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SNSが広まった現代だからこそエモい!今年はエシカルな年賀状を出してみない?【Steenz Breaking News】

SNSが広まった現代だからこそエモい!今年はエシカルな年賀状を出してみない?【Steenz Breaking News】

世の中にあふれる情報から、10代が知っておくべき話題をお届けする、「Steenz Breaking News」。今日は、SDGsな世界における、エシカルな「年賀状」についてご紹介します。

大切な人に、1年の感謝と挨拶を。

日本郵便によると、2023年用の年賀はがきの当初発行枚数を、前年比約10%減の16億4,000万枚とする発表をしました。前の年が18億2536万枚であったことから、その減少率は過去最大となり、年賀状離れはますます加速しているといえそう。メールやSNSで挨拶を済ませる「年賀状納め」をする人も増えています。

送る人が少なくなっている年賀状ですが、その起源は古く、日本の伝統的な習慣です。その起源は平安時代といわれており、ハガキを出すようになったのは明治時代から。年賀状の目的は、親戚やお世話になった方などへの「新年の挨拶がわり」であり。遠方に住んでいる知り合いや親族に近況を伝えたり、去年1年の感謝を伝えたりすること。

日ごろ、お世話になっているのに、なかなか感謝を伝えられていない相手でも、年の節目である年賀状でなら伝えやすいということで、残しておきたい文化だともいえそうですね。

ブラザーが提供する「SDGsに貢献できる年賀状」

しかし「わざわざ紙に印刷して、郵便の人がそれを遠くまで運ぶなんて、環境負荷が高くない?」という思いを感じる10代も少なくないでしょう。

そんなSDGsの流れを受けて、プリンターやミシンなどを製造販売する「ブラザー」から、SDGsをテーマにした年賀状のテンプレートがリリースされました。テンプレートのカテゴリは「絶滅危惧種保全」「エシカル」「子育て支援」「こども食堂支援」の全4種。各カテゴリごとに、5〜6種類のテンプレートが用意されています。

この年賀状のポイントは、対象のテンプレートを1枚ダウンロードするごとに、各カテゴリーの支援団体に1円が寄付されるということ。大切な人たちに感謝の気持ちを伝えつつ、社会貢献ができるという、ドネーション施策がとられているのです。送る側も受け取る側も、年賀状を通して社会課題に触れることができるということで、エシカルな年賀状といえそう。

エシカルな年賀状は他にも

ブラザーの事例以外にも、ソーシャルグッドな年賀状がは増えています。例えば、「鎌倉はんこ」が販売しているのは、東北で塩害被害にあった農家さんが栽培した綿花を使った「綿花の年賀状」。通常の紙よりもやわらかい質感で、和紙のような色合いが特徴です。

また、発展途上国のオーガニックバナナから作られたフェアトレード紙「バナナペーパー」を使った年賀状も発売。年賀状に印刷されたQRコードからは、活動の様子などが見れるのだとか….!

実は、一般的に使用されている年賀はがきも、2022年よりすべてFSC認証紙で作られています。FSC認証とは、適切に管理された森林でとれた木材を使った製品につけられる認証マークです。すでに年賀はがきは「森を守るはがき」に変わっていたのです。

久しぶりに年賀状送ってみない?

メールやSNSなど、デジタルを活用したコミュニケーションが当たり前になった時代だからこそ、手書きでのメッセージには、温かみをより一層感じるもの。また、年賀状を書くことで、一年の思い出を振り返ったり、まわりの人への感謝の気持ちを改めて感じたりすることができることも。2024年は、エシカルな年賀状とともに、新年を迎えてみるのも良いかもしれませんね。

Reference:
日本郵政「2023(令和5)年用年賀はがきなどの発行および販売」

Text:Tommy

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Tommy

ライター

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