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ついに使い捨てカップの時代も終わり?米スタバで使い捨てカップ廃止の実証実験【Steenz Breaking News】

ついに使い捨てカップの時代も終わり?米スタバで使い捨てカップ廃止の実証実験【Steenz Breaking News】

世の中にあふれる情報から、10代が知っておくべき話題をお届けする、「Steenz Breaking News」。今日は、アメリカのスターバックスで実施されている、使い捨てカップ廃止の実証実験についてご紹介します。

米スタバで実施中の使い捨てカップ廃止の実証実験

おいしいコーヒーや、季節のフラペチーノなどが人気のコーヒーチェーン、スターバックス。以前より、さまざまなごみ削減への取り組みを行ってきましたが、アメリカ・カリフォルニア州にある12店舗ではさらに進化した、使い捨てカップの廃止のための実証実験が行われています。2023年8月14日から10月22日の期間、ドリンクの提供は、マイタンブラーやリユース可能なカップ、または店内提供用のガラスカップに限って実施しています。

リユース可能なカップである「Borrow a Cup」は、利用時に1ドルをデポジットとして支払い、返却時に1ドルが返却される仕組み。返却ボックスはキヨスクなどに設置されているため、わざわざスターバックスの店舗に立ち寄る必要はありません。この取り組みには、2030年までにスターバックス店舗や工場から出る廃棄物の50%削減という目標を後押しする狙いがあるとしています。

日本でもさまざまな取り組みを実施

スターバックスは、これまでにさまざまなサステナブルな取り組みを行っています。例えば2021年9月からは、フラペチーノ用の太いストローをFSC®認証紙ストローに変更しました。これによって、スターバックスで提供されるすべてのストローが紙製になりました。また、2023年5月31日からは、マイタンブラーを楽しみながら使う参加型プロジェクト「タンブラー部」を開始。マイタンブラーの利用回数に応じてポイントが貯まるリワード会員向けのコンテンツや、タンブラー部オリジナルのリユーザブルカップの販売が行われました。

また、商品についてもサステナビリティが意識されており、2023年9月から発売されている秋スイーツ「もっちりボール 抹茶&パンプキンミルク」には、店舗から出るコーヒーかすを堆肥にして育てられた抹茶とカボチャを使用。このリサイクルは、廃棄物削減に向けた循環システム「コーヒー豆かすリサイクルループ」と呼ばれ、2014年から行われています。

次はどんなサステナブルな取り組みが行われる?

サステナブルでユニークな取り組みを行うスターバックス。どうすればより良い地球になるのだろう……そんな想いが込められています。2020年、スターバックスは2030年までに水の使用量、廃棄量、CO2排出量を50%削減するという目標を正式に発表しました。また、2030年までにカーボンニュートラルなグリーンコーヒー(生豆)の実現という目標も掲げています。次はどんなサステナブルな取り組みが行われるのか、注目したいですね。

Text:Tommy

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Tommy

ライター

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