
世の中にあふれる情報から、10代が知っておくべき話題をお届けする、「Steenz Breaking News」。今日は、フィンランドの高校でおこなわれているサステナブルなプログラムについてご紹介します。
世界初「気候変動メンタープログラム」がスタート
サステナブル先進国のひとつとして名高いフィンランド。持続可能な開発目標(SDGs)の達成率においても、5年連続で首位を獲得しています。そんなフィンランドでは、現在新たな試みが注目を浴びているようです。
フィンランド南部に位置するラハティ市内の高校では、昨年の秋から学生を対象とした「気候変動メンタープログラム」がスタートしました。今回導入したのは、ラハデン・リセオ高校とガウディア高校という2つの高校で、試み自体は世界初になります。

同プログラムの目的は、学生が気候変動対策における自身の役割を発見できるよう支援することだそう。参加者は、プログラム終了までにさまざまなコミュニケーション方法を試し、どの形態の気候変動対策が自分の強みに合うかを特定します。
プログラムでは何が学べる?
気候変動メンタープログラムは、個人指導で進められ、若者の主体性を尊重しつつ環境保護活動と環境教育を組み合わせた内容とのこと。
そして大きな特徴のひとつに、メンターの存在が挙げられます。メンターを務めるのはフィンランドの若手気候専門家「アンニ・ポケラ氏」と「サラ・ユルヨンマキ氏」。2人は教師と連携しながら、生徒たちを指導していくそうです。学生たちは、2人のメンターと協力しながら意見記事やソーシャルメディアコンテンツを作成。それにより、気候変動対策の実践的な経験を積むことができるのです。座学だけで終わらずに、実践を交えて学べるのはとても良いですね。

講座を受けた生徒たちの反応は?
実際に受講した生徒たちからは、「このコースのおかげで、一見些細に見える行動の重要性についても、より深く理解できるようになりました」「この講座を通して、職業に関係なく気候変動が仕事と密接に関わっているなど、気候変動に関する新たな視点を得ることができました」「この講座のおかげで、私にも何かを変えられるという希望が持てました」といった感想が寄せられています。
(引用元:Climate Mentor course boosted young people’s confidence in their ability to make a difference|Lahti)

感想からは、プログラムによってポジティブな気持ちを持てるようになったことが伺えます。実践を交え、各々に合った方法を見つけたことも大きく影響しているのではないでしょうか。
今後も「気候変動メンタープログラム」に注目!
世界初の試みである「気候変動メンタープログラム」。現時点ではフィンランド国内の2校と少ないですが、生徒たちの反応を見る限り、拡大の可能性もあるのではないでしょうか。順調に拡大していけば、その他の国でも導入されるかもしれません。どのような広がりを見せるのか、今後も注目していきたいですね。
Reference:
Lahti has launched the world’s first Climate Mentor program to help high school students develop practical skills for climate action|Happy Eco News
In Finnish high schools, a mentorship program turns climate anxiety into climate action|TrendWatching
Text:Yuki Tsuruda






