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ファミレスもCO2排出量実質ゼロの時代へ。ガストがエコな店舗をオープン!【Steenz Breaking News】

ファミレスもCO2排出量実質ゼロの時代へ。ガストがエコな店舗をオープン!【Steenz Breaking News】

世の中にあふれる情報から、10代が知っておくべき話題をお届けする、「Steenz Breaking News」。今日は、大手ファミリーレストラン・ガストによる、CO2排出量実質ゼロの店舗についてご紹介します。

ガストがCO2排出量実質ゼロの店舗をオープン

株式会社すかいらーくホールディングスは、ガストの環境配慮型店舗をオープンしました。記念すべき1店舗目は、8月11日にオープンした「ガスト東村山市役所前店」です。この店舗のいちばんの特徴は、エネルギーを使うことによって排出される排出量と、植物や森林による吸収量が等しいこと、いわば「CO2排出量実質ゼロ」であること。太陽光発電設備とCO2フリー電力の導入により、100%再生可能エネルギーを実現させています。

また、カーボンニュートラル都市ガスも導入。これは天然ガスの発掘〜燃焼までに発生するCO2などを、新興国などで行う環境保全活動で吸収できるとみなすエネルギーです。これらの取り組みにより、年間約88tものCO2を削減できるとしています。

他にもECO空調やLED照明などによる消費電力の削減、再生ガラス照明や他店舗の家具をリメイクして再利用するなど、さまざまな視点で、サステナブルな取り組みが導入されています。

ガストだけじゃない!CO2排出量実質ゼロの店舗やマンションまで

「ガスト東村山市役所前店」のような、CO2排出量実質ゼロに取り組む店舗は、少しずつ増えています。

例えば、静岡県浜松エリアの「フォルクスワーゲン浜松西」「フォルクスワーゲン浜松」の2店舗では、2023年8月より、店舗での電気やガスをCO2排出量実質ゼロに。この取り組みは、フォルクスワーゲンブランドの正規販売店としては初めてです。

また、2021年6月にオープンしたイオンモール川口では、使用する電気やガスのCO2排出量を実質ゼロにしています。イオンは、2030年までに店舗で使用する電力の50%を再生可能エネルギーに切り替えるという目標を発表しています。

こうした取り組みはリテール(小売り)だけではなく、マンション業界にも広がっています。2023年8月には、CO2排出量実質ゼロの環境先進マンション「ブランズ自由が丘」の販売が始まり、話題になっています。「カーボンニュートラル都市ガス」と東京ガスの「さすてな電気」の両方を供給したマンションは、都内では初めての取り組みです。

政府の目標は2050年までに「CO2排出量実質ゼロ」

日本を始め、世界中でCO2排出量実質ゼロ(カーボンニュートラル)への取り組みが推進しています。政府は2050年までにCO2排出実質ゼロにすることを目標としており、今後もさまざまな場面で「CO2排出量実質ゼロ」が導入されるはず。次はどんなお店が「CO2排出量実質ゼロ」になるのでしょうか。もしかしたら、あなたのお気に入りのお店も、近い将来、環境に配慮された店舗になるかもしれません。

Text:Tommy

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Tommy

ライター

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