Fashion&Culture

スマホを置いて手を動かす。初めてのニット作りで感じたアナログの魅力【キヨトカナのLOST IN PASSAGES】

スマホを置いて手を動かす。初めてのニット作りで感じたアナログの魅力【キヨトカナのLOST IN PASSAGES】

画面の外で、手を動かす時間

今の私は、インターネットの画面との時間が本当に長い。大学の授業はパソコンがマストだし、暇さえあれば、スマホを触ってしまう。この記事もスマホで書いているし、趣味で作っているステッカーやコラージュも、パソコンのソフトが必須。

そんな環境にはもう慣れているけど、なんとなく画面ではなくて、手を動かして何かを作りたいなんて思っていた。そこで今回は、文化服装学院に通いながら、ニット作家をしている友達のりんちゃんと編み物をすることに!🧶

 

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編み物はやったことがないけれど、りんちゃんは教えるのも作るのもプロフェッショナルなので、私も気合いが入ります🔥

素材探しから始まるワクワク

まずは毛糸やボタンなどの小物を揃えるために、日暮里繊維街へ初めて突入!🏃

平日だったけど、美容学生から子供のハンドメイドを作るお母さんに、海外の観光客の方まで、色んな層の人がいて驚き。「だれかのために」ニットを編む人も沢山いるんだろうなぁって思ったら、なんか街全体が温かく思えちゃった(笑)

普段は売られている完成品しか見ないから、こんなに素材をたくさん見るのって新鮮!スマホでPinterestを見てアイディアを集めたりすることが多いんだけど、実際にその素材をたくさん目で見て触ると、「こういうの作りたい」っていうアイディアも湧くし、可能性が広がっていく感じが楽しい。

しかも、りんちゃんと話していると、どんどんイメージも湧いてきて、「実際に自分でも作り出せるんだ!」って自信に繋がる気がした🍀*゜

誰かと一緒に作れる喜び

日暮里で素材を揃えた後は、本格的にニット制作開始。🧶。˚✩

今回挑戦したのは「バブーシュカ」っていう三角形のスカーフ!

 

実は私、今まで編み物にチャレンジしてみたことはあったんだけど、結局挫折してばっかり。YouTubeの編み物動画を見て「編み物マスターになろう!」って何回も意気込んだけど、画面上で理解するのが難しくて断念( ; ; )

How to動画ってどのジャンルでも増えててすごく便利だけど、こっちからリアルタイムで聞けないのが悲しいところ。

でも今回は、ニットが得意なりんちゃんが隣で教えてくれて、私の分からないところを一つ一つ噛み砕いて教えてくれた。˚✩

「ここも私前苦戦したんだけど、かなちゃんは初めてでここまでできるのすごいよ!」って褒めてくれて、隣で応援して教えてくれる人がいるのってすごく活力になるんだなって改めて実感した((・・*)

ちょっとずつ進む心地よさ

ニット制作は、自分の手先や力加減がダイレクトにその作品に影響する職人技🤺

スマホの画面はワンタッチで左右対称や整列を簡単に整えられるのは便利だけど、編み物はそう簡単にはいかない。作業が繊細で、途中で投げ出したくなっちゃう時もある。デジタルだと「delete」ですぐ間違いを消せるけど、ニットは自分で丁寧にほどいて再スタート。୨୧

でも、両手が塞がるから、スマホを触りながらとかの「ながら作業」じゃなくて、自然とデジタルデトックスにもなる。友達とも喋りながら編めるから、ゆったりとした時間が流れていく感じが体にも心にも優しい🍒

手作りの価値を実感

フリマでハンドメイドのニット作品を見つけると、作った人に「どうやって編んでるんですか?」ってよく聞いちゃうんだけど、みんな「大変だったのよ〜」ってニコニコ話してくれるんだよね ꪔ̤̮

今回初めて最後までチャレンジして、気持ちが少しだけわかった気がする笑 たくさん時間をかけて完成したバブーシュカは、いつも私が買うものよりも、たっくさん思い出が詰まってる。時間も手間もかかったし、お店に並んでいる商品みたいに全部が綺麗じゃないけど、ある意味個性がダイレクトに出るのがニットならではのいいところ🧶。˚✩

私が苦戦した跡も、少し不器用な跡も、全部思い出。˚✩ ニットをもう少し練習して上達した頃に、この不器用なバブーシュカを見るのもまた違った魅力があるんだろうな。

これからもたまには時間を作って、手を動かして何か作ってみたいな、という気持ち/•᷅‎‎•᷄\੭ ひとつひとつ自分の手で作っていく感覚ってやっぱり楽しい。

今回訪れたのは…

日暮里 繊維商店街

日暮里駅から徒歩5分に位置する、生地や手芸用品を専門とする商店街。
70店舗以上の問屋や小売店が軒を連ねており、プロ向けの高品質な素材から、一般の方々がハンドメイドを楽しむための多様な材料まで、幅広い品揃えが特徴です。

住所:東京都荒川区東日暮里5丁目34−8
営業時間:日暮里繊維公式HPで確認

おでかけ相手

『おしゃれしたいけど、1歩が踏み出せないジレンマを抱えてる人へ届けるワンアイテム』がコンセプトのブランド「Dillema(ヤマアラシのジレンマ)」を設立したニット作家。動物を採り入れたユニークなデザインがポイント。ニットに関しては教えるのも作るのもプロフェッショナル!優しく丁寧に教えてくれる頼もしい先生。

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キヨトカナのプロフィール

東京のはずれにある大学に、実家の車で通う大学3年生。
キャンプと銭湯、愛犬のLINEスタンプづくりが趣味。音楽を聴きながら散歩するのが最高の癒しで、髪色は月に2回はチェンジする

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Text:Kana Kiyoto
Direction:Yukiho Wakao

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