タイムリーな話題から、カルチャー、さらには社会問題まで、さまざまなテーマについて、リアルな10代の声を聞くシリーズ「10代リアルVOICE」。
今回のテーマは「服を買うときに参考にしているもの」。暑かったり寒かったり、日々の服装選びに迷うことも多いこの時期。そこで今回は、6人のティーンに新しい服を買うときにどんなものを参考にしているのか、聞いてみました。
1. 鈴木愛梨さん「インフルエンサーの投稿をSNSで見て、欲しいアイテムを絞ります」
「なりたいイメージに近づけるようなアイテムを選ぶようにしています。参考にしているのは、インフルエンサーの投稿。よくTwitterやInstagram、WEARなどのアプリで、コーディネートやアイテムなどをチェックしています。
だいたいいつも『こういう服が欲しい』と、ある程度目的を決めてから買うことが多いので、ショップスタッフさんの着こなしなどは、あまり参考にしたことがありません」
2. 西風明さん「好きなインスタグラマーやYouTuberを参考に、さらにググったりする」
「好きなインスタグラマーさんやユーチューバーの投稿を参考にすることが多いです。その人のファッションやメイクなど、全体的な雰囲気が好きなので、購入品紹介の投稿や動画のなかから、自分の好みに合ったものを見つけることができるんです。
また、フォローしている人が購入品をあげていないときは、『ブランド名 購入品』などGoogleで検索して、検索結果から自分の好みに合いそうな動画を探して視聴します。
他にも、買いたいものを見つけたら着回しできるかどうかを考えるため、『商品名 コーデ』でググることもあります」
3. がくさん「特定のアカウントというよりも、参考にしているハッシュタグで探します」
「新しい服を買うときは、TikTokやInstagramでランダムに出てくるトレンドの分析動画・投稿を参考にしています。参考にしているメディアやSNSアカウントがあるというよりは、参考にしているハッシュタグがあるという感じです。
そういう投稿を参考にしつつ、最後は自分が気にいるか、気に入らないかで判断しています。あとは、友達とのショッピングなどで気まぐれに買うこともあります」
4. molleさん「ラップカルチャーをリスペクトしています」
「特に何かを参考にしているわけではなく、普段から暗い色の服というか、渋めの服を買うようにしてます。
自分がHIP-HOPやラップカルチャーが好きで、ラップカルチャーやラッパーのファッションがそういうテイストだからです。実際にプレイヤーとしてやっていたので。だから、あまり流行は気にしていないですね」
5. 山下彩夏さん「フォローしているモデル・インフルエンサーの投稿が参考になる!」
「Instagramでフォローしている、好きなモデルさんやインフルエンサーの方の私服投稿などを参考にしています。
特に、自分の系統と合って参考にしているのは、 ミス青山コンテスト準グランプリでモデルの新田さちかさんや、インフルエンサーのかじまりこと楫真梨子さんです。また、SNIDELやFRAY I.D、LILY BROWNといった、USAGI ONLINE(ウサギオンライン)系に掲載されているアイテムやコーディネートを参考にすることもあります」
6. Komatsuさん「ググったり古着屋のアカウントを参考にしたり。最後は直感を信じる!」
「流行りは流行りであって、自分が着たい服を着るというのはずっとあります。でもそれだけ考えていると、場合によっては非常識な格好になってしまうこともあるので、Instagramの投稿を参考にしていたり、『メンズ ストリート 秋』などのように、コーデの雰囲気で検索をして、出てきた画像を参考にしています。
最近は古着ストリートのようなコーデが好き。インスタで古着屋さんを調べると、たくさん参考になる投稿が出てくるので、古着屋さんのアカウントも参考にしています。
最後は直感ですね。迷ったとき、直感を信じたほうが当たっていることがよくありますし、今はフリマアプリなどが普及しているので、いらなくなったら売ればいいかという感覚で買っています」
予想どおりではあるものの、やはりInstagramを参考にしている10代が多いようです。とはいえ、参考にしている人やものはあっても、「流行りよりも自分らしさを大事にしたい」という声が多いのが印象的でした。
Photo:Eri Miura
Text:Ayuka Moriya