2024.09.22 Teen's Snapshots

つくば市の魅力をたくさんの人にとどけたい！地元愛にあふれたSNSメディアを運営する高校生【塩谷祐秀・18歳】

「気になる10代名鑑」の775人目は、塩谷祐秀ゆうほさん（18）。生まれ育ったつくば市の魅力を、SNSなどを通じて多くの人に伝える活動をしています。自分と同じように、もっと中学生や高校生が地元に関心や愛着をもってもらえるように活動しているという塩谷さんに、詳しいアクションの内容やこれからの目標について、聞いてみました。

塩谷裕秀の活動を知る5つの質問

Q1.いま、いちばん力を入れている活動は？

「地元であるつくば市の魅力をたくさんの人に伝えるために、イベントの参加や、SNSを使った発信などの活動をしています。小さいときからつくば市が大好きで、小学6年生から、つくばの魅力を伝える活動を始めました。はじめは趣味程度にやっていたのですが、続けているうちに、見てくれる方も増えてきて。街中で声をかけられたり、お店やイベントの宣伝依頼が来たり、ラジオなどの出演依頼が来たりするようになりました。

つくば市って、JAXAの筑波宇宙センターや研究所、大学などの研究、教育機関がたくさんあるサイエンスシティなところが大きな魅力だと思います。学術的なイベントも多く、大学生や研究者などが集まって盛り上がります。また、筑波山など自然もあふれていて、科学と自然との調和がとれていてとても好きです。また、最近では、商業施設や公園がさらに増え、再開発が進んでいて、人口もすごい増加していて、つくばが活気にあふれています。

いまでは、『つくばの魅力を伝える』というのがライフワークになっています」

この投稿をInstagramで見る

ゆうほ(@yuho_11298)がシェアした投稿

Q2. どんなことをテーマに活動をおこなっていますか？

「地元愛をもった中高生を増やすことをビジョンに掲げています。大学生は地元へ愛着がある　人の割合が高いというデータがあるのですが、中高生はそこまで高くないという印象があって。ずっと住んでいると、なかなか自分の住む場所の魅力というのはわかりにくいし、『都会に早く出たい』という声を聞くと、もっと地元の魅力を知ってほしいなと感じます。

自分の住んでいる地域への興味をもつことで、歴史や地理などに詳しくなったり、イベントやお店などの情報がわかったりなど日々の生活を豊かになると思いますし、地元愛は行政への関心も高め、若者の投票率にもつながってくるのではないかと思っているので、もっと発信をしていきたいです」

Q3. 活動するうえで、大切にしていることは？

「公平性を保ちながら、自分の意見も交えて発信することです。

情報発信をする立場として、公平性を保つのは当然のことだと思いますし、特に、地域の生活に根付いた発信をしているので、そこに差や偏見があってはならないと思っています。とはいえ、賛否両論あるようなテーマのときは、自分の意見も主張しながら発信をしています。最近では、つくばエクスプレスの県内延伸の話題であったり、洞峰公園をめぐる行政の意見対立などがありました。

発信した内容について、反対意見がくることもありますが、それも含めて自分の意見・考え方も日々アップデートしています」

この投稿をInstagramで見る

ゆうほ(@yuho_11298)がシェアした投稿

Q4. 新しく挑戦していることはありますか？

「昨年の12月に行われた『Global Gateway Academy』というビジネスアイディアコンテストで、日本の難民受け入れや空き家問題にアプローチした活動を提案して最優秀賞をいただきました。それをきっかけに、空き家問題や難民問題、農家の不足問題に『Flower Map』という活動を行っています。

いまは、アイディアの実現に向けて、企業の方との話し合いやプレゼン、意見交換など、情報の収集・整理をおこなっている段階です。自分たちのアイディアが形になっていくというのは、高校生ではなかなかできない経験だと思うので、実現に向けて、引き続き頑張っていきたいと思います」