Steenz Breaking News

一杯のコーヒーから良いことが循環する。JR上野駅構内にソーシャルグッドなコーヒーショップがOPEN【Steenz Breaking News】

一杯のコーヒーから良いことが循環する。JR上野駅構内にソーシャルグッドなコーヒーショップがOPEN【Steenz Breaking News】

世の中にあふれる情報から、10代が知っておくべき話題をお届けする「Steenz Breaking News」。今日は、JR上野駅の構内にオープンした、ソーシャルグッドなコーヒースタンドをご紹介します。

就労支援のアクションを先導するエキナカのコーヒーショップ


1日に15万人近くが利用する巨大なターミナル駅である東京・JR上野駅。そんなスポットに欠かせないのは、気軽にコーヒーを楽しめるコーヒースタンド。通勤の慌ただしい朝や、ほっとひと息つきたい昼下がり。あるいは休日のショッピングの合間など、日常のさまざまなシーンに寄り添ってくれます。

そんな駅でのコーヒーを、ソーシャルグッドに楽しめる『ソーシャルグッドロースターズ エキュート上野店』が、2024年3月21日、JR上野駅構内にオープンしました。

提供されるのは、現地との公平な取引によって取り寄せた無農薬・高品質の生豆を、丁寧な手仕事と熟練した技術で焙煎した、5種類から選べるオリジナルブレンドドリップコーヒーコーヒーをはじめ、エスプレッソやカフェラテ、カプチーノなどのドリンクメニュー。さらに、都内の福祉施設との協働から生まれたこだわりの焼き菓子やビーントゥバーチョコレートなども販売されています。

ソーシャルグッドロースターズでは、オープンから3年以内に、10名の障がい者雇用を目標とする就労支援プログラムも発表するなど、ターミナル駅の駅構内のコーヒーショップとしては画期的な取り組みを実践しています。エキナカ×就労支援のアクションを先導する事例といえるでしょう。

“人のためのコーヒー”を起点とするソーシャルグッドロースターズ

ソーシャルグッドロースターズは、千代田区との協業で設立され、「Leave No One Behind(誰ひとり取り残さない)」を掲げるビーンズという一般社団法人が運営しています。店頭で提供されるコーヒー豆の焙煎や、販売される焼き菓子の製造の製造、さらには店頭接客まで、障がいのある人々を雇用して、彼らがコーヒーに携わる仕事を通して自立することをめざしています。

同時に、コーヒーの品質にも余念がなく、コーヒー豆の生産から一杯のコーヒーが提供される過程においての品質管理を徹底し、最高峰の焙煎機を使用するなど、味と品質を追求したスペシャルティコーヒーを提供しています。コーヒー豆は、生産者やコミュニティのサステナビリティをめざす“フェアトレード”を実践するコーヒーサプライヤー、オリジンコーヒーグループから入手しています。

ご自宅で楽しめるコーヒーたちも

店頭やテイクアウトで楽しめるコーヒー以外にも、おみやげにピッタリのプロダクトも。上野のアイコンともいえるパンダのパッケージが目を惹く「ウエノ・ブレンド」は、東京土産やプレゼントにもぴったりです。コーヒー豆(5種類)、ティーバッグ式のコーヒーバッグ(5種類)、コーヒーリキッド(2種類)の3種が展開されており、どれもご自宅のコーヒータイムをアップデートさせてくれそう。

人を中心にコーヒーが循環する明るい未来を

長年、コーヒー農家や生産者の人権・労働問題を世界的に抱えるなど、多くの社会的課題が叫ばれてきたコーヒー産業。ソーシャルグッドロースターズの福祉×サスティナブルな取り組み、そしてこだわりのたっぷり詰まった一杯のスペシャルティコーヒーから、世界が少しずつ良い方向に変わっていき、それが循環していく……。そんなソーシャルグッドなアクションに、コーヒーを楽しむという気軽な行動で参加するのも、いいかもしれませんね。

ソーシャルグッドロースターズ エキュート上野店 店舗情報

住所:東京都台東区上野7-1-1 JR東日本上野駅改札内3F
営業時間:月~金 8:00~22:00/土日祝 9:00~21:00
URL:https://sgroasters.jp/

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ライター/エシカル・コンシェルジュ

フリーのライター/エシカル・コンシェルジュ。学生時代、100本以上のドキュメンタリー映画を通して、世界各国の社会問題を知る。事務職を経て独立後、ソーシャルグッドに関連する記事を執筆。都会暮らしからはじめるエシカルな暮らしを実践中。 Twitter:@ka_ga_r_i Instagram:@kagari_ethicallifejapan

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