「気になる10代名鑑」の460人目は、余田愛実さん。学校に通いながら、ミュージカルやダンス公演など、さまざまな舞台に挑戦しているダンサーです。ダンス歴3年ながら、一日中ダンスのことばかり考えているという余田さんに、活動の原点や今後の展望について、語ってもらいました。
余田愛実の活動を知る5つの質問
Q1. いま、どんな活動をしていますか?
「幅広いジャンルで活躍できるダンサーをめざして、日々踊っています。ミュージカルやダンスの公演にも挑戦していて、いまは夏の舞台に向けたリハーサルの真っ最中です。
週6の頻度でレッスンに行き、練習をしています。自主練も欠かせません。下校してそのままレッスンに行き、レッスンが終わったら、終電までスタジオで復習して……。一日中ずっとダンスのことを考えている毎日です」
Q2. 活動を始めたきっかけは?
「5歳のとき、両親が地元のよさこいチームで踊っている姿が楽しそうで、『わたしも一緒に踊りたい!』と思い、踊り始めました。中学1年生でよさこいを引退したのですが、もっといろんなジャンルのダンスを踊れるようになりたいと思ったんです。
本格的にダンサーを目指し始めたのは、SHOJIN先生と知り合ったことがきっかけです。中学2年生のとき、ミュージカルに出演させてもらったのですが、そこで出会ったダンスの上手な子に『どこで習っているの?』と聞いたらSHOJIN先生に教わっている子で、そこからレッスンに通い始めました」
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Q3. これまでに影響を受けた人はいますか?
「SHOJIN先生もそうですが、他にもたくさんの方に影響を受けています。まずは『FAME JR.』というブロードウェイの日本版ミュージカルに出演したときに、振り付けをしてくださった赤澤かおりさん。みんなが憧れ続けるカッコいい姿をいつも見せてくれます。
また『tabula』という公演で出会った、原田薫さんとの出会いも大きかったです。原田さんのダンスは、映像で見ていて憧れていたんですけど、人柄に触れたときに、本当に素敵で。ダンサーとして大御所でありつつ、今も第一線で活躍されているすごい方なのに、朝から舞台のセットの作業をされていて、そのうえひとりひとりに『ありがとう』と声をかけてくださって。
わたし自身、ダンスはもちろん、人柄も素敵なダンサーになろうと思ったきっかけです」
Q4. 活動をしている中でいつも意識していることは?
「たとえどんなにレベルの高い公演でも、自分がやってみたいと思った公演には、恐れずに手を挙げるようにしています。
今年初めて出演した『tabula』は、インストラクターとして活躍もするプロダンサー8人の方と共演しました。『技術としては及ばないかもしれないけれど、この中でいちばん努力したダンサーになろう』という目標を立てたんです。
この年齢だからこそ失敗もできるし、成長過程を見てもらえるのは、すごくありがたいこと。『自分はこれからもっとうまくなれる!』と信じて、昨日の自分より、1分前の自分より、うまく踊るためにできることをいつも考えて、恐れずにチャレンジを続けたいと思っています」
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Q5. 今後の展望は?
「ダンス界のトップで活躍し、尊敬しているプロダンサーさんと同じ舞台に立ちたいということをずっと目標にしています。
それと、学校でダンスを教えてくれている先生がアメリカに留学して、新しいジャンルのダンスを教えてくれたんです。そのことをきっかけに、海外でダンスの勉強をして、新しいダンスに出会ってみたいという気持ちも、より一層強くなりました」
余田愛実のプロフィール
年齢:17歳
出身地:東京都
趣味:海外のアクロバティックなダンサーの動画を見ること
特技:大きく踊ること
大切にしている言葉:「昨日より上の自分になる」「当たって砕けろ、砕けたらリベンジ」
余田愛実のSNS
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@manami.yoden #06 #theGreatestShow ♬ オリジナル楽曲 – 余田愛実
Photo:Eri Miura
Text:Chihiro Bandome