Teenage Realities

デジタルギフトってどう?何がほしいか事前に知りたい?10代のギフト事情【10代リアルVOICE】

デジタルギフトってどう?何がほしいか事前に知りたい?10代のギフト事情【10代リアルVOICE】

タイムリーな話題から、カルチャー、さらには社会問題まで、さまざまなテーマについて、リアルな10代の声を聞くシリーズ10代リアルVOICE

今回のテーマは「ギフト」について。スマホで手軽に贈れるデジタルギフトなどが普及し、ギフトの選び方や贈り方が変わってきているようです。誕生日や記念日など、現代のティーンは、どのようにギフトを贈り合っているのでしょうか。手作りのものに手紙を添えて、という文化はまだ残っているのか、ギフトを贈るときのこだわりや、最近贈ったもの、もらって嬉しかったものまで、4人のティーンに根ほり葉ほり聞いてみました。

1. ゆーなしさん「離れていても気持ちを伝えられる、デジタルギフトは画期的だと思います」

19歳。声優をめざして専門学校に通いながら、炎症性腸疾患(IBD)と過敏性腸症候群(IBS)という難病を広められるよう活動中

「最近では、お酒が好きな父の誕生日に、クラフトビールをプレゼントしました。ひとり暮らしを始めたので、あまり帰省できなくて……直接お祝いできなかったんです。

離れていても、気持ちをこめたメッセージを添えて贈れるデジタルギフトは、画期的だと思います。

特別な日でなくても、ちょっとしたお礼の気持ちを伝える際にも便利で、気軽に贈れるのが魅力的。よく使っています」

疾患を抱えていても暮らしやすい社会になってほしい!難病の理解促進活動をしながら声優デビューを夢見る【ゆーなし・19歳】
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2. 手島美月さん「何がほしいか事前に聞きたい!予算も、話し合って決めています」

18歳。福島県のいわき市を拠点とし、大学に通いながらも地域を盛り上げようと学生団体を設立して活動中。

「プレゼントを贈るときには、相手の趣味に合うものを選ぶようにしています。

相手の好きなブランドやキャラクター、ファッションなどにぴったり合うものを贈りたくて、事前にどんなものがほしいか、聞いておくことが多いです。自分で選ぶこともありますが、趣味やこだわりが強い友達が多くて。

一方的に贈るのではなく、プレゼントし合うことがほとんどなので、予算はお互いで話し合って決めています。恋人なら1~2万円程度で、友達とは、5,000円〜1万円くらいで選んでいますね」

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3. 棚澤直さん「自分の好きなものを渡すようにしています」

17歳。オール・インクルーシブな社会の実現をめざして、イベントを主催やアパレルのプロジェクトに参画しながら活動中。

「プレゼントを贈るときに大切にしていることは、相手の趣味や欲しいものは、あえて考えないことです。

プレゼントには、贈り手の個性やセンスが出ると思っています。相手に合わせることは、自分を抑えるようであまり好きではなくて。ぼくは、ぼくの好きなモノを渡すようにしています。昔はよく、ハンドメイドのアクセサリーや雑貨、植物、本などを渡していました。

下北沢の『東洋百貨店』や『BONUS TRACK』は、個性豊かなものが多くて、おすすめのお店です」

オール・インクルーシブな社会の実現をめざして。海外でもランウェイを歩いたモデル兼イベントプランナー【棚澤直・17歳】
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4. 秀島知永子さん「キーホルダーやハンドメイドのものをプレゼントすることが多いです」

18歳。アプリケーションの力で、普段見えない悩みを共有し、対話の場や政治参加へのきっかけを作る活動中。

「友達の誕生日には、バッグなどに付ける、小さいお人形のキーホルダーをプレゼントしています。渡したものを身につけてもらえてると、すごく嬉しくて。ほかには、手作りのものを渡すこともありますね。

今年の誕生日は、友達ふたりからアイシャドウをもらいました。化粧品は、好みもあると思うんですけど、自分じゃ買わないものをプレゼントしてもらえたりするので、新鮮で嬉しいです」

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デジタルギフトから、ハンドメイドのプレゼントまで、いろんな方法で相手に感謝やお祝いの気持ちを伝えていることがわかりました。離れていてもメッセージを添えてギフトを送ることができるデジタルギフトは、現代のティーンにとっても、画期的で便利な贈り方のようです。相手のことを思って、さまざまな形で気持ちを込めたギフトをチョイスしているティーンの姿を、これからも追っていきたいですね。

 

Photo:Nanako Araie
Text:Serina Hirano

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Serina Hirano

エディター/ライター

東京と静岡の二拠点生活。現代を懸命に生きている若者を応援するため、フパラレルワーカーとして活躍中。インタビュー記事を基点とし、学生やスターアップ企業、まちづくりまで幅広く活動しています。ライター兼ディレクターとして、2024年からsteenzに携わる。

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