Teen's Snapshots

憧れは横尾忠則。表現にとらわれず自由に創作活動をするアーティスト【踝ピアス・18歳】

憧れは横尾忠則。表現にとらわれず自由に創作活動をするアーティスト【踝ピアス・18歳】

気になる10代名鑑」の347人目は、くるぶしピアスさん(18)。個性的な世界観を武器に、多様なジャンルの創作活動を行なっています。アメリカで生活した経験が創作のベースとなっていると語る踝ピアスさんに、作品へのこだわりや実現したい将来像について、根掘り葉掘り聞いてみました。

踝ピアスを知る5つの質問

Q1. 取り組んでいる活動について、教えてください。

コラージュ、映像、ペン画、絵画、デザイン、プログラミングなど、多岐に渡った創作活動をしています。いつも新しい表現を探しているので、肩書きみたいなものはあえて決めていません。

高校3年間は、コロナや動物愛護問題、ウクライナ戦争などの、社会問題をテーマとしたコラージュ作品を主に制作していました。最近は、自分の手で描くほうが表現の幅が広がることに気づいて、ペン画や絵画に力を入れています。社会問題に加えて、人間や宗教のことを、生々しく描くようにしています。

とはいえ、ひとつの表現に囚われるつもりはなくて。失敗してもいいという気持ちで、常にチャレンジするようにしています」

 

 

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Q2. 創作活動を始めたきっかけは?

「小さいときから絵を描くことが好きだったことが根底にあります。昔、父の仕事の都合で、一時期アメリカで生活していたんです。そこでいろいろな芸術作品に触れて感銘を受けたことも、芸術に興味を持ったきっかけです。

コラージュから創作活動を始めたのは、横尾忠則さんの影響。創作を始めた当時、自分の絵に自信がなくて。何かを作りたいと思いつつ、行動に移せない……そんなときに、横尾さんコラージュ作品を見て。『こんな表現方法があるのか!』って、衝撃を受けました。絵に自信のない自分でも、これなら表現ができるかもしれないと思って、コラージュ作品を作り始めたんです」

Q3. 創作活動へのこだわりを教えてください。

「作品を通して心を動かしたいんです。それも、作品を見た瞬間に、不安と緊張を与えられるような作品を描きたい。ゾクッと心臓をつかまれたような感覚になってほしいです。

コラージュだけやっていたときは、どうしても素材頼りになってしまうので、諦めざるを得ないテーマも多くあったんですけど、表現の幅が広がったいまは、もっと柔軟な作品づくりをしていきたいと思っています」

 

 

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Q4. 創作をする中で、苦悩はありますか?

人と比べてしまうことです。なるべく人と比べないようにしていても、自分より技術もあって、センスの良い作品は、この世にあふれている。そういったものを見るたびに落胆してしまいます。

そういったものにも負けない創作をするために、日々、自分の中にある『美』を探求しています。趣味のひとである寺社参拝もその一例です。御朱印を集めることが好きで、その寺社特有の筆使いや空間美を見ると、インスピレーションを得られるんです​​」

Q5. 社会に対して実現させたいと思うビジョンはありますか?

創作活動の延長として、将来クリエイターが活動しやすい社会を作るための企業をつくりたいと考えています。

自分自身、いろいろなクリエイターの作品を見ることが好きで、そんな人たちの助けになるような社会をつくりたいと、漠然ながら思っているんです。具体的なプランもある程度考えていて、まずは大学でさまざまなことを学んで、その夢を実現したい。企業家として作家を助けつつ、趣味で創作活動を続けることが、理想の将来像なんです

踝ピアスのプロフィール

年齢:18歳
出身地:静岡県浜松市
趣味:御朱印集め
特技:デザイン
大切にしている言葉:人に期待しても良いことはひとつもない

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Photo:Eri Miura
Text:Mai Sugawara

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Mai Sugawara

ライター

2002年生まれ、東京都出身。青山学院大学 総合文化政策学部 在学中。Steenzには2022年6月より参加。学生ライターとして「気になる10代名鑑」のインタビュー記事執筆を担当している。

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