Teen's Snapshots

“夢かっこいい”がキーワード。子どものときに惹かれたような、直感的なかっこよさにこだわるミュージシャン【sikurehayu・19歳】

“夢かっこいい”がキーワード。子どものときに惹かれたような、直感的なかっこよさにこだわるミュージシャン【sikurehayu・19歳】

「気になる10代名鑑」の650人目は、sikurehayuさん(19)。「夢かっこいい」という言葉をキーワードに音楽活動をおこなっています。将来的には、音楽活動で得た知名度を、社会をよくするために使いたいと話すsikurehayuさんに、印象的だった出会いや、今後の展望についてお聞きしました。

sikurehayuを知る5つの質問

Q1. いま、力を入れていることについて教えてください

音楽活動をしています。楽曲は、YouTubeやSpotifyなどで配信しています。どこかほの暗くて、心地いい電子音と、聴きやすい声と歌詞の組み合わせが強みです。曲がドラマチックになるように、クラシック音楽や映画音楽の要素も取り入れたいので、電子音楽の中に、弦楽器やパーカッションの音を使用しています。

『夢かっこいい』ということばをキーワードにしていて。子どものころって、たくさんの人が、仮面ライダーや恐竜、宇宙にロマンを感じてたと思うんです。僕は、そういう素直で直感的なかっこよさをずっと大切にしていきたいと思っていて。子どものころにもっていたような感覚に刺さる“かっこいい”ものを探して、それを音楽に落とし込もうと、作詞作曲をしています」

Q2. 印象的だった出会いについて教えてください

以前Steenzにも出演していた西脇駆くんに影響を受けています。彼がいなかったら、創作活動をやっていたかわからないくらい、彼の存在が大きくて。創作に対する情熱や、ストイックな部分をすごく尊敬していて、刺激をもらっていますね。

また、僕の楽曲を聴いてくれる人たちとの出会いも、大きなモチベーションになっています。西脇くんが通っている文化服装学院で、僕の曲をたくさん紹介してくれて。文化服装学院で行われたライブにも出演させてもらいました。そのときのライブの主催者の人が、僕の楽曲をずっと聴いてくれるみたいで。最近も新曲をリリースしたのですが、感想をDMで送ってくれたんです。感想をもらえると、やっぱり嬉しいし、モチベーションになりますね」

 

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Q3. 実現したいビジョンがあれば教えてください。

聴いてくれた人が、自分自身のことをかっこいいと思える、自信につながような曲を作り続けたいです。そして“夢かっこいい”世界観を、もっと社会に広めていきたい。

また、音楽で有名になったら、社会をよくするための活動にも力を入れていきたいと思っています。アメリカだと、アーティストが政治的立場を発信することが当たり前であったり、それによって、実際の選挙結果に影響を与えることもありますよね。音楽活動で得た知名度を、社会が正しい方向に向かうために使うのって、すごく魅力的なことだと思うんです。

特に、戦争をはじめとする、人の血が流れるような争いについて、もっと考える必要があると思っています。ニュースで、ガザの子どもが殺害されたり、平和の望む人たちがひどい目にあったりしているという報道を見ると、本当に暗い気持ちになります。その一方で、自分は安全なところにいて、すぐにできることがなくて……。それで無力感で苛まれることもあって。早く音楽で有名になって、解決すべき課題に対してアプローチできる力をつけたいです」

 

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Q4. 影響を受けた人について教えてください

『メガシンノスケ』というシンガーソングライターと、『PASTASTA』という6人組で活動している、JPOPグループです。『メガシンノスケ』は、どんどん有名になってきているアーティストで、モチベーションを刺激してもらっています。題材にするものや、マインドが近い部分もあるので、親近感を持つこともあるんです。

『PASTASTA』は、僕の音楽の許容範囲を広げてくれました。もともとアニソンが好きで、聴く曲のジャンルも、いまよりは偏りがあって。だけど、『PASTASTA』の『スナメリスモーク』という曲で、電子音や音割れしたようなサウンドの良さに気づき、作曲に取り入れるようになりました。最近は、『PASTASTA』と『peterparker69』という音楽ユニット、そして『gabbystart』というアーティストの合同ライブで知り合った海外在住の子と、一緒に音楽を作ることになって、今からワクワクしています」

Q5. 将来の夢や展望について教えてください

海外の大規模なゲーム大会で、テーマ曲を担当したいなと思っていて。海外の大会って、賞金や観客も桁違いで、会場も大規模なので、音楽にもすごく力を入れているところが多いんです。壮大な世界観をもった曲がすごく好きなので、大きな会場で、自分の好きな曲を響かせられたら、最高の気分になるだろうなって。

それから、いろいろな人とコラボしたいです。特にラッパーとコラボしたくて。僕は想像上のものをよく題材にするのですが、多くのラッパーは等身大の姿について表現していて。そこで、おもしろい対比が生まれそうだなと感じています。

10代のうちは、フレッシュな若さが武器になると思うのですが、20代になったら、チャレンジする人の数も増えるだろうし、全体的なスキルも格段に成長してくると思っています。人気を得るために、中でも、目を引くものを持っていないといけない。そのために、やってみたいことはどんどん叶えていこうと思っていて。勝負をやめるつもりもないし、勝っていきたいですね」

sikurehayuのプロフィール

年齢:19歳
出身地:神奈川県伊勢原市
所属:Gui:Des
趣味:モンハン
特技:好き嫌いなく音楽を聴ける
大切にしている言葉:温故知新

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Photo:Nanako Araie
Text:Kanon Yoshizumi

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Kanon Yoshizumi

ライター

2004年生まれ、東京都出身。上智大学文学部在学中。麵処巡りと都内の美術館、有名建築の見学が最近の趣味。Steenzでは、2023年6月より「気になる10代名鑑」のインタビュー記事の制作に関わる。

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