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武蔵野大学が世界初の「ウェルビーイング学部」を開設。ウェルビーイングについて考えてみよう【Steenz Breaking News】

武蔵野大学が世界初の「ウェルビーイング学部」を開設。ウェルビーイングについて考えてみよう【Steenz Breaking News】

世の中にあふれる情報から、10代が知っておくべき話題をお届けする、「Steenz Breaking News」。今日は、武蔵野大学が開設した「ウェルビーイング学部」についてご紹介します。

2024年4月、武蔵野大学がウェルビーイング学部を開設

「ウェルビーイング」とは、「Well(よい)」と「Being(状態)」が組み合わさった言葉で、個人および社会が、心身ともに満たされた健康的な状態を表す言葉です。

2024年4月、武蔵野大学ではそんなウェルビーイングを学ぶ「ウェルビーイング学部」が開設されます。この学部では、基礎を学ぶ基盤科目群と、幸せな自己と世界を探究する科目群、そして幸せな未来を創造する科目群の3つから構成されています。幸せ・生きがい・安心・福祉・健康・平和などの基本的な知識に加えて、さまざまなフィールドワークがあるのが、ウェルビーイング学部の特徴です。

また企業などでの実習や、海外での短期留学も可能です。入学定員は80名、2年次編入学定員10名(収容定員350名)です。日本だけでなく、海外のウェルビーイングを身をもって経験できるということで、注目が集まっています。

世界中で注目されている「ウェルビーイング」。導入企業も増加中

近年では2021年の世界経済フォーラム(ダボス会議)や経済協力開発機構(OECD)が立ち上げたプロジェクト「Education2030(教育2030)」の中に、幸福やウェルビーイングといった言葉が登場し、注目を集めました。

また、ウェルビーイングを重視する企業も増えています。例えばグーグルでは「プロジェクト・アリストテレス」という取り組みを実施。従業員の心理的安全性の高いチームづくりが、生産性を高めるという調査結果もあります。

日本企業でも取り組みが実施されています。食品大手メーカー・味の素では、2014年度に「Work@A~味の素流「働き方改革」~」というプロジェクトを立ち上げ、スーパーフレックスタイム制度や時間単位有給休暇などの導入を行いました。また健康に配慮した社員食堂メニューや、味の素グループの「吸わない会社」宣言で、社内の喫煙リスクや受動喫煙リスクの最小化にも取り組んでいます。

ウェルビーイングについて考えてみよう

今後、ますます注目されるであろう「ウェルビーイング」。新型コロナウイルスの拡大により、世の中は経済的・物理的豊かさから、心の豊かさが重視されるようになりました。今後も、この動きは加速すると考えられます。

心身ともに健やかで、自分らしい生き方をするためにも、ウェルビーイングは重要です。また、ビジネスや社会においても、よい影響をもたらすと考えられています。「自分にとってのウェルビーイングってなんだろう」と、少し考えてみてはいかがでしょうか。ひとりひとりのウェルビーイングが、世界をよりよいものに変えていく鍵になるかもしれません。

Reference:
厚生労働省「人口減少・社会構造の変化の中で、ウェル・ビーイングの向上と生産性向上の好循環、多様な活躍に向けて」

Text:Tommy

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Tommy

ライター

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