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初監督作品が映像コンテストのグランプリを受賞!自身の体験と社会への思いを脚本に込める大学生監督【瀬名亮・19歳】

初監督作品が映像コンテストのグランプリを受賞!自身の体験と社会への思いを脚本に込める大学生監督【瀬名亮・19歳】

「気になる10代名鑑」の649人目は、瀬名亮さん(19)。小さいころから「お話づくり」に魅せられ、脚本と監督をつとめた映像作品が『講談社シネマクリエイターズラボ』の第1期の優秀賞を受賞するなど、実績を積んでいます。先日、20歳になったばかりという瀬名さんに、10代としての最後の思いや創作を始めたきっかけや、次回作の展望について、お聞きしました。

瀬名亮を知る5つの質問

Q1. いま力を入れている活動について教えてください

映画の脚本を書いて、監督をしています。最近では、『講談社シネマクリエイターズラボ』の第1期の優秀賞に選んでいただいた『美食家あさちゃん』という作品を撮りました。

脚本は、自分自身の経験からインスピレーションを受けて、つくることが多いです。良くも悪くも、大きく感情を動かした自分の経験が、ベースになっています。『美食家あさちゃん』も、わたしが外見コンプレックスになって苦しんだ経験がもとになっていて。寝る直前にストーリーを思いついて、一気に書き上げた作品です。

監督としては、脚本をどうやって映像にするか、すごく悩みます。『美食家あさちゃん』の場合は、かわいい雰囲気の画面になるようにしたくて。事前にスタッフの人たちとよく打ち合わせをして、美術やメイク、衣装もすごくこだわっています。ブランドの広報担当になりたいと思っていた時期もあるので、劇中で使う服や美術の打ち合わせをしているときは楽しいですね」

 

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Q2. 活動を始めたきっかけは?

小説を読むのが好きだったのと、国語が得意だったので、自然と小説家になりたいと思っていて。ただ、高校生くらいのときに、いざ書いてみたら、想像していたより全然書けなくて。キャラクターの設定や、起承転結の途中までは書けても、その先がうまくつくれなくて……。

そんな時期に、憧れていた作家さんが高校生のときに書いた作品を読んで、あまりのクオリティの高さに落ち込んでしまったんです。それで小説家になるのは諦めました。大学も文学部を選ばずに、経営学部に入学したので、お話づくりからさらに遠ざかったんです。

だけど、大学に入学してすぐ、まわりがもう就職の話をしていて、『このままだと、死ぬまでお話づくりができないかも……』と感じて。それで小説じゃなく、脚本づくりに挑戦しようと思いました。シナリオの作り方を勉強してから、初めて応募した『Hulu U35 クリエイターズチャレンジ』というコンテストでファイナリストに選ばれ、制作した作品でグランプリを獲ることができました。監督や脚本家をやっていきたいと思うきっかけになりました」

 

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Q3. 印象的だった出会いについて教えてください

二人三脚で作品作りに付き合ってくれるプロデューサーさんや、担当編集さんなど、信頼できる大人の方との出会いです。

脚本を書いているうちに、なんだかとてもつまらないものに思えてくるときがあって。そうすると、どんどん自信がなくなっていくんです。そんなときに、『瀬名さんの思うままに、やりたいことをやってください。信じています』と声をかけてくださって。人間性も仕事ぶりも立派な人たちが、そんなふうに言葉をかけてくれるっていうのが、夢みたいで、力をもらいました。

また、『美食家あさちゃん』に出演してくださった、池田朱那ちゃんと菅田愛貴ちゃんが、撮影中すごく親身になって接してくれたんです。ふたりともすごく役を愛しているのが伝わってきて、嬉しかったです。難しいシーンが続いても、疲れを出すことなく演技にのぞんでいて、俳優さんのすごさを再認識しました」

Q4. 実現したいビジョンがあれば教えてください

誰もが自分らしく生きて、幸せになることを選べる社会をつくりたいです。わたしが書く脚本は、昔苦しんでいた自分に向けて書いた部分もあって。以前はまわりからどう見られているか、すごく気になって……。でも作品を作るうちに、そんなことはどうでもいいことなんだな、自分が幸せなことが大切なんだなって思えるようになりました。

子どものころは、人の夢をバカにすることなんてないのに、大人になったら、大きな夢をバカにするような風潮が生まれてくる。そんな世界では、自分の夢を叶えるために戦うことも難しいですよね。だから、わたしの作品で、『自分が幸せでいられたら大丈夫なんだ』ということを表現して、まわりにとらわれず、自分の夢や幸せのために努力することが選べる社会に近づけられたらいいなと思っています」

Q5. これからの展望について教えてください

映画だけでなく、小説や漫画原作などにも挑戦したいです。できれば、大学生のうちに実現させたい夢です。

次は恋愛ものに挑戦したいと思っていて。特に、女の子どうしの恋愛について書きたい気持ちがいまは強いです。『自分らしく生きて、幸せになることを選択できる社会をつくりたい』というビジョンにもつながるのですが、わたしのまわりにも、好きになる人の性別にとらわれない人がいるし、自分もフラットな価値観をもっていたい。

人と人として、自然に出会ったふたりが、さまざまな出来事を乗り越えていくうちに、恋愛感情が芽生えていく……そんな物語もつくりたいです!」

瀬名亮のプロフィール

年齢:19歳
出身地:千葉県成田市
趣味:Wikipediaの関連ワードのリンクを読んで回ること
特技:CMに出ている俳優の事務所と名前を当てること
大切にしている言葉:幸せを勝ち取ることは不幸に耐えるより勇気がいる

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Photo:Nanako Araie
Text:Kanon Yoshizumi

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Kanon Yoshizumi

ライター

2004年生まれ、東京都出身。上智大学文学部在学中。麵処巡りと都内の美術館、有名建築の見学が最近の趣味。Steenzでは、2023年6月より「気になる10代名鑑」のインタビュー記事の制作に関わる。

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