
「気になる10代名鑑」の470人目は、Airi Ogawaさん(19)。文化服装学院で学びつつ、ハーネスベルトに特化したブランド「ARIA」を運営しています。「すべての人に向けた、日常生活の新たな選択肢」をテーマに制作に励むAiriさんに、ブランドを立ち上げたきっかけや今後の展望についてうかがってみました。
Airi Ogawaを知るための5つの質問
Q1. いま取り組んでいる活動について教えてください。
「ブランド『ARIA』というブランドを自分で立ち上げて、その運営に力を入れています。ハーネスベルトをメインアイテムにしたブランドで、コンセプトは『日常生活の新たな選択肢』。普段のコーディネートに、新しい選択肢として取り入れたくなるようなハーネスベルトを制作・販売しています。
ブランドは立ち上げたのは高校生のころ。授業の一環で、期間限定のものとして立ち上げたものなんです。環境が変わって、服飾学生となったいま、やりたい方向性が固まったので、7月30日に、文化服装学院で行ったポップアップを機に、再始動させたんです」
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Q2. 活動をするうえでのこだわりは?
「ブランドを大きくするために、まずは衣装リースに力を入れています。だから、思わず目に留まるようなInstagramページの作成に、いちばんこだわっていて。ブランドを知っていただくきっかけの多くはInstagramを通して。フィードを開いたときのパッと見の印象を分析して、魅力的な写真を撮影・投稿するように心がけています。
その甲斐もあって、ARIAのハーネスを、戦慄かなのさんとKATYさんのアイドルユニット『悪魔のキッス』のMVに使っていただいたり、オリジナルで制作した衣装を、歌手の小柳ゆきさんに着用していただいたりしました。着実に成果が出て、すごく嬉しいです」
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Q3. 活動を始めたきっかけは?
「ファッションを好きになったのは、幼少期にハマっていたカードゲーム『アイカツ!』と『プリティーリズム』からの影響です。幼稚園のときの絵や工作物を見返すと、ドレスを着た女の子の絵が大量に出てくるんです。カードゲームを通して、服への興味や美的感覚が芽生えたのかなって、いまとなっては思います。
服づくりを始めたのは、高校生になってから。服飾の専門学科のある高校に進んだことをきっかけに、服づくりについて本格的に学び始めたんです。それからどんどん欲が出て、服を仕事にしたいと思うようになって、文化服装学院に入学することを決めました」
Q4. クリエイティブに影響を与えたものは?
「大阪文化服装学院出身のデザイナーさんのブランド『tanakadaisuke』です。初めて生で作品を見たとき、その繊細な美しさに圧倒されて、触れることを躊躇してしまうほど感動しました。同時に、わたしもこの道で成功したいって強く思ったんです。
ブランドを立ち上げるときにインスピレーションを受けたのは、『COMME DES GARÇONS NOIR KEI NINOMIYA』のコレクション。わたしがハーネスベルトの魅力に取り憑かれたきっかけになったブランドです。いつもの服装にプラスするだけで、明るい気持ちになれるアイテムをわたしも生み出したい!っていう一心で、ここまできました」
Q5. 今後の展望は?
「プロのファッションデザイナーになるために、自分だけでなく、他人からも評価してもらえる作品をつくっていきたいです。あくまで個人的な意見ではあるけど、自己満足だけの作品なら、趣味でいいんじゃないかなと思っていて。でも、わたしのつくるものはそうじゃない。だから、自分を持ちつつ、まわりからの意見も大切にして、創作活動を行っていきたいです。
最終的な目標としては、ファッションデザイナーになって、自分のブランドでたくさんの人を笑顔にすること。憧れている方々のように、着た人に自信を与えられるような服を生み出していきたいです」
Airi Ogawaのプロフィール
年齢:19歳
出身地:愛知県安城市
所属:文服装学院 ファッション高度専門士科2年
趣味:邦楽ロックを聴くこと
大切にしている言葉::「NO MUSIC , NO LIFE」
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Photo:Eri Miura
Text:Mai Sugawara