「気になる10代名鑑」の659人目は、Feynaさん（16）。中学3年のときにアメリカに行ってダンスを体感したことで、いつか必ずダンスの本場で活躍するという目標を抱き、日々練習しています。ダンスチームに所属しながら、SNSでの発信活動にも熱心に取り組んでいるFeynaさんに、ダンスを始めたきっかけや意識していることなどを聞いてみました。
Feynaを知る5つの質問
Q1. いま力を入れている活動は？
「アメリカで活躍するダンサーをめざして、毎日レッスンと練習を頑張っています。
ダンスは中学生のころから習い始めたのですが、ショーケースでカッコよく踊っていたダンサーと出会ってから、その人が所属している『CJDA』というパフォーマンスチームに入りたいと思うようになって。2年前にオーディションを受けて、入りました。全員がそろった最高のパフォーマンスを届けるために、高い意識をもってショーでダンスを披露したり、動画を発信したりしています。
それと並行して、CJDAの同期のゆみとふたりで、ダンス動画の発信をしています。ダンサーとして生きていくって考えたとき、ただ上手なだけじゃきっと埋もれちゃうから。みんなの目に留まる、魅せ方がうまいダンサーになるべきなんだっていう話をよくしています。
ダンス自体にこだわるのはもちろん、撮影方法やメッセージ性なども工夫しながら、動画をつくっています」
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Q2. 活動を始めたきっかけは？
「世界に目を向けるきっかけになったのは、アメリカへの短期留学です。中学2年生の最初にヒップホップダンスを始めてから、ダンスにのめり込んで、本場のダンスを見てみたい！と思って。両親に頼み込んで、中学2年生の春に1週間アメリカに行きました。
アメリカには、”モンスター級”のダンスにたくさん触れることができて。実力も表現力もケタ違いのダンサーたちに圧倒されながらも、必死で食らいつきました。最終的には、講師の方からピックアップしていただいて、レッスン生全員の前で踊ることができたんです！
まだまだ技術的には未熟だけど、『やってやれないことはないんだ！』と自信がついて。絶対にまたこの場所に戻ってこようと決めたんです」
Q3. 活動で意識していることは？
「大きな目標を達成するために、それを達成するための小さな目標を細かく立てるようにしています。それをひとつひとつ地道にクリアして、ステップアップしていくことが大事だと思っていて。
たとえば、毎回のパフォーマンスで、センターや前の列の立ち位置をめざすのもそのひとつ。といっても、いつも結果がついてくるわけじゃないので、与えられた立ち位置に悔しい思いをすることもあります。
でもそんなときこそ、自分の実力を素直に受け入れて、少しでも良いところで踊れるように頑張ろう！と切り替えるようにしています。細かい部分に意識を向けながら、ひたすらたくさん練習することが、大きな結果になると信じてます」
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Q4. これまでの活動のなかで、影響を受けた人は？
「CJDAのディレクターのSotaくんです。正面から課題点を指摘してくださるので、何が足りないのかを”自分で”考えることができて、それがスキルアップにつながっていると思っていて。憧れのSotaくんに助言いただきながら、より一層ダンスに打ち込むようになりました。
また、ゆみの存在も大きいです。ゆみはミュージカルダンスを経験しているので、感情豊かな表現方法を提案してくれるんです。自分にはないものを多くもっているので、一緒にダンスをつくっていると、勉強になることが多くて。
将来や進路のことを話すこともあるけど、ゆみは具体的なビジョンをしっかりもって行動しているのが、かっこいいなと思っていて。わたしもいま以上にやりたいことを明確にして、丁寧に活動しようと思えたんです」
Q5. 今後の目標は？
「いちばんの目標は、アメリカでダンサーとして活躍すること。決して脇役じゃない、ひとりの主人公として、存在感のあるダンサーになりたいんです。この夢を叶えるために、活動拠点をアメリカにすることを中間目標にしていて。いまは、アメリカの高校卒業資格を取るプログラムにも参加しています。あと英語の勉強も頑張っています。
そしていつかは、日本にもダンスの楽しさを届けられるような活動をしたい。みんなにとっても、ダンスがもっと身近になったらいいなと思っていて。日々の練習でダンススキルを磨きながら、ゆみとの発信活動を通して、表現力をさらにつけていきたいです」
Feynaのプロフィール
年齢：16歳
出身：千葉県
所属：CJDA
趣味：おいしいものを食べる
特技：ダンス
大切にしている言葉：とりあえずやってみよう
FeynaのSNS
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Photo：Nanako Araie
Text：Chihiro Bandome
