
2025年8月からアメリカに留学しているAiです。今回は、到着までのドタバタ劇をお話しします。
ニュージャージーまでの最初の大波乱
前回は、渡航準備についてお話ししましたが、今回はいよいよ渡米編。
無事ニュージャージーに到着!……と言いたかったんですが、道中は紆余曲折の連続でした。最初の大波乱はフライトキャンセル(泣)当初予定していた直行便に乗り込んだものの、機内で3時間以上待たされた末にキャンセルになったんです💢
今まで飛行機に乗ったことは何回かありましたが、キャンセルになったのは今回が初めてでとても驚きました。急いで次の便を探したものの、最短でも24時間以降だと言われ、ホテルや送迎のスケジュールは全て崩れることになりました(苦笑)。
当初は27日正午に大学の送迎バスを利用する予定で、前日の午後に着く便とホテルを予約していました。「フライトの遅延も考慮してスケジュールを組んで良かったー!」と、機内で待機中に思った瞬間もありました。しかし……まさか24時間以上遅れると思いますか!? 結局ホテルにはキャンセル連絡もつかず、全額負担でのキャンセル扱いとなってしまいました。
しかも羽田空港を出た頃には、いったん帰宅するための終電もなく、空港内のホテルを探す羽目に。ここで問題なのは、私と同じくフライトキャンセルになった何百人もの人が、全員、次の便と今晩の宿探しをしていること! 運良く空港内のホテルを予約できたので、翌朝便の交渉に向かいました。
再ブッキングの悲劇
しかし、やっとの思いでとれたのは直行便ではなくシカゴ経由の便でした。乗り継ぎ時間がたった2時間!両親やシカゴに住む友人からも「間に合わないよ!」と言われ、不安な気持ちでいっぱいでした。そこでCAさん5名に聞いてみたら、「全然間に合います! 1時間30分の移動想定なので、むしろ余裕!」との答え。ベテランっぽい方の一言を信じ、私は楽観的になっていました……。
そんな私の安堵も束の間、シカゴでの乗り継ぎ、全然3時間もかかるじゃないですか……。なんでー!結局、呆れて苦笑いしながらシカゴで再び便を取り直すことに。WiFiも繋がらず、両親に連絡できないまま疲労だけが積み重なりました。
やっとシカゴに到着!
シカゴからようやくニューアークの空港にたどり着いたと思えば、今度はロストバゲージ。預けていたスーツケースの1つが受け取り場所に届かず、トラッキングすると全く別のターミナルにあるとのこと。
しかしここは日本ではありません!! 謝罪や、「すぐお持ちしますね〜」なんて親切な対応はなく、夜11時でも自分で電車に乗って取りに行かなくてはいけません。……厳しすぎる世の中ですね〜(涙目)。
そしてようやく荷物を受け取れたと思えば、今度はeSIMが上手く動作しない。タクシーを拾うのは安全面で不安があったので、まだ安全で安いと思っていたUberもeSIMがなければ使えず(涙目)必死にeSIMを直そうと何度も問い合わせました。やっとの思いで配車できた時点ですでに午前2時。日付を跨いでこんな夜中に大学まで向かうのは、正直とても怖く、不安でいっぱいでした。
幸いなことに、ドライバーさんはとても気さくでいい人でした。道中は、ずっと会話で盛り上がり、朝の4時、ようやく大学に着きました。ヘトヘトでも徹夜のまま初日のオリエンテーションに参加するしかなく、ため息をつきつつ気持ちを切り替えるしかありませんでした。
そしてこの後、まさかの3度目のトラブルが待っていたのです。そんなドタバタな留学生活を次回もお届けします。
Ai(渡邉亜衣)のプロフィール
北極に魅せられた国際活動家であり、音楽を軸に生きる表現者。17歳で訪れたグリーンランド最北のカナック村での経験をきっかけに、気候変動や地域社会への関心を深め、2023年にはドバイで開催された「COP28」に登壇し、現地の声を国際社会に届けた。音楽の分野では、国内外でライブを企画・出演しながら、社会との接点を模索。現在は国際バカロレアの知見を活かし塾講師として働く一方、大学で自らの活動をさらに深めている。