タイムリーな話題から、カルチャー、さらには社会問題まで、さまざまなテーマについて、リアルな10代の声を聞くシリーズ「10代リアルVOICE」。
今回のテーマは「音声メディア」。ポッドキャスト番組が増えてきたり、ラジオが復活しているなどといった話題も耳にしますが、10代にとってはどうなでしょうか。そこで、今回は5人のティーンによく聞いている音声メディアやコンテンツについて、聞いてみました。
1. 高橋真礼さん「好きな芸人さんのラジオを聞くことが多いです」
「ラジオをよく聞いています。お笑いが好きなので、芸人さんのラジオを聞くことが多いです。特に好きなのは、金属バット、Dr.ハインリッヒ、ハイツ友の会とかですね。
ラジオ以外は、音楽をずっと聴いていますね。僕は歯の石膏をモチーフにしたアクセサリーブランドをやっていて、制作しているときや寝る前、あと、特に何もしないときは、音楽のほうがいいですね」
2. 五十嵐彩奈さん「アーティストの生の声を聞ける番組から、刺激を受けています」
「『アーティスト自身の生声で配信する』をコンセプトにしている『Artistspoken(アーティストスポークン)』という番組を聞いています。最近になって利用し始めたばかりなのですが、寝る前や電車の移動中とかに、よく聴いています。
私は演技について勉強しているので、映画監督や俳優さんのものをよく聞きます。監督が考えていることを知って、演者である自分の考えと照らし合わせたり、活躍されている人はどんな考えを持っているんだろうと考えたりします。すごく刺激になっているので、おすすめです!」
3. 七転さん「音楽について配信する番組がお気に入り。1日のうち1時間半ぐらいは聴いています」
「ラップや音楽活動をしているので、ミュージシャン同士の対談や、アーティストが話しているラジオをよく聴き流しています。中でも『MUSIC FUN !』という番組がお気に入り。インタビューや生配信などで、音楽をつくる人たちが本当におすすめしている曲やアーティストを紹介してくれるから。
家事をしながらとか、散歩をしながら聴いていることが多くて、1日のうちの1時間半ぐらいは流しいていると思います。音声メディアは、他のことをしながらも知識を得ることができるので、時間を有意義に使っている気持ちになります」
4. 森垣穂香さん「教養系のものやトーク番組をシーンで聴き分けています」
「移動時間は教養系や学習系のポッドキャストを、何か作業をしているときはトーク系のポッドキャストを聞いています! よく聴いているのは『ゆる哲学ラジオ』や、長谷川ミラさんと佐藤マクニッシュ怜子さんの『Tokyo Young Boss』。『Tokyo Young Boss』は社会課題、ウェルネス、セルフラブなど幅広いテーマを扱っていて、配信される月曜日を楽しみにしています。
ポッドキャストを流しながら作業を行うと、忙しい毎日の中でも効率よく、さまざまな知識をインプットできるので、とても便利だなと思っています」
5. 讃良さん「寝る前にお気に入りの番組を聞いたり、移動中に本の朗読を聞いたりします」
「ポッドキャスト番組の『ゆる言語学ラジオ』をよく聴いています。寝る前のBGM代わりにしていて、スリープタイマーの設定をしているので、いつのまにか寝落ちしていて(笑)。YouTubeで見かけて、それからポッドキャストで聴くようになりました。言語にまつわるいろんなトピックを取り扱っているので、興味があるタイトルの回をちょくちょく聴いています。
また、Amazonが提供しているオーディオブックサービス『Amazonオーディオブック』もよく利用します。読書をするような感覚で、電車での移動中や作業中に流し聴きすることが多いです」
国内外でも利用者が増え、また、コンテンツも続々と生み出されている音声メディア。移動時間や別のことをしながらも、効率よく情報をインプットできるという声がよく聞かれました。これはやはり、いまの10代がタイパ重視であるからかもしれませんね。
Photo:Eri Miura
Text:Ayuka Moriya