タイムリーな話題から、カルチャー、さらには社会問題まで、さまざまなテーマについて、リアルな10代の声を聞くシリーズ「10代リアルVOICE」。
今回のテーマは「Twitter」。イーロン・マスク氏による買収劇を期に、さまざまなニュースが報じられています。最近は「Twitter Blue」というプレミアムサービスが実装されたことでも話題になりました。そんなTwitter、リル那10代たちはどのように使っているのでしょうか。5人のティーンが、それぞれの使い方を教えてくれました。
1. しめじさん「人と会えないときは、雑談の代替のようになっていた気がする」
「普段から大学内の交流や、趣味に関する情報取得のために、Twitterを使っています。 1日30分ぐらいは使っていると思います。友人など、まわりの人たちの近況を知ることができるので、コロナ禍で人と会えないときは、雑談のかわりになっていた気がします。
最近のTwitterのニュースを見て、Twitterの在り方が問われているいまこそ、無断で流出されているコンテンツが増えていることの危険性を考えるべきなんじゃないかなと思いました」
2. かほさん「Twitterは見る専用。もしも有料化されたら使わないかも」
「Twitterを使うのは、1日に45分くらい。友達や知り合いのツイートを見たり、自分が関わっていたコミュニティの宣伝のRTをしたりしています。といっても、自分で文章を書いて発信することはないですね。あとは、地震が起きたときに最新の情報を知るために見たり、エンタメニュースなどに対する世間の声を調べたりすることもあります。
Twitterの有料化などが話題にありましたが、有料化されたら使わないと思います。Instagramだったら頻繁に使っているので、有料化されても使うかもしれません」
3. ささきなるみさん「4つのアカウントを使い分けています」
「だいたい1日のうち2時間くらいは使っていると思います。 アカウントが4つあって、それらを使い分けています。
ひとつは大学用で、友達の課題の進捗や交友関係を知ったり、教授や先輩からの情報、展示情報を得たり、情報収集用に使っています。 ふたつめは、大学外の友達としょうもない報告をしあうアカウント。Instagramのストーリーにあげるほどでもない写真や進捗をアップしています。3つめは、レシピや役立つ情報をリツイートしたり、ブクマしておくためだけのアカウント。完全に閲覧用です。そして4つめは独り言用のアカウントで、知り合いの目を気にせず、考えたことをひたすら呟くアカウント。日記のかわりに使っています。
最近のTwitterは、イーロン・マスクの動向に注目が集まっていますが、情報量が多すぎて困っています……。Twitter、この先どうなっちゃうんでしょうね」
4. 鵜飼ひなたさん「Twitterは他のSNSよりも、個人の意見や知識により触れられる気がする」
「Twitterは暇なときによく見ています。 InstagramやTikTokと違って、社会で起きていることに対して、個人の意見が深く書かれているので、読んでいると知識が増えている感じがします。それがTwitterの魅力だと思います。
最近のTwitterをめぐるニュースについては、自分の意見を言えるほどあまり詳しく知らないけど、時代や個人の思考が絡まって、あんまり良くない方向に進んでいるように感じています」
5. 浅葱凜さん「Twitterは使っているけど、人とはつながっていません」
「私の場合、Twitterは使っているけど、人とはつながっていません。誰かに相談するのが苦手なタイプなので、嫌なことがあったときとか、どうしていいかわからないときに、人の目を気にせず感情を吐露できる場所として使っています。
前は友達とつながっていたけど、『誰かに見られている』と思いながらツイートすると、どうしても吐き出したい言葉や内容、ニュアンスと離れてしまう気がして、自分の言葉をうまく残せないような気がするんです」
社会で起きていることの情報収集や、日記のかわりとして、Twitterを使っているという声が多く聞かれました。日常的に使用している一方で、有料化などの新たな動きについては、後ろ向きな声も……。デジタルネイティブである10代が、これから先のTwitterにどんな印象をもって、どうやってTwitterと付き合っていくかは、注目していきたいですね。
Photo:Eri Miura
Text:Ayuka Moriya