
「気になる10代名鑑」1354人目は、本間孝男さん(17)。「誰もが自分の生き方を自分で決められる社会」を目指して、学生のキャリア選択の幅を広げるイベントを開催しています。かつて生徒会役員として校則改革に挑むも、思うようにいかなかった経験を糧に活動に取り組む本間さんに、活動のきっかけや将来の展望を聞いてみました。
本間孝男を知る5つの質問

Q1. いま、いちばん力を入れている活動は?
「地方と学生をつなぎながら、学生のキャリア選択の幅を広げる活動をおこなっています。
今年5月『Agrism』というプロジェクトを始め、一次産業のなかでも、都会でもできる農業に注目し、学生が参加できる農業体験イベントを開催しています。今年秋に、初イベントとなる収穫体験イベントを東京都世田谷区で開催予定です。また、通信制高校と提携し、高卒認定資格が取れるカリキュラムを提供できる通信制サポート校の創設を目指しています。
団体としては、“地方貢献×学生”をテーマに活動する学生団体『Everyplace』の企画責任者として、イベントの企画や集客などを担当しています。あとは、中学時代に立ち上げた学生団体『MYSTORY』でこれまで映像制作にも携わってきました」
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Q2. 活動を始めたきっかけは?
「中学1年生のときに参加した、学内でキャリアについて考えるイベントです。
OBOGの人たちといっしょに自己分析やビジネスモデルを考案して。そこで、ビジネスに関する基礎知識を手取り足取り教えてもらい、ビジネスの面白さを知りました。翌年、学生団体『MYSTORY』を立ち上げましたが、このイベントでの出会いや経験が『まず団体を立ち上げてみる』という、最初の一歩を踏み出す勇気につながったと思います。
自分自身の進路選択で迷った実体験も、活動の原点です。映像が好きで、映像制作が学べる大学を志望しましたが、自分のやりたいSNSでのPR動画は学べないのではないかと思い、一度立ち止まったことがあったんです。でも、大学で勉強している先輩に話を聞いたり、担任と面談したり、情報の範囲が広がることで、進路選択の可能性も広がるのだと実感しましたね」

Q3. 影響を受けた人物は?
「現在いっしょに活動している、Agrismの代表です。彼女は、元トー横キッズという異色の経歴を持ちながら、『キャリア選択の幅を広げることで、自分のような子を救いたい』という想いを実現するため、ビジネスに挑戦しようとしています。
今年4月にオンラインでたまたま出会い、意気投合したんです。そして翌月には、オンラインコミュニティで誰かが提案した『Agrism』をふたりで形にしようと動き出しました。
そもそも、通信制サポート校の創設に挑戦する原点は、『より早く、自分みたいな人を救いたい』という彼女の思いで。なんでも臆せずビシバシ言う性格ですが、『この人といっしょに事業をつくりたい』と思えた人でもあります」

Q4. 活動を通して、実現したいビジョンは?
「誰もが自分の生き方を自分で決められる、そんな社会を目指して活動しています。
中学時代、生徒会役員として活動する傍ら、『バイト禁止』などの校則のあり方に疑問を感じていました。でも、100年以上の歴史を持つ古い校風であったことや、若い先生がすぐ辞めてしまい、昔を知るベテランの先生が残るという状況が起きていて。そんなこともあり、校則の改革がうまくいかなかった挫折を経験しました。
『Agrism』の代表と同じように、自分も既存の教育制度にどこか違和感を感じながらも、努力では変えられない経験をして。だからこそ、少し融通の利く通信制高校をターゲットに、そこから社会にインパクトを与えていきたいんです」
Q5. 将来の展望は?
「将来は、企画プロデューサーになりたくて。
自分の『何もないところから何かをつくり上げることが得意』という強みを活かして、いつか国際的な規模のイベントを開催したいです。何かひとつのイベントを開催して終わりではなく、何かしらのかたちで社会にインパクトを残して、それがじわじわと広がっていくことが理想ですね。
学校の制度も然りですが、学生の声がちゃんと反映されるような社会を目指して、新しい常識をつくっていきたいです」

本間孝男のプロフィール
年齢:17歳
出身地:埼玉県
所属:学生団体MYSTORY、学生団体Everyplace
趣味:映像鑑賞、音楽鑑賞、観劇、1on1、コンテスト応募
特技:企画立案、募集情報(イベントやコンテスト)の検索
大切にしている言葉:塵も積もれば山となる
本間孝男のSNS
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Photo:Nanako Araie
Text:Haru Ninagawa






