「気になる10代名鑑」の590人目は、松浦千鶴さん(19)。幼いころから創作活動の世界に興味をもち、現在は多摩美術大学でテキスタイルデザインを学んでいます。最近では興味のあるファッションへの知識を深めるべく、夜間に服飾の学校に通い始めたという松浦さんに、活動するうえで大切にしていることや今後の展望について、詳しく聞いてみました。
松浦千鶴を知る5つの質問
Q1. いま、力を入れて取り組んでいることを教えてください。
「多摩美術大学で、テキスタイルについて学んでいます。いまは課題での作品制作が中心ですが、自分の中の”カワイイ”を表現することに力を入れて、取り組んでいます。もっといろんな表現にチャレンジしていきたいと思っているので、ちょっとでもやってみたいと思ったことや興味があることには、とりあえずなんでもチャレンジしてみるようにしています! 行動しないで後悔するくらいなら、行動してから後悔するほうが、絶対に何か得られると思っているので。
特に、人との新しい出会いを大切にしていて、イベントとか集まりとか、誘ってもらった場所にはなるべく行くようにしています」
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Q2. どんなことをテーマに創作活動をおこなっていますか?
「どんな活動の中でも、”キラキラとトキメキ”をテーマにしてます! キラキラがギュッと詰まっているようなものが好きで、そういうものにかわいらしさを感じます。
小さいころから見ている『プリキュア』や『セーラームーン』、それから80年代のアイドルには、たくさんのインスピレーションを受けていますね」
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Q3. 活動を始めたきっかけは?
「小学校6年生のとき、学校の先生から美大を勧められたのがきっかけです。昔から絵を描くのは得意だったし、他の子とは違うことをしたいっていう気持ちもあったので、創作の世界にすごく興味をもちました。その延長線上で美大への進学を意識するようになって、中学2年生のときに、美術の予備校に体験講習に行きました。
実際に美大に入ってからは、さまざまな同級生や先輩、クリエイターとの出会いに刺激を受けていて。忙しいけど、充実した日々を過ごしています」
Q4. 活動のほかに、好きなことはありますか?
「ファッションが好きです。お洋服を買うのも、自分でスタイリングして着飾るのも好き。メイクやネイルもテンションを上げるために、自分なりに研究しています。今日のファッションは、全部メルカリで買ったアイテムだけど、自分の好きなアイテムを組み合わせてコーディネートしてみました。
ずっと、ファッション業界でお仕事をしたいと思っていて、服飾の専門学校への進学も考えたけど、それでも美大を選んだのは、ファッションにとらわれず、幅広く創作や芸術のことを学べると思ったから。でも、大学での学びを通して、服を着ることとつくることは全然違うことを実感して。だから、これまでバイトで貯めたお金を使って、夜間の服飾学校に通い始めたんです。そこで、服づくりについて学んでいます」
Q5. 今後の展望は?
「たくさんの人を魅了させる、唯一無二の作品をつくっていきたい。作品を見た人が『なんかこれ、千鶴っぽいね』と感じてもらえたら嬉しいです。いろんな表現方法にチャレンジしていきたいけど、ずっと変わらずに”キラキラとトキメキ”を大事にしていきたいと思っています。
2月以降になると思いますが、大学の友達と一緒に知り合いのギャラリーを借りて展示をする予定なので、まずはそこに向けて、創作を頑張っていきたいです!」
松浦千鶴のプロフィール
年齢:19歳
所属:多摩美術大学 美術学部 生産デザイン学科 テキスタイル専攻
出身地:神奈川県川崎市
趣味:絵を描くこと
大切にしている言葉:しない後悔よりする後悔
松浦千鶴のSNS
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Photo:Eri Miura
Text:Ayuka Moriya