タイムリーな話題から、カルチャー、さらには社会問題まで、さまざまなテーマについて、リアルな10代の声を聞くシリーズ「10代リアルVOICE」。
今回のテーマは、オンラインショッピングについて。メルカリやSHEIN、Qoo10など、ネットでの買い物が当たり前のいま、10代のみんなは、何をどのように使いこなしているのでしょうか？ お気に入りの探し方、こだわりポイント、あるある失敗談まで、リアルな声を集めました！
1. 彩さん「擬音語で検索する、個性派アイテム」
写真に光が差し込む瞬間や木漏れ日など、刻々と変わる景色を作品に落とし込み、学校やグループ展で精力的に作品を発表している18歳。
「メルカリで服を探すのが得意です！
だいぶ使いこなせるようになってきて、最近は『ぷくぷく』とか『キラキラ』みたいな擬音語で検索するのにハマっています。欲しいものの特徴を感覚的なキーワードで検索すると、逆に個性的でかわいい洋服がでてきたりして楽しくて。
掘り出し物も出てくるのでおススメです」
2. アンナさん「Pinterestで見つけた理想をメルカリで探す」
高校の友人とZINEを制作し、小さな挑戦や自分の思いを発信しながら活動中の19歳。
「普段は、あまりネットで買い物をしませんが、メルカリでたまに洋服とかを買っています。
Pinterestで可愛いコーデを見つけたときに、それに似たアイテムをキーワードで検索して、できるだけ安く探すのが定番の使い方です」
3. そらさん「価格とデザイン、どっちも妥協しない。レビューは必ず確認」
『伝え方』を大切にして楽しい舞台づくりを目指しながら、舞台づくりに関わるひと全員が楽しいと感じられるようにサークルを立ち上げた19歳。
「SHEINとQoo10をよく使っています。
SHEINは衣類・靴・カバン、Qoo10は雑貨を買うことが多いです。選ぶときには、まず値段とデザインが、好みかどうか。値段を基準に置きつつも、デザインが好みかでふるいにかけていきます。
サイズがあるかも確認しつつ、レビューにも必ず目を通します。ただ、口コミは賛否両論なので、『悪すぎなければOK』という感覚で、欲しいと思ったら大体すぐに買っちゃいます」
4. 和佐間芽弥さん「出品も購入も、メルカリで気軽に」
社会で声を挙げられないひとに寄り添う小説を書くことを目指し、大学で社会学を学びながら、いまはダンスやアート鑑賞から創作の基盤をつくろうとしている19歳。
「メルカリをよく使っています。
不要になったものを出品したり、欲しいものを安く買ったり。手放そうと思っていたものがお小遣いになるのが嬉しくて、便利に活用しています」
5. 美月さん「ネットショッピングでお得に。限定品の購入も」
高校生のころに拒食症で一時期バレエを離れ、踊りにふたたび向き合うことに決め、3歳から始めたクラシックバレエを軸に、さまざまなジャンルの踊りに挑戦している19歳。
「楽天市場を愛用しています。
楽天会員なので、ポイントを貯めるためにも使っていて、とくにバレエウェアを買うときに見ていますね！バレエウェアは、有名ブランドお店のオンラインショップだと高いけれど、楽天だと小さなお店の可愛いウェアが安く買うこともあって……重宝しています。
あとは、ポイントアップの日を狙っています。同じ商品が何度も出てくるときがあるので、そのときはレビューが書いてある商品をチョイスするようにしていたり、最近では ROYCE’のポテトチップチョコレートを買ったりと。
地方限定でしか買えない商品をオンラインで購入できるのも嬉しいポイントです」
6. かずやさん「失敗しない買い物を意識している」
高校時代のセブ島留学で教育格差に衝撃を受け、カンボジアの子どもたちのために、募金活動や国際協力をテーマとした授業の企画などの活動をしている19歳。
「普段は、Amazonを使っています。
基本的には、一度使ってよかったものや、リピート商品と買うようにしていて。はじめて買うものは、どうしても失敗のリスクがあるので、なるべく実物を店舗でみてから決めることが多いです。
それでも、ネットで買うときには、口コミ・値段・使用頻度などをしっかり考えて選ぶように工夫しています」
7. 本間巴菜さん「レビューを鵜吞みにせずに、しっかり読んで購入」
「好きを大切にしてほしい」という思いを軸に、ダンスのインストラクターとして生徒にダンスを教えたいとダンスや振り付けづくりに力を入れている19歳。
「SHEINやAmazonを使っています。
ダンスの衣装や生活雑貨、グッズ系まで、気になるものがあれば、たまにですが買うことがあります。服や雑貨は、サイズ感をとても重視していて。海外サイトは、レビューを信じすぎると大きすぎることもあるので、しっかり読んでから選ぶようにしています」
8. Kanameさん「お店で選ぶ時間も好き」
誰もが環境問題をじぶんごと化できる世の中を目指し、「社会を変えたい」という一心で、気候変動へのアクションに参加している13歳。
「中学2年生なのでフリマアプリは使っていません。でも、Amazonはよく使っています。
すぐ届くし、必要なものは親に頼んで買ってもらっています！ただ、やっぱり文房具や本は、実際に見て選びたいので、本屋さんや文房具店に行くのが好きです。お店の雰囲気ごと楽しんで選ぶことが、いまのぼくにとっては一番です」
安さ重視？デザイン優先？レビューを読む派？感覚で選ぶ派？ひとりひとりに、それぞれの“買い方のこだわり”があって、その視点の違いがとても面白い回になりました。これからも「10代リアルVOICE」では、10代ならではの視点と、リアルな生活感を届けていきます！
Photo：Nanako Araie
Text：Serina Hirano
