
「気になる10代名鑑」の562人目は、ゆらさん(18)。Instagramで5500人以上のフォロワーをもち、その独特のファッションセンスを生かして、発信を行っています。将来は自分のブランドも立ち上げたいと話すゆらさんに、活動をはじめたきっかけや、社会に対してのビジョンをお聞きしました。
ゆらを知る5つの質問
Q1. いま力を入れていることを教えてください
「SNSでの発信です。まわりからどう思われるかをあまり気にせず、写真の雰囲気とかにも引っ張られず、とにかく自分が『いいな』と思えるものを投稿しています。最初は投稿する写真の色彩をできるだけ合わせて、雰囲気の系統を揃えていたのですが、インフルエンサーのkemioさんの影響で、無加工の魅力に気づいてからは、あまり加工していません。
TikTokやInstagramの投稿にコメントが来たり、ライブ配信で書き込みをしてくれる人がいたりすると、とても嬉しいです。『投稿楽しみです!』とか『雰囲気好きです!』っていうコメントひとつで頑張れちゃうし、『ロールモデルです!』と言ってもらえたときは、感激しちゃいました。ほかにも、フォロワーの子にディズニーランドで声をかけられたときは、すっごく嬉しかったです」
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Q2. 活動をはじめたきっかけについて教えてください
「中学生のころにInstagramを始めて、自分の好きなことをほかの人にシェアするのが楽しいと思ったことがきっかけです。TikTokを始めたのは中学生のとき。そのときは自撮りを投稿して、まわりの子の噂になってしまうのを気にしていたけど、高校に入ったら、投稿をからかってくる友だちもいなかったので、次第に周囲の視線を気にしなくなりました」
Q3. 活動でつらいことがあれば教えてください
「構図だったり、画像の比率だったり、細かいところにもこだわるので、投稿を続けるのは大変なんですよ。けっこう頻度もゆっくりめなので、何か月も前の写真を投稿して、ときどきめんどくさくなってしまったり、そのせいでフォロワーが減ってしまったりすることも……。
そんなときでも、まずは投稿をしてみて、やる気を出したり、魅力的だと思ってもらえるように写真撮影を頑張ろう!と、切り替えるようにしています。応援してくださっている人からのコメントに、モチベーションをもらうこともあります」
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Q4. 社会に対してのビジョンがあれば教えてください
「みんなが自分の“好き”を、恥ずかしがらずに、たくさんシェアできる世界になってほしいと思っています。
わたしが中学生のときに人の目を気にしてしまったように、周囲の視線を怖がってしまうと、自分の服装や化粧が『おかしいかな?』と一気に恥ずかしくなって、外に出ることも嫌になってしまうことだってあります。
でも、自分の“好き”を表現できるようになったら、自分のことがもっとわかるようになるし、周囲にも自分を理解してもらえるようになると思うんです」
Q5. 将来の夢について教えてください
「まだはっきりとは決まっていませんが、自分の好きなことをしていたいです。中学生のときから、お母さんと古着屋さんめぐりをしていたくらい、服が大好き。友だちにも『ゆらの服すごくいいね!』とよく褒めてもらえるし、いまは文化服装学院で、服飾の勉強をしています。
なので、将来は服に関係する仕事をしたいと思っています。そして、いつかは独立して、自分のブランドをもてたらいいなと思っています。わたしはけっこういろいろなジャンルを服を着るので、もしブランドを立ち上げたら、ひとつの系統に縛られない服をつくりたいなって考えています」
ゆらのプロフィール
年齢:18歳
出身地:埼玉県
所属:文化服装学院
趣味:古着屋めぐり、喫茶店めぐり、音楽
特技:一輪車、和太鼓、ダンス
大切にしている言葉:ありがとう、ごめんね
ゆらのSNS
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★TikTok
Photo:Eri Miura
Text:Kanon Yoshizumi