Teen's Snapshots

クラブミュージックこそがアイデンティティ。秋からニューヨーク大学で学ぶDJ【はるうみ・18歳】

クラブミュージックこそがアイデンティティ。秋からニューヨーク大学で学ぶDJ【はるうみ・18歳】

「気になる10代名鑑」の481人目は、はるうみさん(18)。クラブDJや作曲家として、音楽の分野で活躍しつつ、今年からニューヨーク大学への留学が決まりました。「世界中でみんながひとつになれる音楽を届けたい」と話すはるうみさんに、活動を始めたきっかけや今後の目標について聞いてみました。

はるうみの活動を知る5つの質問

Q1. いま、取り組んでいる活動について教えてください。

『Double Bass Burgers』というユニットで、音楽活動をしています。ジャンルはEDMがメインですが、王道のEDMとは少し違った、ヨーロッパの音楽から影響を受けているクラブミュージックです。このジャンルの魅力を広めようと、海外アーティストの来日公演に出演したり、楽曲をリリースしたりしています。

新たな仲間に出会うために、海外大学受験にも挑戦し、今年の秋からニューヨーク大学で学びます。言語に縛られず、自然に踊り出してしまう……。そんな世界共通で楽しめる音楽をつくることを目標にしています」

Q2. 活動を始めたきっかけは?

中学生のころ、AviciiやMartin Garrixなど、海外の有名DJをYouTubeで観て、『カッコイイ!』と思い、自分もカッコつけて始めてみたのがきっかけです。

気になるものはなんでもやってみようという性格で、DJも作曲もYouTubeを見ながら独学で勉強しました。いつの間にかDJのとりこになって、クラブミュージックが自分のアイデンティティとなっていきました

Q3. これまでの活動の中で、印象的な出会いはありますか?

ユニットの相方、Joe Stoneくんとの出会いは、僕にとって大きなものです。元々は同じ部活の先輩で。音楽に興味のある人がまわりにいなかった中で、JoeくんがDJをやっていると聞いて、勇気を出して話しかけてみたんです。そうしたら、一気に打ち解けて、ユニットを組むことになりました。

彼の素敵なところは、自分に自信を持っているところ。そこがDJスタイルにもよく表れているんです。それ以外にも、作曲をするときに相談ごとをすると、的確なアドバイスをくれて、僕にも自信を与えてくれます。お互いをリスペクトしながら、ありのままでいられる。そんな関係が築けています」

Q4. これまでの活動で、壁に感じたことはありますか?

DJをやっているのがもの珍しいからか、中学生のとき、少し馬鹿にされて嫌だなと思った記憶があります。音楽をやりたいと両親に言っても、あまり本気にされていなかった時期でもありましたね。でも、自分が音楽を本気でやっていることが伝わっていくにつれ、理解して応援してくれる人が増えてきて、嬉しかったですね。

それから、海外大学の受験を決意したときも、大変でした。勉強と音楽の両方のレベルアップに時間をかけないといけなくて……。学校の課題やテストに効率的に取り組んで、音楽活動の時間をなるべく確保して……そんな両立を頑張っていました」

Q5. 今後の展望を教えてください。

日本とニューヨークを拠点にユニット活動を展開して、世界中に自分たちの音楽を鳴らしていきたい。

あとは、これから大学に行って、世界中から集まる音楽好きに囲まれて学べるのが楽しみで仕方ありません。留学先での新たな出会いにインスピレーションを受けて、一緒に曲を作ってみたりもしてみたいですね」

はるうみのプロフィール

年齢:18歳
出身地:神奈川県
所属:ニューヨーク大学(学部:Clive Davis Institute of Recorded Music)、柳井正財団7期生、Double Bass Burgers
趣味:音楽鑑賞、作曲、DJ
特技:作曲、DJ
大切にしている言葉:有言実行

 

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Photo:Eri Miura
Text:Chihiro Bandome

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Chihiro Bandome

ライター

2003年生まれ、埼玉県出身。上智大学文学部新聞学科在学。自分の目で現場を見て、自分の言葉で人と話して、世界を知っていきたい。大学では、主にニュース記事の執筆を学んでいる。2023年より、ライターとして「気になる10代名鑑」のコンテンツ制作を担当。

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