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アフリカのカジノは中国人でいっぱい?アフリカ各国で楽しまれているレジャーを大調査【Steenz Breaking News】

アフリカのカジノは中国人でいっぱい?アフリカ各国で楽しまれているレジャーを大調査【Steenz Breaking News】

世の中にあふれる情報から、10代が知っておくべき話題をお届けする「Steenz Breaking News」。今日は、アフリカ各国での娯楽やレジャーについて。アフリカ在住のライターがレポートします。

セネガルの不動産屋のカジノ遊び

前回の記事から引き続き、アフリカの各国で、どんなことが娯楽として親しまれているかについて、アフリカで暮らすわたしが直接見たり、体験したものをご紹介していきます。今回は、セネガルと南アフリカで、異なった生活を営む人々が、どんなふうに遊んでいるのか、お伝えしていきますね。

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西アフリカ最大の経済都市であるセネガル。首都・ダカールは、大型ショッピングモールや高級ホテルが立ち並び、アフリカの中でも発展した都市のひとつです。観光や出張目的で訪れる外国人が多く、富裕層向けの娯楽が豊富にある印象を受けました。

セネガルで不動産屋を経営する友人に話を聞くと、娯楽といえばカジノだそう。カジノといえば、富裕層や向けのレジャーで、ドレスコードなども設けられているイメージが強いですが、実際にセネガルのカジノを訪れてみると、ジャージ姿の中国人でいっぱいでした。

現地人によると、カジノは政府の外貨稼ぎのために建てられたもので、大半の顧客はビジネスでセネガルに滞在している中国人なのだそうです。そもそも、カジノで遊べるほどの経済力をもった現地人は少なく、中には現地人の利用を禁止しているカジノもあるようです。

若者にはプールが大人気

セネガルの夏は長く、気温が30度を超える日が何日も続くときがあります。一般家庭ではクーラーが設置されていないところも多いので、暑さをしのぐために若者の間ではプールが人気でした。

セネガルの人気の観光スポットである「ピンクの湖」。プランクトンや藻によってピンク色に染まることで有名で、近隣の高級ホテルには、多くの外国人観光客が滞在しています。

一方、リーズナブルなゲストハウスでは、一般向けにプールを開放しているところが多く、現地人で賑わっていました。ショッピングや映画館に行くよりも安価で済むため、大学生のグループやカップルが多く利用しているそうです。

南アフリカの富裕層のBBQパーティー

南アフリカ共和国の最大都市、ヨハネスブルクの富裕層が住むエリアでは、休日に BBQが楽しまれています。 ヨハネスブルクは経済都市で移民も多く、わたしが訪れたBBQにも、ジンバブエやボツワナ、モザンビークからのグループが集まっていました。

テーブルに並んでいたのは、BBQ用のラム肉や豚肉、ワインやチーズなど盛りだくさん。南アフリカで人気の高い『アマピアノ』というダンスミュージックを聴きながら、ワインを嗜むのが休日の楽しみだといいます。

治安があまり良くないヨハネスブルクでは、娯楽を求めて外に出かけるよりも、ホームパーティが人気のよう。友人も毎週末、家に人を招いていると話していました。

多様化するアフリカ各国の娯楽

今回は、BBQやプールなど、日本でも馴染みのある娯楽について紹介しました。以前のアフリカでは、カジノや映画といったお金のかかる娯楽は、現地の人は楽しむことができず、もっぱら外国人向けのものという、不均衡な状態にありました。

ただし最近では、現地人でもそうした娯楽を楽しむ人が増えてきているように感じます。中にはごく稀ですが、バカンスを楽しみにヨーロッパに渡航する富裕層もいるのだそう。経済発展が進むアフリカでは、近い将来、さまざまな娯楽が一般的になっていくかもしれませんね。

TextHao Kanayama

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Hao Kanayama

ライター

16歳、初アフリカ大陸上陸。19歳、アフリカ10か国放浪。20歳、ウガンダ移住。ウガンダの現地の会社とNGOの職員として、ストリートチルドレン、シングルマザー、薬物中毒者、孤児の支援を行う。不条理で不都合な世界だけど、その先にある希望を求めて歩き続ける、アフリカの人々の暮らしをわたしの目線から伝え続けたい。少数民族と木登りとテクノがスキ。

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