世の中にあふれる情報から、10代が知っておくべき話題をお届けする「Steenz Breaking News」。今日は、子どもや人権の保護といった支援活動をおこなっているコスメブランドについて、ご紹介します。
商品の売り上げの一部が支援金に
社会や環境のために寄付活動をおこなっているコスメブランドは増えています。よく見られるのは、コスメが生まれる森林や海洋の環境を守る活動、動物実験に反対する団体への支援など、コスメやブランドのストーリーにマッチする寄付先があげられます。
その中でも今回は、女性や子ども、障がいをもつ人、また人権保護など、人道支援活動に寄付する活動をまとめました。
寄付活動はブランド全体で行うものもあれば、特定の商品を買うことで売り上げの一部が寄付される仕組みの取り組みも。新しいコスメを買うことで、誰かを支援できるなら、こんなに嬉しいことはありませんよね。
韓国コスメからホリデー限定品まで
■ 発達障がいアーティストとコラボ
アーティストのJINIがブランドアンバサダーを務める韓国スキンケア「mixsoon(ミクスン)」は、韓国の発達障がいをもつアーティストをサポートする活動をおこなっています。アーティストとのコラボレーションを通じて、経済的独立を支援しており、パッケージに“ordinary wand”や“Love yourself Smile”のロゴが入っている商品や、その他一部商品の売り上げの一部が、発達障がいをもつアーティストに寄付されます。
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自然由来原料を使用したもっちり泡洗顔で人気のマスターライン商品、「マスター ジェントルレシピ フォームクレンザー」にも、パッケージに発達障がいをもつアーティストのイラストがプリントされており、その売り上げの一部が寄付されます。
■ 「イニスフリー」はホリデー限定品から寄付
韓国コスメブランド「イニスフリー(Innisfree)」は、「2023 INNISFREE HOLIDAY EDITION」4種を、数量限定で販売。スペシャルセットと、ハンドクリームセットがラインナップしています。
スペシャルセットは、ブランドの代表的な導入美容液「グリーンティーシード ヒアルロン セラム」や、SNSで話題の美容液「レチノール シカ リペア セラム」、新商品「ビタC グリーンティーエンザイム ブライト セラム」などがセットとなった、お得な3種。
これらのホリデー限定セットの売り上げの一部は、子ども支援専門の国際組織「セーブ・ザ・チルドレン」を通して、子どもたちに寄付されます。同組織は日本国内では、子どもの貧困問題解決や子どもの権利を広げるための事業、自然災害被災地での緊急・復興支援を通して、子どもの権利を実現する活動をおこなっています。
16周年を迎えた「チャリティポット」がすごい
環境や動物保護、人権擁護など社会課題に積極的に取り組むブランドとして知られる英国発の「LUSH(ラッシュ)」。「チャリティポット」は、社会問題の根本解決に取り組む草の根団体の活動を応援することを目的に2007年につくられ、今なお販売されています。消費税を除いた売り上げのなんと全額が、動物の権利擁護や人権擁護、環境の保護に取り組む団体の活動に寄付・助成されます。
特に固形のボディローション「チャリティポット コイン」は、200円で購入できて、とっても手に取りやすいアイテム。アロエエキスやカカオとシアのナチュラルバターが配合されており、肌に潤いを与え、乾燥でごわついた肌ざわりをやわらかくしながら、角層の潤いが逃げないようにキープしてくれます。持ち運びにも便利なので、日中の乾燥が気になるという人にもピッタリ。
女性を支援する活動も
今回紹介したアイテム以外にも、3月8日の「国際女性デー」に合わせた女性の自立支援や、乳がん啓発月間とされる10月のピンクリボン運動をうけた啓発活動への寄付なども、さまざまなブランドでおこなわれています。例えば、今年のピンクリボン月間には、エスティ ローダー カンパニーズや「アヴェダ(Aveda)」、「ラリン(Laline)」がチャリティーイベントや限定品を発売し、支援活動をおこなっていました。
コスメブランドを選ぶとき、アイテムやストーリーだけでなく、自分が関心をもつ分野を支援しているかどうかで探すというのも、推しのコスメを見つけるための材料のひとつになりそうです。
Text:Anna Usui