タイムリーな話題から、カルチャー、さらには社会問題まで、さまざまなテーマについて、リアルな10代の声を聞くシリーズ「10代リアルVOICE」。
今回のテーマは「香水」などの香りアイテムについて。海外に比べると、日本人は香水についての関心や興味が薄いといわれていましたが、Z世代は他の世代に比べると、香水に関心が高いという記事をよく見かけます。実際、ブランドの新作フレグランスの発売に行列ができたり、人気のブランドが生まれているという事実も。そこで今回は、いまを生きるリアルな10代に、そもそも香水に興味があるのかや、その選び方なども含めて、根掘り葉掘り聞いてみました。
1. 加藤実希さん「香りで時間が戻るような感覚があります」
「香りにはすごく敏感で、『この香り、どこかで嗅いだことある!』と思うくらい、わたしにとって大事なものです。嗅いだだけで時間を戻せるような感覚もあって、香水は大好きな存在です
いまは使っているのはcoachの香水です。普段は飲食のアルバイトをしているのでつけていないですが、遊びに行くときや気合いを入れたいなと思うときには、香水を必ずつけていきます」
2. あべいあるなさん「匂いの強いものはストレスに感じます」
「香りへのこだわりは特にないですね。香水も、匂いが強すぐるものは少しストレスになってしまうので、あまり使いたくないです。香水を選んだり、香水屋さんに行くだけでも頭が痛くなってしまう感覚があって、足が遠のきます。
香りが弱いものであれば、使いたいなと思います」
3. 黒澤諒さん「まわりと差をつけたくてミルクティーのオーデコロンを使っています」
「香水には関心ながあります。いまはいろいろな種類を使い分けてはいるわけではありませんが、いつかは季節によって使い分けられるくらいになりたいです。
いま使っているのは、ミルクティーの香りがするオーデコロンです。男子校ということもあって、汗臭い匂いに包まれることが多くて……(笑)。少しでも快適に過ごそうとい気持ちもあったり、まわりと差をつけたいなどの理由で選びました」
4. 佐藤綾音さん「ハンドクリームやボディクリームで楽しんでいます」
「香水はつけていません。でも、柔軟剤を近くで嗅いだくらいの、ほんのり柔らかい香りは気に入っています。冬の乾燥する時期に、ハンドクリームやボディクリームをつけて、甘めの香りを楽しんでいます。
好きなモデルの香音さんがおすすめしていたDianeも、一時期使っていました」
香水が苦手という声もありましたが、自己表現をするためのツールや気持ちを表す手段として、香りを好む傾向もあるようです。香水だけではなく、ハンドクリームやオーデコロンといった、さまざまなアイテムを自分なりに選びながら、香りを楽しんでいるようでした。
Photo:Eri Miura、Nanako Araie
Text:Serina Hirano