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電力不足の解消だけじゃない!マダガスカルで女性の太陽光発電技術者が活躍する背景【Steenz Breaking News】

電力不足の解消だけじゃない!マダガスカルで女性の太陽光発電技術者が活躍する背景【Steenz Breaking News】

世の中にあふれる情報から、10代が知っておくべき話題をお届けする、「Steenz Breaking News」。今日は、マダガスカルで進む電力不足解消プログラムについてご紹介します。

世界の中でも電化が進んでいない国のひとつ「マダガスカル」

アフリカ大陸南東に位置し、世界で4番目に大きな島国「マダガスカル」。独自の生態系や豊かな自然が魅力のこの島では、電力不足が深刻な問題のひとつとなっています。国民の約84%が電気を利用できず、農村部ではその割合が95%を超えているのだそう。

さらに生活の利便性が著しく低い僻地の村々では、現在も石油ランプが灯として使用されています。このランプが原因で、呼吸器疾患や火災の危険性、高価な輸入燃料への依存などの問題も出てきているようです。加えて、インフラの老朽化も進んでおり、近年の需要増大に向けた対応が求められています。

課題解決のために広がる「ベアフット・カレッジ・ナショナル・プログラム 」

現在マダガスカルでは、電力不足やそれが原因により起こる課題の解消を目的に、「ベアフット・カレッジ・ナショナル・プログラム」が進められています。同プログラムは、開発途上国の農村部の女性たちに太陽光発電技術の研修を提供するというもの。研修には正式な教育をほぼ受けていない、もしくは全く受けていない女性でも参加できます。

村の女性たちはこの研修を受けた後、太陽光発電システムの設置や維持、修理などをおこなっているのです。同プログラムを指導するカレッジは1972年に初めて設立され、これまでに98カ国で支援を行ってきました。

プロジェクトの効果は?

プロジェクトにより、さまざまな変化が起きています。例えばマダガスカルのある村では、210世帯のうち165世帯が、プログラムを受講した女性たちにより、安全で安定した電力を利用できるようになったそうです。

電力が安定したことにより、これまで日没以降に勉強ができなかった子どもたちは、日没後も読書や宿題ができるようになりました。そのほかにも、灯油や電池への依存度が減ったことで、家計の大幅な節約につながったという報告もあるようです。

プロジェクト拡大には課題も

マダガスカルなど、さまざまな国や地域で広がる「ベアフット・カレッジ・ナショナル・プログラム 」。女性が太陽光発電に関する技術を身につけることにより、安定した職と収入を得られるようになりました。電力不足で困っていた地域は、それが改善され生活の質向上にもつながっているようです。

しかし太陽光発電というと、設置による環境問題やソーラーパネルによっては有害物質が含まれている点など、いくつかの懸念点があることも事実です。そのような点をどう解決して、プロジェクトの拡大を進めるのかも注目したいですね。

Reference:
派遣国の横顔 ~知っていますか?派遣地域の歴史とこれから[マダガスカル]|JICA
Women Solar Technicians in Madagascar Brighten Homes and Expand Education |Happy Eco News
BSLBATTはマダガスカルの人々と協力して電化の課題に取り組んでいます|BSLBATT
Barefoot College|TCL
Real Impact Stories|Barefoot College International
2040年、太陽光パネルのゴミが大量に出てくる?再エネの廃棄物問題|資源エネルギー庁

Text:Yuki Tsuruda

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Yuki Tsuruda

ライター

鹿児島県在住のフリーライター。販売職や事務職を経験後、2020年5月からフリーランスのライターへ。執筆ジャンルは、ものづくりやSDGsなど。

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