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マッチングアプリで出会うって、ぶっちゃけアリ?10代が考える「理想の出会い」とは【10代リアルVOICE】

マッチングアプリで出会うって、ぶっちゃけアリ?10代が考える「理想の出会い」とは【10代リアルVOICE】

タイムリーな話題から、カルチャー、さらには社会問題まで、さまざまなテーマについて、リアルな10代の声を聞くシリーズ10代リアルVOICE

今回のテーマは「理想の出会い方」について。社会人や大学生を対象にした調査だと、マッチングアプリでの出会いが他を抑えて1位に、というニュースをよく見ますが、いまのリアルな10代は、出会いについてどう思っているのでしょうか。そして、まだ使えないながらも、アプリを通した出会いについての印象は……? そこで、今回はマッチングアプリのアリナシも含めて、5人のティーンに理想の出会い方について聞いてみました。

1. 五十嵐彩奈さん「普段は巡り会えないような人と出会えることに、ワクワクを感じます」

19歳。俳優を志して地元・京都府から上京。現在は養成所に所属しながら、演技について学んでいる。

「マッチングアプリですか。アリかナシかでいえば、アリかなと思っています。出会い方はそれほど大事じゃなくて、会ってからが大切だと思っているので! それに、普段はめぐり会えないような人と出会える可能性があるのは、マッチングアプリがある現代の特権な気がします。

もちろん、デメリットや危険も大きいという心配もありますが、私はいろいろ経験するのが好きなので、ワクワクのほうが大きいかもしれません」

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2. 和花菜さん「使ったことはないけど、アプリ肯定派。隠す風潮があるのが気になります」

18歳。自給自足キャンプを企画する『自給自足コミュニティ』の運営メンバーとして活動する大学生。

マッチングアプリの出会いに対しては、肯定派です。わたし自身は使用したことがないけど、周りで使用している友達が何人かいます。『自分のまわりに恋愛対象として見れる人がいないから使っている』と言っていました。その友だちいわく、恋愛関係を職場や大学に持ち込むと、いまの環境の居心地の良さが壊れちゃうかもしれないから、恋愛しづらいとも言っていて。それには共感します。

アプリ肯定派のわたしが気になるのは、マッチングアプリを使用していることを隠すような風潮が世の中全体にあること……。特に隠すことじゃないのに、どうして隠さなきゃいけないのか、隠したくなっちゃうのか、気になります」

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3. 七転さん「ロマンチックな出会いに憧れる。アプリを使えば、運命の出会いの確率も高まるのかな」

17歳。ラッパー・サウンドクリエイターとして活動する高校生。第17回『BAZOOKA!!!/高校生RAP選手権 』(通称:高ラ)に出場。

「旅行先でたまたま出会って、一気に仲良くなる……みたいなロマンチックでスピード感のある展開が理想の出会いなんですけど、ぶっちゃけ、マッチングアプリもアリだと思っていて。あらかじめ、プロフィールとかチャットでお互いの趣味とかを理解してから会えば、話題にも困らないと思います。

むしろ、学校で出会うよりよっぽど門口が広いから、運命の出会いの確率も高まるはず! ただ、男性は有料のものが多いから、気軽に使いづらいのが難点ですね……

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4. 讃良さん「友達から恋人……が理想。アプリは安全面が心配です」

17歳。同世代や海外に向けて、日本の伝統文化の魅力を伝える活動に取り組んでいる。

「パートナーとの出会い……。理想は学校や職場、趣味の場などで出会って、友達を経て、恋愛に発展していくこと。実際にリアルでコミュニケーションをとる時間があったほうが、人として信頼できるかどうかとかもわかるし、仲も深まると思います。あと、家族にも紹介しやすい気がします。

マッチングアプリを登録することには、ちょっと抵抗があって。いまのところ、わたし自身、パートナーをそんなに必要としていないし、やっぱり安全面が心配ですね。でも、出会いの幅が広がるツールだと思っているので、いにならない人は有効に使うのがいいんじゃないかなと思います」

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5. 森垣穂香さん「オンラインが当たり前になってきているからこそ、オフラインでパートナーと出会いたい!」

17歳。社会問題を軸にしたプロジェクトを複数立ち上げ、主にメディア発信に携わる。

「マッチングアプリでの出会いも一般的になっていますが、個人的にはナシですね! オンラインでのコミュニケーションが一般的になってきたからこそ、オフラインで運命的なパートナーと出会うのに憧れます。

でも、まわりの友達からは、『パートナーとSNSで知り合った』って聞くこともけっこうあって。やっぱりSNSやマッチングアプリで出会っている人が増えているのだなあと感じています」

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マッチングアプリを「出会いが広がるひとつの選択肢」として肯定的に捉えている声が多く挙げられる反面、まだまだセキュリティやプライバシーの問題など、ネットならではのリスクを心配する声も。いざ、自分が使うとなるとハードルを感じている10代が多いことがわかりますね。

Photo:Eri Miura
Text:Ayuka Moriya

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Ayuka Moriya

エディター

1999年生まれ、秋田県出身。東京外国語大学 国際社会学部在学時よりライター・エディターとして主にインタビュー記事の執筆、ディレクションに携わる。Steenzでは、2021年ローンチ当初より「気になる10代名鑑」のコンテンツ制作を担当。

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