世の中にあふれる情報から、10代が知っておくべき話題をお届けする「Steenz Breaking News」。今日は、東京・お台場にある日本科学未来館で開催される一風変わったイベント「ねぇ、未来館でお茶しない?」をご紹介します。
お茶が取り持つ縁を楽しむイベント「ねぇ、未来館でお茶しない?』」
東京・お台場にある日本科学未来館は、最先端の科学技術に関する展示が多くされている科学館。そこで未来にむけた研究開発や、その実現に取り組む人々の「いま」に触れ、体験するシリーズ企画「Mirai can NOW(ミライキャンナウ)」が、継続的に開催されています。その第6弾として、3月20日から4月15日に開催されるのが、「春の茶話会『ねぇ、未来館でお茶しない?』」です。
そのプログラムのひとつ、「みんなで茶話会」は、まさに「茶話」が楽しめるイベント。日本未来科学館の科学コミュニケーターや来場者と、展示に関することから日々の生活に関する素朴な疑問まで、あれこれとおしゃべりすることができます。
話題のテーマは、「自分らしくいられるときって、どんなとき?」「かわいいってなに?」など、回ごとに変わります。日本茶インストラクターが淹れたおいしいお茶を飲みながら、あれこれとおしゃべりして、お茶が取りもつ縁を楽しみましょう。各回、先着10名という制限はありますが、事前申し込みの必要はなく、開始時間に会場に集まることで参加可能です。(毎週金曜・土曜の11:15~11:45、13:15~13:45、15:15~15:45、5階常設展示前の特設スペースにて開催)
お茶をテーマに研究する専門家と語れる「研究者と茶話会」
「お茶について詳しく知りたい」という人におすすめなのは、「飲んで探る! おいしくて濃いお茶の世界」というイベント。お茶専門のミュージアム『ふじのくに茶の都ミュージアム』の客員研究員である白井満さんと、静岡大学で最先端の科学技術を使ってお茶を研究している一家崇志さんをゲストに招き、さまざまなトークが展開される予定です。
「そもそも、お茶って何?」「 緑茶と紅茶と烏龍茶、原料が全部同じって本当?」といったお茶に関する基礎知識から、茶の木のゲノム解析から見えてくることといった最先端の研究発表まで、お茶についてのあれこれを学ぶことができます。
こちらのイベントは、3月20日(水・祝)14:00~15:30に開催されます。3月9日(土)が事前申し込み締め切りですので、興味がある人はお急ぎください!
また、「お茶する」という文化そのものに興味がある方におすすめなのは、「飲んで語る! 私たちはどうして“お茶する”のだろう?」というトークイベント。ゲストスピーカーには、世界の台所探検家の岡根谷実里さんと文化人類学者の磯野真穂さんが登壇予定。岡根さんは自身が訪ね歩いた世界各地のティータイムについて、磯野さんは「お茶する」ことが人間関係にどんな影響をもたらすのかについて、お話をしてくれるそうです。
効率や生産性から見ると、無駄に思われがちな「お茶」の時間。ですが、こちらのトークイベントでは、その意味を深堀りできそう。開催日程は、3月31日(日) 14:00~16:00)。こちらも3月9日(土)が事前申し込みの締め切りですので、お急ぎください。
お茶することの意味が変わるかも
昔から人間の生活に密着していた「お茶する」という文化。古来から存在するクラシカルな習慣ですが、それを最先端の科学技術が見られる日本科学未来館で扱うというのが、意外でおもしろいですよね。ぜひこの春は、日本未来館にお茶しに行ってみるのはいかがでしょうか。
日本科学未来館 基本情報
住所:東京都江東区青海2-3-6 日本科学未来館
開館時間:10:00~17:00(入館券の購入および受付は16:30まで)
休館日:火曜日、年末年始(12月28日~1月1日)
TEL:03-3570-9151
入館料:大人¥630、18歳以下¥210
URL:https://www.miraikan.jst.go.jp/
Photo:日本科学未来館
Text : Itsuki Tanaka