「気になる10代名鑑」の88人目は、ももさん(19)。高校卒業後、フリーランスのライターとして活動しています。「誰かのご機嫌につながる文章を書くことが、私の使命だと思っています」と話すももさんに、10個の質問に答えてもらいました。
■ももを知る10の質問
Q1. プロフィールを教えてください。
「埼玉県出身の19歳です。高校を卒業してからは、『人生の夏休み』と称して、進学も就職もせずに過ごす“ギャップイヤー”を選択しました。現在はフリーランスで、広報やライターとして働いてます。
今年の2月からは、フリーランス広報のユニット『ふたり広報』のメンバーとしても活動を始めて、『やっと自分にとって納得のいく人生のスタート時点に立てたな』と感じているところです」
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Q2. ギャップイヤーを選択した理由は?
「自分が本当に好きなことや、興味があることを見つけたいと思ったからです。私は、興味がある分野が多いけど、すぐに飽きてしまう性格なので、このまま大学に行っても、フワッとした人生しか送れないと思って」
Q3. 周囲の反応はどうでしたか?
「意外なことに、否定する人はいませんでした。むしろ、両親は大賛成で。でも、同じ学年でギャップイヤーの選択をした子は私以外にいなかったので、友達が必死に受験勉強している中、自分だけが悠々自適に過ごしていたのはちょっと疎外感がありました……。
今は教育事業に関わったり、高校生の集まる場所で自分のギャップイヤーについてお話したりしながら、『こういう人生を送るのも、アリなんじゃないかな?』と、同世代や少し下の世代に伝える活動もしています」
Q4. 活動をする上で、大切にしていることを教えてください。
「まわりも自分も、ご機嫌でいられるような言動を心がけること。自分が満たされていないと、まわりのことを幸せにできない性質なので、自分がいちばんご機嫌でいられる場所を選ぶことも意識してます」
Q5. 普段はどんな人と関わることが多いですか?
「仕事では年の離れた方とご一緒する機会が多いです。みなさん、バリバリお仕事されていて、人生の先輩、お姉さんって感じです。
それと、中高時代の友達と過ごすことも多いです。みんな大学生なので、毎日のように会えるわけではないけど、私の日常を語るには欠かせないほど、過ごしている時間が多い人たち。会うと元気になれるし、バイバイしたあと後でも、すぐにまた会いたくなる、私にとっての栄養源です」
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Q6. 幸せや生きがいを感じる瞬間はどんなとき?
「新たなことを始める瞬間や、新しい価値観やモノに触れられたときに『生きていて良かった!』って感じます。だから、私のブログでも、誰かの人生が少しでもご機嫌に生きることに繋がるようなアイディアを取り上げるようにしています」
Q7. 趣味はありますか?
「趣味はいっぱいあって、おいしいものを食べること、お香、あとアイドルや音楽などのエンタメも大好きです! オタク気質なので、いろんな界隈に推しがいます。お香は去年から始めて、毎晩焚いていて、お香をきっかけに、マインドフルネスの資格も取得しました」
Q8. 社会がこう変わればいい、と思うことはありますか?
「将来の夢を訊かれたときに、職業以外で答えられる人が増えればいいなと思います。仕事って夢を叶える手段にすぎないと思うから、職業で答えることを前提に、子どもに質問する大人はちょっと苦手……。
学歴とか出身などの肩書きは関係なく、個人の考え方やスキル、好きなものといった尺度で人のことを見るのが当たり前の社会になってほしいです」
Q9. 今後の目標や、これから挑戦したいことがあれば教えてください。
「私の夢は『ご機嫌な人生を送ること』。ブログの名前にもしている”PEACHY”というフレーズは、ご機嫌とか、最高な気分でいるときに使う言葉なんです。具体的に『これになりたい!』というものはないのですが、ギャップイヤーを始めたのはもともと海外進学を考えていたからなので、いずれは海外の大学に行きたいです。
フリーランスとしては、ライティングだけでなく、幅広い知識をもって活動したいと思っているので、とにかく実践を積むこと! お仕事、お待ちしています!」
Q10. 同じ時代を生きる10代にメッセージをお願いします。
「やりたいことや好きなこと、幸せな瞬間を考えて行動することは、本当に大切。『なんのために生きるのか』という問いに向き合うタイミングは人それぞれですけど、『早すぎる』なんていうことはないと思います。
せっかくの人生なので、自分がいちばんテンションの上がる生き方で、一緒に好きなように楽しんでみましょう!」
■ももの今日のファッション
「洋服にあまりこだわらないかわりに、アクセサリーや小物にこだわります。イヤリングはピックを使った手作りのもの、バッグはGUのものをリメイクしました。ロックで可愛いものに惹かれます。スタッズ×リボンが大好物です!」
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Photo:Eri MiuraText:Ayuka MoriyaEdit:Takeshi Koh