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きっかけはダイエットのモチベ維持?いきなりアプリ甲子園で優勝した高校生エンジニア【増田ひなた・16歳】

きっかけはダイエットのモチベ維持?いきなりアプリ甲子園で優勝した高校生エンジニア【増田ひなた・16歳】

「気になる10代名鑑」の284人目は、増田ひなたさん(16)。「友だちと一緒にダイエットをしたい」という気持ちから、ヘルスケアアプリの開発を思いつき、今年の10月の『アプリ甲子園』で3つの賞を獲得しました。「ITで人の行動を変えることが面白い」と語る増田さんに、アプリ開発を始めたきっかけやこれからの目標について伺いました。

増田ひなたの活動を知る5つの質問

Q1. いまいちばん力を注いでいる活動は?

運動量や歩数がポイントになって、友達に共有されるヘルスケアアプリ『Sanitas』を開発しています。楽しさと競争意識を生み出して、ダイエットや健康維持のモチベーションにつなげるのが目的です。

こだわったのはアプリのメイン画面。友人とのポイント差がひと目で分かるように、デザインしました。競争がモチベーションに与える影響や歩数にまつわる論文も読み込んで考えついたものです。

今は友達が40〜50人、一般の方が100人くらい使ってくれていて。友達とおしゃべりしているときに『もうちょっとでスコア負けちゃう』なんていう話も出てきて、うれしいです。先日開催された『アプリ甲子園』で、優勝・総務大臣賞、Cygames賞、DeNA賞をいただきました

Q2. 活動を始めたきっかけは?

「学校で『ダイエットが続かない!』という会話を耳にしたことがきっかけです。自分自身、ダイエットがうまくいかなくて。ひとりでダイエットを続けるのは難しいから、友達と一緒にダイエットをしたい。でも、体重は教えたくないし……。

そんな悩みを解決したくて、スマホで手軽に使えるアプリを開発しようと思いました」

Q3. 課題に対するアクションの、最初の一歩目は?

「まずは既存のアプリ・サービスを調査して、課題を見つけ、プロトタイプを作りました。

そのプロトタイプを、小中高生クリエイター支援プログラム『未踏ジュニア』に提出して、採択していただきました。『未踏ジュニア』に応募する人はすごい人ばかりだし、正直、受け入れてもらえると思っていませんでしたが、『ひたすら頑張ります』『楽しみます』という想いをアピールしました。

プログラミングを始めたきっかけは、中3のときに参加した『Life is Tech !』のプログラミングキャンプです。ただ、そこから2年間はほぼ触っていなかったので、『未踏ジュニア』のメンターさんなどにサポートしてもらいながら開発を進めました。ちゃんとコードを書けるようになったのは、ここ半年くらいですね」

 

Q4. 印象的だった出来事はありますか?

未踏ジュニアの中間合宿で、自分のアプリが動かなかったことです。合宿参加者にテスト使用してもらうはずが、コードが汚かったせいで誰も使えなくて……。それは本当に悔しかったですね。

だから、合宿後の夏休みは、毎日16時間以上、開発に費やして、コードを全部書き直す勢いで頑張りました。どこにも遊びに行かないくらいの勢いでやってましたね」

Q5. 今後の展望は?

「まずは、アプリをアップデートして、もっと多くの人に使ってもらえるようにしたいです。『Sanitas』を使うことで、その人が歩く頻度が増えたり、スコアを気にするようになったり……そうやってITの力で人の行動が変わることが好きで。まるで、自分が操っているみたい(笑)。

それに、『Sanitas』から得られるデータを分析する作業が楽しくて、もっと大規模にやってみたいんです。開発中に、アプリ上に友達が4人以上いると、継続日数が増えるっていうパターンが見つかって。あくまで仮説だったんですが、実際に相関図を作ってみたらきれいに相関が出て。

将来は、ITの力で人の行動を変えていくような研究ができる大学に進学したい。特にセンシング技術を勉強したいです」

増田ひなたのプロフィール

年齢:16歳
出身地:東京都
所属:共立女子高等学校
趣味:邦ロックを聞くこと

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Photo:Eri Miura
Text:Risa Naito

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Steenz編集部

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