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カナダの年末年始の様子は?カナダの食材でお正月料理は作れる? Mizuki in Canada #09【Steenz Abroad】

カナダの年末年始の様子は?カナダの食材でお正月料理は作れる? Mizuki in Canada #09【Steenz Abroad】

こんにちは! 現在カナダに留学中の安岡美月です。「Mizuki in Canada」では、カナダでの経験や発見をお届けしています。今回は、カナダでの年末年始の過ごし方をご紹介します。

かねてからやってみたかったチャレンジ。それは、海外の食材でどこまで日本のお正月料理が再現できるか。今年の年末年始は、ついにそれを実現することができました! その様子もお届けします。

カナダのクリスマスとお正月の考え方

ご存知の方も多いかもしれませんが、カナダではクリスマスとお正月では、9:1くらいで、圧倒的にクリスマス重視の文化です。現在は海外から移住してきた人も多く、無宗教の割合が増加するなど宗教的なバックグラウンドは多様化しています。

しかし、元々はキリスト教が大半を占める国であったため、キリストの生誕のお祝いをするクリスマスは今でもとても大切にされています。クリスマスは家族と、お正月は友人と、という過ごし方がひとつの定番になっています。

クリスマスの様子

わたしはクリスマス前に旅行し、クリスマス当日は大学に戻り、友人と料理をしたり、映画を見たりと静かに過ごしました。クリスマスは「家族と過ごす日」というのが一般的な習慣なので、学生のほとんどが実家に帰っており、閑散としていました。

クリスマスは友人と料理をしようと話しており、当日食材の買い出しに行こうとしていたのですが……。なんとバスは運休、スーパーなどのお店も全て閉まっていました。日本では祝日だからといって公共交通機関が動かないことはないため、これには非常に驚きました。

カルガリーのショッピングモール

ショッピングモールや空港などの公共施設には数多くのクリスマスツリーやプレゼントが飾られています。12月中は、バスの電光掲示板にも行き先と一緒に「Happy Holidays」や「Merry Christmas」の文字が表示されるなど、街中がお祝いムードに包まれます! 街のイルミネーションは、日本ほど豪華ではありませんが、所々装飾されていました。

カナダの年越し文化

お正月は、元日からバスもお店も、銀行も通常営業。日本は三が日は基本お休みするところが多いので、価値観の違いを実感しました。カナダではお正月は友人と過ごす人も多く、大学の寮には友人と年越しのカウントダウンをするため戻っていた人もおり、楽しげな声が聞こえてきました!

お正月料理チャレンジ‼︎

わたしの今年のお正月の目標は、いつもお正月に食べる日本料理をできるかぎり再現すること。今回はお雑煮とがめ煮(筑前煮)を作りました。わたしは福岡出身なので、九州スタイルのお雑煮と、九州の郷土料理のふたつをメインにしました。

30日に買い出しに行き、大晦日から仕込み、元旦に食べる、という我が家のスケジュールを守りながら実践しました。

今回そろえることができた食材たち

右上から時計回りに、茅乃舎の焼きあご入り出汁パック、水で戻している最中の干し椎茸、鶏肉、ぶり、こんにゃく、蒲鉾、いくらです。これらに加えて、人参と鰹節も使いました。

わたしは、茶碗蒸しやお味噌汁などは、絶対出汁から作りたいっていうこだわりがあるほどお出汁に目がないので、出汁パックだけは日本から持ってきていました。それ以外の食材はすべてカナダでそろえることができました! わたしの住む地域は日系の方も多いので、日本食材を取り扱うお店が数店舗ありましたが、それでも数件はしごして無事に入手できました。

がめ煮

がめ煮とは、福岡を代表する郷土料理で鶏肉や根菜類を炒めて煮込む郷土料理です。「がめ」というのは博多の方言でいろんな材料を寄せ集めるという意味があるそうです。

今回は、いつも入れている里芋、ごぼう、蓮根が見つけられず、それ以外で作りました。出汁パックと鰹節で出汁をとり、具材と醤油や塩少々を入れ、一晩かけて煮込みました。しっかり味が染み込み、とっても美味しいのが完成しました!

完成したがめ煮

お雑煮

我が家のお雑煮は博多雑煮で、すまし汁に、しき大根、鶏肉、蒲鉾、ブリ、人参、お麩、椎茸、そして、九州でよく食べられる勝男菜が入ります。また好みでお餅も投入します。大根やお麩、勝男菜はなかったのですが、ブリがあったことには驚きました!

お雑煮にブリと勝男菜を入れるのは、博多ならではのようで、出世魚と「勝」の字ということで出世を連想させる縁起物とされています。こちらも前日からあご出汁パックと鶏肉で出汁をとり、仕込みを行いました。

完成したお雑煮

留学には素敵な食器を持ってくることができなかったため、タッパーに盛り付けるしかなく、見た目は微妙ですが、味はとても美味しく、無事再現することができました!

留学先でも日本の時間を満喫!

カナダの年末年始は、日本とは違う点もありましたが、その違いを体感できたのも留学ならではの経験です。何より限られた海外食材で「いつものお正月」を再現できた達成感で、嬉しい気持ちで新年を迎えることができました!

安岡美月のプロフィール

2006年生まれ、福岡育ち。9月から1年間、教育や社会学の勉強のため、カナダ・アルバータ州に留学中。大の動物好きで、実家では4種7匹の動物を飼っている。特技は言語習得と三線。3ヶ月もあれば日常会話くらいまではできるようになる。

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Mizuki Yasuoka

2006年生まれ、福岡育ち。立教大学Global Liberal Arts Program在学中。福岡市のNPO法人「アジア太平洋子ども会議イン福岡(APCC)」にて、同窓会組織 BRIDGE CLUB Japan プレジデントを務め、国際本部 BRIDGE CLUB International Organisation のヘッドオフィスメンバーとしても活動。同団体による子ども大使として、ブータン、タイ、台湾への派遣を経て、中学生で単身カナダへ留学。その後、第57回国連人権理事会(UNHRC)に出席するなど、国際的な経験を積んできた。これまでの活動で培った国際感覚とネットワークを活かし、現在も国際交流・異文化理解・教育の分野で活動を継続中。

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