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化粧品のための動物実験はなくせる?動物愛護の活動をおこなうブランドを紹介【Steenz Breaking News】

化粧品のための動物実験はなくせる?動物愛護の活動をおこなうブランドを紹介【Steenz Breaking News】

世の中にあふれる情報から、10代が知っておくべき話題をお届けする「Steenz Breaking News」。今日は、動物を守る活動を行うコスメブランドについてご紹介します。

どうしてコスメをつくると動物が犠牲になるの?

化粧品がつくられる過程で、多くの動物が犠牲になっています。例えば、魚由来のコラーゲンや鶏のトサカ由来のヒアルロン酸などの動物由来原料を使用されたり、安全性をテストするために動物実験がされたりしています。

しかし、昨今ではそうした動物の犠牲をともなわない製造も広がっています。原料でも、植物由来で動物を犠牲にしないものが生まれています。また動物実験も、EUなど一部の地域や国では禁止され、動物保護の取り組みは広がっています。それでもなお、いまも動物は犠牲になり続けています。世界中の実験室で使用されるウサギやモルモット、ラットやマウスなどの動物は、約2億匹を超えると推定されているそうです。

こうした現状に対し、動物の犠牲のないクルエルティフリー(Cruelty Free)コスメや、動物実験に反対する企業など、さまざまなコスメブランドが立ち上がっています。

コスメブランドが行う動物愛護活動とは?


動物愛護活動をするコスメブランドといえば「ラッシュ(LUSH)」を思い浮かべる人も多いでしょう。創立以来、動物実験に反対し続け、ベジタリアンに適さない、動物由来のものが含まれる材料を一切使用しないことを掲げています。その基準は厳しく、ブランドが用いる原材料が動物実験されていなかったとしても、その原料の提供会社が他の商品で動物実験していたり、または他社に動物実験を委託していたりする場合も、取引を行わないといいます。

アイテムやショッピングバッグでもクルエルティフリー(Cruelty Free)に言及したり、イベントを行うなど啓蒙活動も盛んに行っています。

また動物実験の廃止に向けた世界最大の基金「LUSH PRIZE」を2012年に設立。これは、製品の安全性試験における「動物使用を廃止するための優れた取り組み」を行った世界で活躍する個人・団体・機関を対象に、受賞者を決定するもの。動物実験をしなくてもいい世界にするための取り組みをサポートしているのです。

商品をクルエルティフリーにするだけでなく、このように社会や業界に向けた取り組みも、コスメブランドが行う活動のひとつなのです。

動物保護活動を行う身近なコスメブランド

「LUSH」以外にも、積極的に動物保護活動をおこなうブランドはあります。今回はその一部を、取り組み内容とともにご紹介します。

Klairs(クレアス)

 

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韓国コスメ「Klairs」は、動物実験を行わず、動物性原料も使用しないブランド。「Simple, but enough(シンプルだけど充分)」をテーマに、敏感肌のための機能性化粧品を販売しており、日本でも「杏仁クリーム」として知られる「フレッシュリージュースドビタミンEマスク」など、名品は多数あります。

環境や動物保護の取り組みにも積極的で、動物実験反対キャンペーンを展開し、売上収益の一部を動物保護団体と環境保護団体へ寄付するなど、さまざまな活動を続けています。2018年に実施した犬の保護活動に加え、2022年には犬の繁殖場や私設保護施設で不遇な思いをする動物のため、より良い環境を提供する「#Stay with Us」活動を実施しています。

SRICHAND(シーチャン)


プチプライスで高品質のタイコスメ「SRICHAND(シーチャン)」も、動物実験を行わないクルエルティフリーなブランド。動物実験の廃止に向けて、売り上げの一部を寄付しています。タイでは障害のある動物たちを訪問し、売り上げの一部や、食料やペットシーツなどの物品を寄付しました。

また昨年は、利益の10%が日本のNPO法人 動物実験の廃止を求める会(JAVA)に寄付される日本限定アイテムも登場。日本の水彩画家・タケダヒロキさんのイラストを使用した動物イラストの限定パッケージで、人気の「ベア パーフェクト トランスルーセントパウダー」などが販売されました。

ドクターブロナー

「人間も動物も植物も、同じ地球という名の船に乗るひとつの家族」という理念のもと、サステナブルなアイテムを作り続けるブランド。すべての製品がオーガニックで、ヴィーガン認証や動物実験に反対するリーピングバニー(Leaping Bunny)の認証を得ています。

寄付活動も盛んで、環境保護、社会正義、動物擁護など、さまざまな分野に貢献しています。2022年はブランドの発祥の地であるアメリカで、利益の5%以上にあたる約12億5700万円を寄付。動物愛護の活動にも寄付を行いました。また日本を含め、アメリカ以外の国でも、約3683万円が寄付されています。

コスメ選びの基準が変わる?

わたしたちがきれいになるために、動物の犠牲は必要ないはず。クルエルティフリーのコスメを選んだり、動物を犠牲にするブランドに声をあげたり、動物愛護活動を行うブランドを支援したりすることは、社会を変える一歩になるはず。今回、ご紹介したブランド以外にも、動物保護の観点をもつブランドは数多く存在するので、動物実験にどんなスタンスなのか、調べてから購入を検討するのもいいかもしれませんね。

Text:Anna Usui

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Anna Usui

ライター

フリーランスの美容ライター。海外市場やエシカルコスメなどを中心に、美容情報を取材、執筆。 

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