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ムスリムではなくても気になる「ハラールコスメ」。サステナブルなその特徴とは?【Steenz Breaking News】

ムスリムではなくても気になる「ハラールコスメ」。サステナブルなその特徴とは?【Steenz Breaking News】

世の中にあふれる情報から、10代が知っておくべき話題をお届けする、「Steenz Breaking News」。今日は、サステナブルな視点でも注目されているハラールコスメについてご紹介します。

エシカルでサステナブルなハラールコスメ

近年、さまざまなサステナブルなコスメが注目される中、話題になっているのが、ハラールコスメです。「ハラール(Halal)」とはイスラーム法において合法なもののことで、ムスリム(イスラーム教徒)の食や生活に関わる、さまざまな場面で登場します。例えば適切な方法で畜殺されていない家畜や豚肉、それらに由来する食品を食べることが禁じられていて、それらのルールを守った食品がハラールフードとして販売されています。

ハラールコスメも、イスラーム法に則ってつくられます。アルコールや昆虫を含む動物性原料が使用できないため、天然原料に限られるほか、動物実験の禁止、また原料の調達から製造に至るまで労働者の待遇と環境汚染に配慮することなども条件です。このようなエシカルでサステナブルな条件が厳格に管理されていることから、ムスリムではないひとにも注目されているんです。

ハラールには政府や第三者機関による認証もあるため、より厳格にサステナブルでエシカルなアイテムを探したいひとは、ハラール認証を受けたアイテムを探してみてください。

環境保護活動に熱心なオーストラリアのハラールコスメ

 

オーストラリアの「INIKA Organics」は、100%天然由来成分で作られたヴィーガンビューティブランドで、オーストラリアのハラール認証団体から認証を受けています。有害な成分を排除したクリーンビューティなアイテムは、スキンケアからカラーコスメまで品質も高く、さまざまな賞を受賞するなど、評価も高いです。「INIKA オーガニック リップ&チーク クリーム」はリップ、チーク、アイシャドウとして使える便利なマルチクリームです。

 

また環境保護の取り組みにも積極的で、使用したプラスチックと同じ量のプラスチックをリサイクルしています。またパッケージの90%がサステナブルで再利用可能な素材で作られていて、ヴァージンプラスチックの使用量を8.1トンから1.3トンまで84%削減することに成功。リサイクルするプラスチックの一部は洪水や火災、干ばつの影響を受けたコミュニティの再建を支援するために、フェンスの支柱に加工されるそうです。

ハラールコスメならではの「簡単に剥がせるネイル」

 

 

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マレーシア生まれの「SO.LEK Cosmetics」は一部のアイテムを除き、ハラール認証を取得したコスメブランド。マレーシアは国民の6割ほどがムスリムなので、ハラールはとても身近な存在です。

ムスリムは1日に5回お祈りをしますが、礼拝の度に手、口、鼻、顔、腕、髪、耳、足を水で洗って清めるウドゥを行います。清めるためには肌や爪が水に触れる必要があり、メイクやマニキュアも水を通すもの、または簡単に落とせるものが求められているのです。これに対応するものを「ウドゥフレンドリー」と呼びます。

 

 

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「SO.LEK Cosmetics」のネイルポリッシュは。ネイルリムーバーがなくても剥がして取ることができるウドゥフレンドリーなアイテム。またリップカラーもウェットティッシュで拭うだけで「簡単に除去できる(Easy to remove)」ように工夫されています。

ムスリムでないひとでも注目したい「ハラールコスメ」。宗教や慣習に関わらず、すべてのひとがおしゃれを楽しむために、今後もこういったアイテムが増えていくといいですね!

Text:Anna Usui

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Anna Usui

ライター

フリーランスの美容ライター。海外市場やエシカルコスメなどを中心に、美容情報を取材、執筆。 

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