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「ねおの妹」が負けず嫌いで芸能界へ挑戦し、モデル・野咲美優になった訳【頬張る、ティーン。♯6】

「ねおの妹」が負けず嫌いで芸能界へ挑戦し、モデル・野咲美優になった訳【頬張る、ティーン。♯6】

10代から絶大な人気を誇るあの人のプライベートな素顔にフォーカスし、いつもと違ったオフな表情に迫る『Steenz』のビジュアルインタビューシリーズ「頬張る、ティーン。」。第6回のゲストは、モデル・動画クリエイターの野咲美優さん(18)です。
同じく動画クリエイターとして活躍する姉・ねおさんのYouTubeに、小学生の頃から度々出演していた美優さん。AbemaTVの恋愛リアリティ番組『今日、好きになりました』への参加を機に一躍ブレイクしました。今年3月に高校を卒業し、芸能の仕事一本で頑張る覚悟を決めたといいます。
今回訪れたのは、東京・二子玉川駅近くのチーズサンドが人気のカフェ「TIME &SPACE(タイムアンドスペース)」。グリルドチーズアボカドサンドを豪快に頬張っていただきました!

ボリュームたっぷりなサンドイッチにびっくりしながらいただきます!

「興味がない」から一転、“負けず嫌い”で芸能界の道へ。

―小学生の頃から姉・ねおさんのYouTubeに出演されていましたよね。その頃から芸能界を目指していたんですか?
いや、最初はまったく興味がなかったですね……。小学5年生くらいからお姉ちゃんのYouTubeに出演していたんですけど、嫌々“出演させられている”感覚でした。でも、小学校入りたてのときは女優さんへの憧れがあって、演技レッスンにも通っていたんです。そこから挑戦する勇気が出なくて、お姉ちゃんのYouTubeに出演するようになったころには、ただ反抗期になっていたんだと思います(笑)。

チーズたっぷり、ボリューム満点のチーズサンド

―気持ちが変わったきっかけは何だったのでしょう?
お姉ちゃんがお母さんに仕事のことを話すのを、よく盗み聞きしていたんです。もちろん大変な思いや悩んでいることも口にしていましたが、なんだかとっても楽しそうで。羨ましいなって、ずっと憧れの気持ちを抱いていたんだと思います。それと同時に、「負けたくない」という気持ちもどこかにあって。お姉ちゃんが芸能の仕事で活躍している姿を近くで見ていたから、私だって活躍できるはずだと負けず嫌いの心が大きくなっていった気がします。高校2年生になって「自分も挑戦してみたい」と思い、『今日好き』への出演を決めました。

―『今日好き』に出演されて、SNSのフォロワーが一気に増えましたよね。

量のすごいチーズに思わず笑ってしまう美優さん

そうなんです。ファンの方々の存在が、本当に嬉しくて。応援してくださる方がいるなら頑張ってみようと思って、芸能活動を本格的にスタートさせました。

―高校生活の途中で芸能活動をスタートされたということで、周囲の反応はどうでしたか?
最初は友だちから、からかわれたり冷やかされたりしないか心配だったんですけど、まったくそういうことはなくて。まわりの目が変わらなかったのが、ありがたかったですね。みんな、そっと見守ろうとしてくれていたんだと思います。たまにこそっと「応援しているよ」と声をかけてくれるくらい(笑)。本当にいい友だちに恵まれました。

コンプレックスを活かして、ファンに勇気を与えたい

―SNSで意識していることは?

豪快なひと口目をガブリ!

TwitterとInstagramのストーリーズは毎日投稿するようにしています。毎朝、「おはよう」「みんな頑張ってね」と投稿することから一日が始まるんです。ファンの方々から「おはよう、美優ちゃん!」とか返ってくると、私も元気が出ます。今日も一日頑張ろう!と力をもらっていますね。

―投稿するときに大切にしていることはありますか?
みなさんからのリクエストに目を通して、応えることです。コメント、DM、Instagramのメンション、全部見ています! 暇さえあればチェックしていて、Instagramのメンションはだいたい20秒くらいで見ちゃっているかも(笑)。メイクとかコスメ、洋服のこと、ファンの方々が「知りたい!」と求めてくれる情報を届けたいんです。

―SNSについて誰かに相談することは?

ひと切れ目のサンドイッチをあっさり完食!

今はもう反抗期が終わって(笑)。 いちばんの相談相手がお姉ちゃん。最近はふたりでごはんに行って、相談にもよく乗ってもらいます。お姉ちゃんは昔から、SNSで投稿するときの文章にすごく気をつけていたんです。人によって捉え方って全然違うから、言葉には気をつけなきゃいけない。なので、文章を見てもらったり、投稿する内容をチェックしてもらったりしています。

―身近に相談できる人がいるのは嬉しいですね!

チーズが切れなくて小動物のような食べ姿。

そうですね。お姉ちゃんだけじゃなくて、家族みんなが支えてくれているんです。歳が離れた小学生の妹と弟がいるんですけど、SNSに投稿する写真に悩んでいたら「撮ってあげるよ〜」って言ってくれたり、ライブ配信するときは静かに見守ってくれたり。すごく応援してくれていますね。あと、お母さんもよく私の悩みや話を聞いてくれます。

―お母さんはどういう方なんですか?
芯があってすごく強い人。尊敬していて、お母さんのようになるのが夢です。私自身、人に相談するのが苦手なタイプなんですが、お母さんは口にしなくてもいろいろと気がついてくれて。不安な気持ちに寄り添って、解決するまで話してくれます。アドバイスをくれることもたくさんあるんです。実は、昔から身長が高いことがコンプレックスで悩んでいました。でもお母さんが「思い切って身長を活かして、全身の写真をSNSに投稿してみなよ」と言ってくれて。載せてみたら同じように悩みを持つ方々から、「こうやって洋服を着こなせばいいんだ!」とか感謝の言葉をたくさんもらったんです。少しでも勇気を与えることができたのかなって、嬉しかったですね。最近は顔のアップだけじゃなくて、全身の写真を意識して投稿するようにしています。

やりたいことは、誰かに話すことがスタート

―いま、ハマっていることはありますか?

無心のもぐもぐタイム。

運動が大嫌いだったのですが、ジムに通うようになって、体を動かすことが少し好きになりました。週に1〜2回は行くようにしています。まわりにスタイルがいい人がたくさんいるから、自分も体型づくりを頑張らなきゃと思って。食べるのが大好きなぶん、食べたら動く! 今日もたくさん食べたから、頑張って動こうと思います!(笑)

―3月に高校を卒業されて、今後は芸能一本で頑張っていく?
はい! いまはモデル業を頑張りたい気持ちが強いんです。ランウェイを歩かせてもらったり、モデルとして撮影されたりするのが楽しくて、もっともっと活躍できるようになりたい。モデル以外の仕事も、どんなことにも挑戦したいと思っていて、やりたくないことはありません! 昔は苦手なことは絶対にやりたくない、という性格だったのですが、本当に変わりました。演技レッスンに通っていた小学生時代に、ダンスレッスンにも通っていたんですけど、ダンスは苦手で恥ずかしかったから、全然踊ろうとしなかったんです。いまなら積極的に挑戦しますね。「踊れないのも見せてやろう!」くらいの気持ち。

―意欲的な姿、とても素敵ですね。やってみたいお仕事はありますか?

いくつもの中から選べる紙ストローもかわいい。

目標は、街中にある大きいポスターに載ること。あとは音楽が大好きなので、いつかミュージックビデオに出演したいし、カラコンをいつもつけているので、カラコンのイメージモデルとかもやってみたい。チャンスをもらえるように、頑張ります!

―最後に、10代のみなさんにメッセージをお願いします。

ポテトはノーケチャップで最後に食べる派。

ちょっとでも「やりたい」と思うことは、人に話してみたらいいと思います。興味があることを、まずは誰かに話してみてほしい。伝えなきゃ何も始まりません。私も「芸能活動を頑張ってみたい」と口に出したから、いまがあります。自分にできるのかな?と、不安な気持ちでなかなか口にするのが難しいときは、まずはいちばん相談しやすい人に話してみて。私はそれが、お母さんでした。お母さんが背中を押してくれて、自信をもらった。もし誰にも言いづらかったら、私が相談に乗ります! ライブ配信でもコメントでも、いつでも話してください。一緒に頑張っていきましょう!

ゆっくり食べて、ごちそうさまでした!

動画で頬張る、野咲美優。


溢れ出す迫力満点のチーズに苦戦しながらも、サンドイッチを豪快に頬張る美優さんの姿は必見です。記事には入りきらなかったインタビュー内容もお届けしているので、ぜひご覧ください!

 

「頬張る、ティーン。」インタビュー動画


動画では、記事には入りきらなかったプライベートな内容が盛りだくさん。こちらもぜひご覧ください!

 

野咲美優プロフィール

2004年9月11日生まれ、鹿児島県出身。モデル、動画クリエイター。恋愛リアリティ番組『今日、好きになりました』(AbemaTV)に参加し、話題に。YouTube「超十代チャンネル」のレギュラーメンバーとしても活動中。

今回おじゃましたお店は…

『TIME &SPACE(タイムアンドスペース)』


電話番号:03-5491-4826
住所:東京都世田谷区玉川3-1-18プラウドタワー1F
営業時間:8:30〜17:00(土日は11:00〜19:00)
定休日:水曜日

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Yuuri Tomita

ライター

冨田ユウリ 兵庫県西宮市生まれ。京都大学法学部卒業後、2017年日本放送協会(NHK)に入社。2021年に独立し、フリーライターに。雑誌やWEB媒体にて、幅広い分野の人物インタビューと、ルポルタージュ記事を手がける。取材と力士とお祭りが好き。

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