Steenzでは、昨年5月からpodcast番組「seriously kidding」を配信しています。この番組は、Steenzのスタッフのkanon、yohana、kaiの3人が、K-POPや恋愛などポップなテーマから、社会問題やインターナショナルな話題まで、脱線に次ぐ脱線トークを、ときにSeriously(真面目)に、ときに kidding(ふざけた)な感じで、ゆるく届けています。番組開始からおよそ半年が経過し、今回、この3人にインタビューをして、それぞれのメンバーのことや番組のことを、改めて紹介していこうと思います。
インター出身のyohana&kanonとクィアギャルkai
― それぞれ簡単に自己紹介をお願いします。
yohana:現在、スコットランドのエジンバラに留学中のyohanaです! 高校の卒業論文がきっかけで、難民・入管問題に取り組んでいます。大学では「IRIS」という学生団体を立ち上げて、日本の難民申請者の食糧支援や面会活動などに取り組みました。
あとはずっと韓ドラにハマっていて、最近見たのはnetflixで配信中の『二十五、二十一』です。
実は以前、Steenzの「10代名鑑」に出演して、それがきっかけでSteenzコミュニティと関わることになりました!
kai:北海道出身で牡牛座のクィアギャル、kaiです! 韓国と台湾のカルチャーが好きで、年に最低1回は行って、雑貨屋や服屋さんをディグっています。社会問題の発信も学生時代から続けていて、特にクィアに関するイシューや、性教育、サステナビリティ、差別や偏見……あらゆるジャンルに関心があります。
個人でも「over and over magazine」というzineを友だちと製作して、全国で販売しています。いまは第2弾となる「Issue 02」を販売中です。
kanon:グローバルマインドな現役大学生、kanonです。Instagramをメインに、弾き語りやライフスタイルを発信しつつ、モデル、通訳、ウェブデザインなど、いろんなことをしています。2歳からインターナショナルスクールに通っていたこともあって、海外のカルチャーや教育に興味があって。それに、音楽とファッションに囲まれて育ったので、クリエイティブなことも大好きです!
2023年は、さまざまなメゾンをもつ会社の学生アンバサダーを務めたり、友だちと教育系のサービスを立ち上げて、その運営などをしました。
― 3人の関係を教えてください。
yohana:わたしとkanonは、高校時代からインターナショナルスクールのつながりで、友だちだったんです。「10代名鑑」のインタビューがきっかけで、立ち上げからSteenzで働いていたkanonにいろいろ話を聞いて「わたしもジョインしたい」って紹介してもらいました。
kaiちゃんももともと「選挙マーチ」でつながって、インスタをお互いフォローしていたのですが、あまり話したことはなくて。Steenzで、同じ動画制作チームメンバーにkaiちゃんがいて、びっくりしました。仲良くなったいまは、Steenzつながりというよりも、普通に友だちって言ったほうがしっくりきますね。
―yohanaさんは普段アクティビストとして活躍されていますよね。けっこうマジメなタイプなんですか?
yohana:いつもはくだらないギャグとかを言って友だちを笑わせているようなキャラです(笑)。 楽観的で、人生大変なことがあっても「どうにかなるさ」って言って、笑ってやり過ごすタイプですね。
でも、社会問題の話になるとPassionate(情熱的)なので、急に真面目スイッチが入りがちです。「TEDxOgikubo」などのイベントに登壇したときも、かなり緊張したし、記者の方にインタビューを受けるときも、真面目モード全開になっちゃって。だから、素の自分をなかなかメディアでは表現できていなかったけど、podcastではかなり素の自分を出せていると思います。
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― kaiさんはギャルなんですか……?
kai:「クィアギャル」って名乗ってます(笑)。 AwichさんやMAMAMOOのメンバーみたいなギャルの方をリスペクトしていて。ギャルって、その定義は人によるけど、自分の意見に切実じゃないですか。日本の社会では、自分の個性や意見がどうしても遮られるけど、やっぱり本音こそが大きな結果を生むと思っていて。
だから、わたしもできるだけ、自分の心の叫びに耳を傾けていたいし、大事な友だちの声もしっかり聞けるようなマインドでいたい。それって、もうギャルじゃないですか(笑)。それにわたしは「クィア」なので「クィアギャル」。もっとクィアの存在や言葉、概念が知られてほしいな、っていう気持ちも込めて名乗っています。
※クィア・・・性的マイノリティや、既存の性のカテゴリに当てはまらないマイノリティを表す総称。全体をつなぎとめ、連帯へと導く働きがある単語でもある。
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―kanonさんは「グローバルマインドな大学生」と名乗っていましたよね。
kanon:はい。わたしは留学経験はありませんが、16年間、都内にあるインターナショナルスクールに通っていました。50か国近くから集まった、さまざまなバックグラウンドをもった生徒や先生方がいる環境で、自己表現や自己主張をすることの大切さを学びました。
そして、ただ自己表現をするのではなく、自分の考えを他の人と共有し、ときには互いの意見が違ってしまうことを認め合うことが重要と教えられました。だからこそ、自分自身も柔軟で新しいことに適応できると感じているし、自分と異なアイディアにも抵抗を感じません。なので、自分自身で「グローバルマインド」だと断言しちゃいました。本来なら自分で言うことではないと思いますが(笑)。
ただ、わたしにも、もちろん無意識的なバイアスや固定観念などはあると思うので、それらを少しでも取り除いて、もっと広い視野を持つために、これからさまざまな知識や経験を積んでいきたいと思っています。海外でも学びたいので、近い将来、留学できたらいいなと考えています!
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真面目な話もくだらない話も一緒くたにする会議室の雑談がきっかけ
―このpodcast番組「Seriously kidding」はどのように生まれたのですか?
kai:会議室での雑談がきっかけです。3人が集まって話すのがとても楽しくて。それに、本題から逸れに逸れて、いつの間にか何を話していたのかわからなくなってしまうことがよくあるんです(笑)。
ひとつの話題の中で、ファッションや肌の露出の話から、移民・難民問題の話に脱線したり、性教育の話をしていたのに、気がつけばK-POPの話になっていたり。真面目な話もくだらない話も一緒くたに話しているのが、自分たちらしいなって思っていて。同じ会議室にいたSteenzのプロジェクトリーダーが「いっそコンテンツにしてみたら?」となったんです。
―番組に対する意気込みを、せっかくなので「seriously」と「kidding」で教えてください!
yohana:難しいお題ですね(笑)。
「seriously」でいうと、社会問題を中心に、タブーになってしまいがちなトピックも含め、普段は難しく捉えられてしまう話にもスポットライトを当てていきたいと考えています。インターナショナルなバックグランドを持っているkanonやわたしと、ジェンダーやアジアにも詳しいkaiの3人だからこそ話せる話題もあると思う。だから、このPodcastからさまざまな分野のトピックについて考えるきっかけになれば嬉しいなと思っています。
kai:社会問題って、けっこう難しく捉えられがちだし、「意識高い系」とかって思われることもあると思うけど、案外、ポップに話すこともできると思うんです。わたしはお笑いも大好きだし、「シリキー」では、お笑いのことを話すように、できるだけポップにフラットに話すことで、そもそも社会問題を話すハードルも下げれられると思いますし、そう願っています。
そうすることで、社会の問題ももっと自分ごととして捉えられるかなって思っています。
kanon:「kidding」の部分は、まずは自由に、楽しく! 普段のわたしたちの雑談を、隣で聴いてもらっているような感じで話しています。最近は、ギャル3人のハイテンションな時間が増えてきて、ほとんど素のわたしたちになっていると思います。逆に、最初のころのEP.は緊張しているから、いま聴くと恥ずかしい……(笑)。
―他に、Steenzを見ている人に伝えたいことはありますか?
yohana:「Seriously kidding」から聴き始めてくれた方は、ぜひSteenzのコンテンツを見てほしいですし、Steenzのコンテンツを見てくださっていた人は、ぜひ「Seriously kidding」を応援していただきたいです! Steenzのコミュニティにいる10代の方々とも交流したいので、質問やお悩み相談も随時募集してます!ぜひ「Seriously kidding」のInstagramに、DMを送ってください!
3人:Spotify、Apple Podcastなど各種Podcastアプリでの登録や高評価、Instagram・Xのフォローもぜひお願いします!
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