り返ってみると、これまでの人生で、あまり攻めた経験をしてこなかったなと思ったんです。そこで、どうせ同じ時間を使うなら、“できること”ではなく、“やりたいこと”に使おうと思って。今年の初めに大学の中退を決意しました。文化服装学院で大好きなファッションについて学び、職業として向き合うことにしたんです」
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Q3. 活動する上でのテーマは?
「性別にとらわれず、自分の着たい服を着ることを大切にしていて。そうしたら自然と、黒い服を着ることが増えていきました。黒は自分にとって中性的で、いい意味で普遍的な色。そんな黒がもつ魅力をテーマに、服づくりをしていきたいと考えています。
あと、基本的にずっと髪色が派手なので、黒を着ると髪色が映えるということもあります(笑)」
Q4. 自身のクリエイティブに影響を与えたものは?
「いわゆる地雷系や地下アイドルを中心に、サブカル全般から影響を受けていると思います。高校からバンドを組んでいて、いまもライブ活動を続けているので、音楽の影響は大きいです。
とくに惹かれたのは、『REIRIE』という、黒宮れいと金子理江によるアイドルユニットのステージ衣装。一点もののハンドメイドニットを展開するブランド『縷縷夢兎』のもので、デザイナーの東佳苗さんは、文化の卒業生なんです。自分にとっては、憧れの存在です」
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Q5. 今後の展望は?
「目標は、ファッションデザイナーとして活躍することです。まずは文化のファッションショーで発表して、注目されるような作品をつくってみたいし、いつかは企業との仕事もやってみたいです。
また、ファッションだけでなく、経営にも興味があって。大学を辞めてまで入った文化のファッション流通高度専門士科なので、ビジネスの場で使えるような知識や人脈も培っていきたいです。
これからも、“できること”ではなく、やりたいことや思い切ったことにチャレンジする気持ちを、持ち続けていきたいです」
吉岡優豪のプロフィール
年齢:19歳
出身地:石川県金沢市
所属:文化服装学院ファッション流通高度専門士科
趣味:音楽を聴くこと、歌を歌うこと
特技:ベースを弾くこと
大切にしている言葉:夢幻泡影
吉岡優豪のSNS
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Photo:Eri Miura
Text:Ayuka Moriya