Teenage Realities

いま気になっているマンガ作品を教えて!紙で読むか電子で読むか…読書スタイルも徹底調査【10代リアルVOICE】

いま気になっているマンガ作品を教えて!紙で読むか電子で読むか…読書スタイルも徹底調査【10代リアルVOICE】

タイムリーな話題から、カルチャー、さらには社会問題まで、さまざまなテーマについて、リアルな10代の声を聞くシリーズ「10代リアルVOICE」

今回のテーマは「マンガ」について。老若男女問わず楽しめるカルチャーのひとつであるマンガ。ジャンルも幅広く、社会現象となるような大ヒット作品も生まれています。そこで今回は、いまを生きる5人のティーンに、ちょうど現在読んでいるマンガや、いま最も気になっているマンガについて、聞いてみました。

1. 寿樹さん「アニメがきかっけ。買うべきか、コミックレンタルで借りて読むべきか迷っています」

18歳。秋田県湯沢市でクリエイティブ制作を手掛ける会社を立ち上げ。

『チェンソーマン』

僕がいま最も気になっているのは、藤本タツキさんの『チェンソーマン』です。もともとアニメを観ていて、原作のマンガでは、いったいどんな描き方をしているのか、気になっています。普段、マンガを読むことがあまりないので、アニメを観て面白かったものだけ、マンガも見てみるという感じです。

物理的にモノが増えるのがちょっと嫌で、マンガを読むときは電子版を買っています。でもやっぱり画面越しにマンガを見るのは疲れるので、レンタルして書籍で読むほうがいいのかなと思ったりしています」

周囲の反対を押し切って仲間と起業。地元・秋田から世界へクリエイティブを発信する【寿樹・18歳】
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2. 津野邉碧さん「90年代に連載開始されたマンガが気になっています」

19歳。文化服装学院ファッション流通科に在学し、映像表現を軸に活動。

『ベルセルク』

『攻殻機動隊』

「僕が気になっているマンガは、『ベルセルク』と『攻殻機動隊』です。どちらの作品も、90年代前後に連載が始まった作品で、最近のものではありませんが、アニメ化されたり配信されたりしていて、僕のまわりでも、けっこう話題になっている気がします。『原作マンガも面白い』という話を人から聞いたので、読んでみたいと思っています」

映像、音楽、モデル…‥表現のジャンルにとらわれず「かっこいい」を突き詰める服飾学生【津野邉碧・19歳】
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3. nodokaさん「少女マンガが好き。レクションしたいので、紙で読む派です」

19歳。文化服装学院​​に通いながらオリジナルブランド『nocca』の運営・デザイン・制作を行う。

『恋と弾丸』

『メイちゃんの執事』

「いま、わたしが気になっているマンガは『恋と弾丸』と『メイちゃんの執事』です。基本的にマンガは単行本で買う派です。電子決済が苦手なのと、オタクとして物理的にコレクションしたいからです」

すべての女の子が自信をもって好きな服を着られる世の中を。オリジナルブランドを運営する専門学生【nodoka・19歳】
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4. 亀田サンゴさん「グルメ系のマンガが気になる。無料で読めるときだけ電子版で読みます」

19歳。学生団体TEDxNagoyaUで、集客担当のリーダーを務める。将来の夢のひとつは、文化人になること。

『1日外出録ハンチョウ』

最近あまりマンガを読めていないですが、『1日外出録ハンチョウ』が気になっています。『賭博破戒録カイジ』に出てくる大槻という人物の日常について触れているスピンオフ作品なんですが、1日をどう過ごすか、どんな1日があるのかを楽しく考えられるし、ほっこりほのぼのできるマンガです。食べることが好きなので、グルメ系のマンガはついつい気になっちゃいますね。

マンガを読むときは、もっぱら単行本派です。電子で読むときもあるけど、安く読めるか、もしくはタダで読めるときぐらいです

TEDxNagoyaUの集客リーダー。アートやイベントで世界に影響を与えるのが夢【亀田サンゴ・19歳】
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5. SHU-TO.さん「ヤクザマンガと柔道マンガ。どちらも昭和の良さが残っています」

19歳。昭和邦楽に魅了され、ミュージシャン、研究者として昭和の音楽の魅力を伝える。

『ワル』

『柔道一直線』

最近読んだマンガは、真樹日佐夫先生の『ワル』と、梶原一騎先生の『柔道一直線』です。

『ワル』は不良のカリスマの一生を描いた作品で、出てくる悪行は、信じられないくらい悪いことばかりでした。

『柔道一直線』は柔道界のトップをめざすマンガなのですが、『これができたら、世界大会でも優勝できるって!』『こんな特訓、柔道で役に立たないだろ!』ということを中学生たちがやっていて、そこが面白くて読んでいます。どちらの作品も、昭和の古いマンガならではの良さがありますね

昭和の邦楽の魅力を伝えるのが使命。ミュージシャンと執筆者、ふたつの顔をもつ音楽愛好家【SHU-TO.・19歳】
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「気になる10代名鑑」の396人目は、SHU-TO.さん(19)。昭和邦楽の世界に魅了され、その良さを広めるためにミュージシャンとして活動しつつ、研究家として、記事執筆などをしています。昭和の音楽の魅力を伝えることに使命 […]
https://steenz.jp/10941/

いつになっても色褪せない名作から、アニメ化で話題になった作品まで、さまざまなジャンルの作品が挙げられました。書籍の電子化が進む一方で、「マンガは紙で読みたい」という意見が多く寄せられたのが印象的でした。

Photo:Eri Miura
Text:Ayuka Moriya

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Ayuka Moriya

エディター

1999年生まれ、秋田県出身。東京外国語大学 国際社会学部在学時よりライター・エディターとして主にインタビュー記事の執筆、ディレクションに携わる。Steenzでは、2021年ローンチ当初より「気になる10代名鑑」のコンテンツ制作を担当。

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