タイムリーな話題から、カルチャー、さらには社会問題まで、さまざまなテーマについて、ティーンたちの声を聞くシリーズ「10代リアルVOICE」。
今回のテーマは「いま、行ってみたい国」。コロナ禍で規制されていた海外の渡航制限も緩和され始めている今日このごろ。そこで5人の10代に「絶対に行く!」と決めている国とその理由を聞いてみました。
1. 柴田花菜さん「夢を叶えるために、ジェンダー先進地域・ロンドンで学びたい」
「3年以内に、LGBTQ先進国のイギリスに留学して、LGBTQやジェンダーについて学びたいです。特にロンドンは、多様性に寛容なエリアだと言われているので、絶対に行きたい!
私は『LGBT差別や偏見・誹謗中傷で傷つく人を減らしたい』という夢があるので、LGBTQ先進国のイギリスに留学して、どのようなジェンダー教育を行っているのか、イギリスの人々は多様性についてどんな考えを持っているのかなど学べたらいいなと思っています」
2. 薄井華香さん「食の都・パリで、自分の商品のことを聞いてみたい!」
「食の都と呼ばれる、パリに行きたいです。いまも食に関わる仕事をしているし、この先も絶対に続けていきたいと思っているから。
あとは、フルーツ大福がフランスにも進出していると聞いたので、フランスの人はフルーツ大福のどこに魅力を感じているのか、実際に聞いてみたいです」
3. 宮沢桜太朗さん「ニュージーランドで羊飼いになるのもアリかも」
「ニュージーランドのオークランドに行きたいです。僕がやっているファッションブランド『KEEP WEARING』は、ニュージーランドの羊毛を使った服を扱っているので、実際に自分の着ている服の元となった羊がいる牧場に行ってみたいんです!
最近は『ファームステイ』と言って、牧場で働きながら滞在できるところともあるらしいので、羊飼いになるのもありだなって思っています」
4. 岡本青空さん「新しい音楽の刺激を求めて、韓国に行きたい!」
「韓国の音楽が気になっているので、本場で聴いてみたいです。韓国の音楽って、曲の中に必ずラップが混じっていたり、韓国特有のリズムやメロディーがあったりして、面白いんですよね。
特にソウルの中にある、弘大(ホンデ)という場所は、街中でよくダンスをやっているみたいなので、そこで新しい刺激を受けたいです」
5. AMANEさん「来年からはアメリカを拠点に活動します!」
「行ってみたい国はたくさんあるけど、3年以内にはアメリカ、韓国、中国に絶対行きたい! 特にアメリカで、語学とモデル、ダンスの幅を広げたいと考えています。永住権を持っているので、来年からはアメリカに住む予定です。
韓国は友達が留学しているから会いに行きたいし、中国はモデルの活動するにあたって、いまのうちにコネクションを広げておきたい場所。中国語の勉強もしなきゃ!」
10代のうちに異なる文化に触れた経験は、きっと20代、30代になってからも活きるはず。最近は、ファームステイやワーキングホリデーなど、旅行や留学以外の方法で行く選択肢もあります。ここ数年間、自由に海外に行けなかった思いをぶつけてみては。
Photo:Eri Miura
Text:Ayuka Moriya
Edit:Takeshi Koh