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「ディズニーのキャストのお姉さんになりたかったんだ」バレエ一筋から一転、テーマパークダンサーを目指してダンスに打ち込む大学生【ももの・19歳】

「ディズニーのキャストのお姉さんになりたかったんだ」バレエ一筋から一転、テーマパークダンサーを目指してダンスに打ち込む大学生【ももの・19歳】

「気になる10代名鑑」の1122人目は、もものさん(19)。幼少期から打ち込んだクラシックバレエを礎に、テーマパークダンサーという夢を追いかけて地元・群馬から上京、大学でもダンスを専攻しています。「お客さんとゼロ距離で触れ合えるのが楽しいんです」と話すもものさんに活動のきっかけや、印象的だった出来事をくわしく聞いてみました。

もものの活動を知る5つの質問

Q1. プロフィールを教えてください。

テーマパークダンサーになるという夢に向けて踊っています。

地元・群馬から上京して、日本女子体育大学でダンスを専攻しています。クラシックバレエやジャズ、コンテンポラリーなどさまざまなジャンルのダンスを、実技と座学の両方から勉強中です。

テーマパークダンサーの夢は上京してからもっと極めていきたいと思うようになって。いまはshojinラボというコミュニティに所属して、レッスンを受けたり、お仕事で踊る機会に挑戦したりと、どんどん活動も広がってきて楽しいです!

実は、5歳から高校3年生までクラシックバレエに打ち込んでいて。何かしらのかたちでずっと踊りつづけたいと思っていたなかで、バレエの先輩がいまの大学について教えてくれて、この道に進むと決めました。親に『上京して先輩と同じところに入りたい!』と相談してみたら、『やりたいことを突き進めばいいと思う』と応援してくれたんです」

 

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Q2. 活動を始めたきっかけはなんですか?

「テーマパークダンスというジャンルを習い始めたのは、偶然もあります。

大学受験の実技にあたって、高校3年生からバレエ教室以外のスタジオにも通いはじめました。そのときに、自分のスケジュールで通えたのが、このジャンルのレッスンでした。受けてみたら、技、柔軟性、上半身の使い方などバレエの基礎を活かしながら新たな挑戦ができるジャンルだと思ったんです。

それに、ディズニーのパレードやショーを観にいくのが昔から好きだったことも思い出して。キラキラした姿も憧れだし、目線を合わせてハイタッチしてくれたことも嬉しくて。『そうだ、わたしもあんなお姉さんになりたかったんだ』と、このジャンルを強く意識するようになりました」

Q3. 印象的だった出来事は?

御殿場高原時之栖というリゾート施設で、ダンサーとしてショーに出演した経験です。これはshojinラボの選抜から、はじめてプロとして現場に出たお仕事でした。拍手や歓声をステージから直接感じられる瞬間がとても幸せで、また絶対ここに戻ってきたいと思える現場でした。

ショーが終わって楽屋に戻る前には、観てくれたこどもたちが『ステキでした!』と声をかけてくれたり、ハイタッチしてくれたりもしました。ゼロ距離でお客さんと接することができたのも本当に嬉しかったです。この経験を経て、『わたしはこれからプロダンサーとして、観てくれた人の心を動かしたい』と決意しました

 

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Q4. 活動をする中でつらかったことは?

バレエの基礎があるとはいえ、経験の少ないテーマパークダンスを踊りこなすにはまだまだ課題だらけだなと日々反省です。

ヒップホップの要素もあるのですが、バレエとはからだの使い方がまるで違っていて、最初は思うように踊れず……。上京したてのときには母に泣きながら電話していました(笑)。正直、地元ではいちばんだろうと思ってたんですけど、東京に出たら、もう自分がどれだけできてないか思い知らされて。それからは自分に厳しく、練習量でカバーしていこうとレッスンをとにかくこなしています。

先生にも、『エネルギーが一個手前で踊っている』とたびたび指摘されていました。人がいないスタジオで、自分の120パーセントの体感で、『周りをなぎ倒すぞ!』というぐらいの強い気持ちを意識して練習してみたりもします。もともと、かなりの負けず嫌いなところがあるので、こうした経験をバネにして頑張っています」

Q5. 今後の展望は?

将来はテーマパークダンサーとして、自分の踊りで多くの人に笑顔や感動を届けたいです。

なかでもディズニーのエレクトリックパレードのショーが大好きで、いつか踊ってみたいなって。わたしがキャストの人から受け取ってきたように、ダンスの楽しさや表現する喜びを感じてもらい、見る人の心に残る瞬間をつくることが大きな夢です。

ダンサーとしては、どんなジャンルでも踊りこなせるようにもっと努力したいし、表現力ももっといきいきと魅せることが目標なんです。

先生に教わっているのが、『思いやりのあるアームス』、つまりはお客さんに自分の気持ちや愛が伝わるような手の動かし方です。さらに、サッと流すのではなくひとりひとりに話しかけるような重みのある表情、目線……。たくさん研究しがいがあります」

ももののプロフィール

年齢:19歳
出身:群馬県前橋市
所属:日本女子体育大学、shojin entertainment labo
趣味:アニメを見ること
特技:お菓子作り
大切にしている言葉:思いやりと優しさ

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Photo:Nanako Araie
Text:Chihiro Bandome

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Chihiro Bandome

ライター

2003年生まれ、埼玉県出身。上智大学文学部新聞学科在学。自分の目で現場を見て、自分の言葉で人と話して、世界を知っていきたい。大学では、主にニュース記事の執筆を学んでいる。2023年より、ライターとして「気になる10代名鑑」のコンテンツ制作を担当。

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