世の中にあふれる情報から、10代が知っておくべき話題をお届けする、「Steenz Breaking News」。今日は、国産原料を使ったサステナブルなコスメをご紹介します。
日本生まれの原料を使ったコスメ
「地産地消」とは、主に野菜や加工品などの食べ物の消費に関して使われる言葉で、地元で採れたものを地元で消費すること。輸送にかかる燃料や排出される二酸化炭素を減らすことができること、また地域の雇用を創出して、地域の活性化につながることが、サステナブルだと注目されています。
実は美容業界でも、この「地産地消」の考え方が広がっているのです。そこで注目したいのは、国産原料を用いて日本の生産者を支援し、環境にもやさしい取り組みを行うブランドの動き。日本の地方で採れるさまざまな植物、食材は、栄養たっぷりで、お肌にも嬉しいものばかりなんです!
ドラッグストアにある話題コスメもサステナブル!
ドラッグストア「マツモトキヨシ」「ココカラファイン」のマツキヨココカラ&カンパニーが展開するプライベートブランド、「アルジェラン(ARGELAN)」は、SNSでも話題になるほど、実力派の商品がずらり。オーガニック、サステナブルをコンセプトの軸に、国産原料を使用しています。
9月にリニューアルした「モイストリップスティック」は、サステナビリティも進化。稀少な機能性オイル「高知県産のKAYAオイル」を配合して、うるおい感をアップ。日本でカヤの生産農家は1軒のみだといい、この農家からカヤ原料を買い入れることで生産をサポートしています。また、高知県産のユズ種子オイルは、果実の圧搾後、廃棄されるユズの種子を利用したもの。選ぶことが社会貢献になるリップスティックとして開発されています。
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その他の商品でも多くの国産原料が使用されており、スキンケア「モイストクリア シリーズ」には、ジュース製造後に捨てられていた国産ウンシュウミカンの果皮を利用した抽出エキスを使用。エシカルなポイントが散りばめられていながらも、これらがすべてプチプラでゲットできるというのが驚きです。
コスメのための自社農場!無農薬ハーブを使ったスキンケア
国産の自然原料にこだわり、農地を作った企業も。「ナチュラグラッセ(naturaglace)」「チャントアチャーム(chant a charm)」などを展開する、ネイチャーズウェイは、原料がどこからきて、どう育てられたのか追跡するトレーサビリティの観点から、山梨県で有機栽培を行う自社農場「明野ハーブ農場」を運営。農場にある20種以上のハーブは無農薬で育てられています。
「チャントアチャーム」の角質美容液「ピールケアオイル」は、この農園で育ったハーブや、山形県鶴岡市で製造される日本酒由来「コメ発酵エキス」、北アルプス温泉水を配合して、肌を乾燥から守りつつ、角質ケア成分が肌をつるっとなめらかに導いてくれます。
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ネイチャーズウェイは環境問題に取り組む「ネイチャーズウェイサステナブル環境基金」を設立しており、売上の一部を環境保護活動や社会貢献活動に役立て、製造や販売などの企業活動で生じる環境負荷を低減する取り組みも行っています。
野菜や果物を選ぶように、ビューティーアイテムでも、原材料の産地に注目してみてはいかがでしょうか。
Text:Anna Usui