Teen's Snapshots

「祭りの音楽」がコンセプト。ジャズを起点に同世代アーティストを束ねるコンポーサー【石川大祐・19歳】

「祭りの音楽」がコンセプト。ジャズを起点に同世代アーティストを束ねるコンポーサー【石川大祐・19歳】

気になる10代名鑑」の320人目は、石川大祐さん(19)。国立音楽大学でジャズを学ぶ傍ら、同世代の音楽家で結成した「Non Color」というグループで、コンポーサーとして活動しています。石川さんに、作曲で意識していることや影響を受けたアーティストについて聞いてみました。

石川大祐を知る5つの質問

Q1. プロフィールを教えてください。

国立音楽大学でジャズを学びながら、主催する『Non Color』というグループの楽曲や、その他さまざまな自主制作で、コンポーサーとして活動しています。

『Non Color』は、プロローグを1曲リリースしているんですが、本格的に始動するのは、4月以降を予定していて。大学の同級生だったサックスプレイヤーの鈴木真明地と、たまたまインスタで見て声をかけたボーカルの中村杏の3人のメンバーのほかに、美大生にも協力してもらって、ジャケットや映像のアートワークにも力を入れられたらなって思ってます」

 

 

Q2. どんな曲をつくっていますか?

「ひと言で言うと、『祭りの音楽』です。自分でもどうしてそう決めたのかは、ハッキリとわからないんですけど。室内楽やインストゥルメンタルって、どうしても祭りで流れているような、宗教的でミスティックなものになりがちです。

いろんな音楽に影響を受けている、というも理由としてあるかもしれません。いま制作している曲だけでも、ファンク、ジャズ、ヒップホップ、クラシック、アンビエントと、さまざまな要素を詰め込んでいます」

 

 

Q3. 音楽を始めたのはいつですか?

「最初は『のだめカンタービレ』の影響でクラシックピアノを始めたんですが、その後『坂道のアポロン』に影響を受けて、ジャズに興味を持ちました。

そこで、国立音楽大学のジャズ科に行くのを目標に、地元・鹿児島から上京して、国立音楽大学附属高等学校の作曲科に入学しました。通過点のつもりで選んだ作曲科だったんですけど、勉強していくうちにのめりこんでいきました。

音楽的な影響をもらったのは、16歳の終わりぐらいに出会った常田大希さんの『millennium parade』です。それまではクラシックとジャズしか聴いてこなかったのですが、『こんな音楽があるのか……』と衝撃を受けて。ポップスなどの他のジャンルも聞くようになって、DTMもそのころから触り始めました」

 

Q4. 音楽を作るときに意識していることは?

『日本の音楽業界に、どんなひとがいたら面白いだろう?』っていうのは常に考えています。それはやっぱり、尊敬している『millennium parade』が、自分の中で異次元の存在だったからだと思います。

高校の最初のころは、『坂道のアポロン』から興味を持ち始めたこともあって、プレイヤーを目指していたんです。でも『millennium parade』を見ていいたら、演奏者を動かして、プロデュースするほうが向いているし、もっと面白いことができるんじゃないかなって気づいて。もちろん、プレイヤーとしての勉強もしていきたいとは思ってます。

あとコンポーザーは、いろんなひとをを束ねていく存在ではあるんですが、できる限り会って話すようにしています。ここ2〜3年ではオンラインでもコミュニケーションが取れるようになりましたが、やっぱり面と向かわないと、本当言いたいことが伝わらないし、活動もスムーズにいかないなって思います」

Q5.将来の夢を教えてください。

Non Colorとしては、フジロックのような大きいステージに立つこと。個人的には、最近、映像作品の音楽を担当させてもらったりしているんですが、映画の音楽監督になることが夢です。

あとは、Non Colorの活動もそういう目的でやっていますが、なんだかそれぞれの分野だけで、アーティストが固まりすぎてる気がしてるんですよね。だから、そういった垣根を超えて交流できるきっかけを作っていけたらなって思います」

石川大祐のプロフィール

年齢:19歳出身地:鹿児島県鹿児島市所属:国立音楽大学、Non Color趣味:映画鑑賞、絵画大切にしている言葉:人の時間を奪っているから責任があると思ってる

石川大祐のSNS

★Instagram

 

★Twitter

 

 

★Linktree

 

daisukeishikawaopank | Twitter, Instagram | LinktreeLinktree. Make your link do more.linktr.ee

 

Photo:Eri MiuraText:Atsuko Arahata

SNS Share

Twitter

Facebook

LINE

Atsuko Arahata

エディター

View More