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高校中退をきっかけに自分のやりたいことを考える生活を。わがままにとにかく行動!【Kaju・18歳】

高校中退をきっかけに自分のやりたいことを考える生活を。わがままにとにかく行動!【Kaju・18歳】

「気になる10代名鑑」の306人目は、Kajuさん(18)。さまざまな業界を横断して、現場に出向きながら、自分のやりたいことを見つけています。ひとつのことにしぼらず、興味のあることを並行して進めたいと語るKajuさんに、行動力の源泉などについて、詳しく伺いました。

Kajuを知るための5つの質問

Q1. どんな活動をしていますか?

「どうすれば自分の理想の働き方を実現できるのか、どうしたら自分の好きな作品をつくれるか、そもそも自分とは何なのか……など、さまざまなことに疑問を持ち、自問自答し、考えが深められそうな現場にひたすら出向いています。

どの活動が中心なのかは決めていません。すべての活動が自分だけでは完結できない以上、それぞれにベストなタイミングってあると思うんです。そのタイミングが来たときに力を入れられるように、いくつ活動があっても、すべて並行でやると決めています。目の前のことに、丁寧に、全力で向き合いながら、これからもやりたいことをたくさんやって、簡単には自己紹介ができない人になりたいと思っています

Q2. どんなことを実現しようとしていますか?

「自分を筆頭に、わがままになれる教育や働き方を浸透させたいと思っています。誰もが自分のやりたいことを見つけて、それに直結する環境を選べることが大切だと思っているんです。

それとは別に、究極のパーソナライズサービスを展開したくて。なんとなくある感覚をデータ化することで、それぞれの人の趣味に刺さるものがつくれるのではないかと思ったからです。

また、創作活動にも興味があったので、『sense.』というデジタルクリエイティブサークルに所属しています。EveさんのMVのような、音楽とアニメーションが融合した作品がつくりたいです

 

Q3. 活動を始めたきっかけは?

去年、通っていた高校を中退したことです。いま思うと、学校に通うことで生活がパターン化してしまっていることに違和感があったことが一つの理由でした。人生のどこかで休憩し、精神的に回復しなくちゃいけないと思って、決断をしました。

辞めてからは人生に余白ができて、見えるもの、感じるものすべてが変わりました。自分で考えないと生きていけないし、自分の行動の責任がすべて自分にあるのは怖いですが、『失うものは何もない』という精神で、フットワーク軽く行動しています。中退した直後は、2か月で約80社と面談しました」

Q4. 活動を始めるときのファーストアクションは?

インターンに応募する体裁で、メールやDM、求人アプリを通して、連絡を取ることが多いです。直接、現地に出向いてしまうこともあります。

たとえば、eスポーツチームの『FENNEL』に興味が湧いたとき、運営の方とお話しできたらいいなと思いつつ、行ったイベントでスタッフさんに話しかけてみたんです。そうしたら、スタッフさんが運営の方を紹介してくれて、聞きたいことに親切に答えてくれました。

もちろん、若いからこそなめられているように感じて、嫌に思ったこともあったけど、いまはそれも悪くないかなって。『何をしたいか』より『何ができるか』を聞かれてしまう年齢になる前に、とにかく行動したいです!

Q5. 今後の展望・将来の夢は?

「さまざまなことに興味を持って、企画までは詰めることができても、それを実現する力が足りないと感じるようになって。つくりたいものをアウトプットする手段を勉強しつつ、私とこだわりを共有して、一緒にアウトプットしてくれる仲間を見つけらたらいいなと思っています

私の根幹にある欲求は、新しいものを創り出して、自分を表現すること。これから先、どんなことに興味を持つかはわかりませんが、妥協せずやりたいことをやっていきたいです」

Kajuのプロフィール

年齢:18歳
出身地:群馬県
所属:sense.
趣味:歌うこと、映像を観ること、音楽を聴くこと、読書、ファッション
大切にしている言葉:失うものは何もない。ほどほどにがんばる。

Photo:Eri Miura 
Text:Ayaka Shinada

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Ayaka Shinada

ライター

2001年生まれ、神奈川県出身。慶應義塾大学 環境情報学部に在学し、ライターとして活動。「若年層マーケティングメディアSORENA」での記事執筆経験がある。Steenzでは、「気になる10代名鑑」で、学生団体の運営や起業に携わる10代を中心に取材。

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